理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2017年 よい年をお迎えください

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気がつけば今年もお仕舞い。

今年は。

今年も。

色々な練習に挑戦しました。

会員さんたちも。

層を重ねるように。

できることが増えていっていて。

それと共に。

挑戦できる。

練習内容も増えてきています。

これを繰り返して。

気がつけば。

以前とは違う景色。

以前とは違う場所に。

立っていられると。

面白いなと思います。

兎にも角にも。

皆々様が。

よい年をお迎えいただければ。

これ幸い。

来年もよろしくお願いいたします。

再見!

2017年12月10日(日) 練習日誌③ 単純に腕を投げ当てる

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腕の重さを単純に感じるために。

パンチミットに対して。

腕を放り投げて当ててみる。

だらりと腕の力を抜いて。

身体で揺らして放ってみる。

放物線を描きながら。

その延長上にミットがこれば。

重さが相手に伝わるのだけれど。

いくつかの理由で。

慣れない内は。

重さを伝えることに失敗する。

例えば。

ミットに到達する前に。

自分の肩や背中で威力を止めてしまうこと。

腕が伸び切ろうとすると。

その腕を支えてしまう。

すると。

上腕以降の重さくらいしか使えず。

また。

運動もそこで止められてしまう。

他には。

ミットに当たったところで。

拳や腕を固めてしまう。

これも。

衝撃に備えようとしまうため。

できれば。

ミットに拳が当たっても。

後から来る前腕や上腕を邪魔しないように。

手首や肘がゆるゆると。

軽く曲がるくらいがちょうどよい。

流れを止めているのは。

ほとんど自分の癖だったりするので。

それを知るのも大事なこと。

そんな練習の一幕でした。

2017年12月10日(日) 練習日誌② 体重は掛けずに慣性を伝える

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三日月返しと水月返しの締めくくり。

顎先と首筋を打ったら。

前に出ている相手の膝裏から。

前方に向けて蹴りこむ。

もしくは。

鳩尾と天柱を打ったら。

膝蹴りを再び鳩尾に向けて。

そのまま下に潰しこむ。

いずれも。

最後は下向きの力を掛けるのだけれど。

上の位置を取ると。

つい。

下向きに体重を掛けたくなる。

けれど。

体重を掛ける行為は。

その体重を支える行為に繋がって。

その結果。

末端ではじめに支えとなる。

抵抗を作ることになる。

すると。

相手に体重は多少掛かるものの。

末端から反作用も掛かるので。

その反作用に耐えるために。

自分の体重は幾らか使われてしまう。

なので。

重さは自分で制御できるところで。

浮き身になることで。

少し下向きに移動させ。

その慣性を末端までの動きで相手に伝える。

成功すると。

結構な勢いで。

地面に潰れてしまうので。

加減に注意。

そんな練習の一幕でした。

2017年12月10日(日) 練習日誌① 返す刀で逆から打つ

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三日月返しと水月返しの練習の続き。

顎横。

鳩尾。

それぞれを振り打ったら。

体幹の回転を切り返す動きで。

軽く。

小さく。

肘を突き上げる。

打点の拳はあまり動かさず。

そして。

すぐさま肩回りの筋肉を緩めて。

肘が再び脇に収まる動きで。

拳を。

相手への打点を迂回するように。

相手の裏に滑り込ませて。

打ち抜く。

顎横から首筋へ。

鳩尾から後頭部の天柱へ。

相手は。

一方を打たれたと思ったら。

次の瞬間には。

他方を同じ手で打たれるという。

理解し難い状態になる。

その速さを体感するために。

空中に手を置いてもらって。

それを表と裏から打ってみる。

掌に衝撃を受けている間に。

手の甲側からも衝撃を受ける。

その挟み込みに。

驚きを隠せない。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2018年1月13日(土)

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愛知の練習予定日です。

日付 2018年1月13日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年1月27日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年2月10日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年11月26日(日) 練習日誌③ 掌打と沈墜と

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両足を開く。

浮き身からの沈墜を使った遊び。

かめはめ波だとか。

波動拳ぽいことをしてみる。

腰に両手を揃えて。

正中線の撚りを使って。

両手を揃えたまま。

前方に掌打を放つ。

正中線の撚り返しも使うことで。

両肘が身体に小さく折り畳まれて。

両の掌が前方に推し出される。

これだけでも。

相手を退け崩すことはできるけれど。

ここに。

もう一工夫を加える。

相手に。

両掌が到達する頃に。

両足を開く要領で。

浮き身からの沈墜を掛ける。

慣れてこれば。

見た目ではわからない程度に小さくできる。

すると。

掌が触れたところから。

落下の慣性も加わることで。

耐えるための。

相手の腰が砕けつつ。

正中線を撚って得た慣性も加わって。

相手は。

背中と腰から。

後方に引かれるように弾け飛ぶ。

ちょっとした遊びだけれど。

案外。

様々な身体操作が収まっていて。

いい練習だったりする。

そんな練習の一幕でした。

2017年11月26日(日) 練習日誌② 水月返しと三日月返し

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テニスのフォアハンドとバックハンドの動きを利用して。

少林寺拳法の。

水月返しと三日月返しに取り組んでみる。

ここでは。

正中線の撚りを。

一往復半使う。

左足を前にしたところで。

相手が打ち込んでくるのに対し。

右に撚りを掛けて。

前手である左腕を。

右方に動かす。

この腕で。

相手の打ち手を絡める。

そこから。

左に撚りを掛けて。

左腕の先端を加速させて。

相手をさらにのめらしたら。

右腕を肩、肘、手首と。

両腕が交錯するように振り出す。

最後に。

再び右に撚りを掛けて。

右手の先端に衝撃を伝える。

相手の構えによって。

顎先を狙って三日月返しとするか。

鳩尾を狙って水月返しとするか。

趣向は異なるものの。

ここでは細かなところは置いておいて。

ひとつの身の遣い方で。

両腕が同時にばらばらに動く感覚を養う。

加えて。

きちんと中国拳法として。

腕の振り出しではなく。

肘から小さく入って。

縦に前腕を振るう。

蟷螂拳の劈(へき)に繋げて。

地面に伏せさせる練習も加えた。

そんな練習の一幕でした。

2017年11月26日(日) 練習日誌① フォアハンドとバックハンド

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正中線を撚る練習から。

バットを振る復習をして。

同じように。

テニスの。

フォアハンドと。

バックハンドにも挑戦する。

今度は片手ずつ。

とはいっても。

やることは変わらず。

正中線を撚って。

それに引き摺られるように。

肩。

肘。

手首と。

順に動いていく。

片手を。

正面から。

足を前後に。

両手で押さえていても。

正中線を撚り始めると。

背中や。

腰から。

後方に退かされてしまう。

フォアハンドであれば。

正面から顔面をはたくように。

バックハンドであれば。

横を通り過ぎざま同じく顔面を薙ぐように。

身体の中の。

小さな動きで。

末端を弾くような動きが作り出せる。

そんな練習の一幕でした。

2017年11月25日(土) 練習日誌③ 撚りと逆の撚りと

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身体の撚りを使って楼膝拗歩(ろうしつようほ)を練習。

前足が地面に着いたところから。

身体を左に撚ることで。

左腕が。

肩。

肘を先行させて。

指先が最も遅れるように動かしていく。

それだけだと。

右腕は。

肘が前に出ていくだけで。

なので。

左への撚りを。

途中から右への撚りに切り替える。

とはいえ。

そこまで能動的に切り替える必要はなく。

それまでの動きを。

止めてあげるだけでいい。

その減速によって。

左腕は。

膝前を通って脇後方に。

右腕は。

肩。

肘の引きで。

掌が前方に出ていく。

これらの動きを。

簡単に試行。

相手にお腹辺りを右腕で衝いてもらって。

左腕を上から乗せるようにして。

動きを掛ける。

そっと乗った腕につられて。

相手は態勢を崩しながら。

その後の右掌で。

顔面横を煽られて。

そのまま地面に倒れ伏せられる。

それほど衝撃を感じない故に。

止めることもまた難しい。

そんな練習の一幕でした。

2017年11月25日(土) 練習日誌② 撚り続けて膝行する

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片手投げの作法の中で。

歩かず歩き。

蹴らずに進む練習を混ぜる。

正中線を撚って。

右足の踵を軸に前足底を回す。

身が捩れてきて。

左足の跨の力を緩めると。

左膝が倒れて右膝の裏に寄ってくる。

右足の前足底の回転を止めると。

その回転は。

左足が右足を軸に回転し始めて。

前方に出ていく。

そのまま続けると。

自然と相手の懐の前に歩み出て。

そのまま。

右の跨も緩めると。

左膝をついた立ち膝になる。

それでも撚りを止めなければ。

左膝を中心に。

右足が回転して抜けて。

相手の横を抜けるような軌道になる。

この。

留まることのない移動は。

相手に伝わる慣性となって。

節目のない動きは。

堪えるための捉えも許さない。

合気道だと。

膝行と呼ばれるような動きに似る。

撚りの動きひとつで。

相手の腕の絡めと。

進行による崩し。

両方が成立して。

相手はなすすべなく床に放り出される。

あまり焦ってやると。

うっかり事故になる恐れがあるので。

ほどほどにするべしだ。

そんな練習の一幕でした。

2017年11月25日(土) 練習日誌① 正中線の撚りからの片手投げ

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正中線を撚(よ)る練習から。

右足同士を前に。

右手を相手の右手が掴む。

交差捕りの状態。

ここで。

正中線を右に撚る。

その撚りによって。

少し遅れて。

鎖骨と肩甲骨が移動し。

力の緩めによって。

肘が外に張り出し。

最後に。

手首が折れて。

指先が動き出す。

すると。

手首を掴んでいた相手が。

こちらの動きに繋がって。

不意に。

前にのめってくる。

そのまま。

正中線の撚りを続けて。

相手に背を向けながら。

相手の懐に入り込むと。

少林寺拳法の片手投げという技になる。

途中。

相手の手を潜るのだけれど。

腕を上げる動作は。

正中線の撚りから生まれていないので。

どちらかというと。

身を下げるときに。

脇の力を緩めて。

腕を置いていくようにして潜っていく。

腕の力でやろうとすると。

相手はすぐに察知して。

重心を後ろに下げてしまうけれど。

正中線の撚りから始めると。

察知する頃には。

すでに崩れ始めているので。

止めること能わずとなってしまう。

気づくころにはもう遅い。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年12月23日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2017年12月23日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年11月11日(土) 練習日誌③ 体幹の捻じりと蟷螂の足と

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大木の捻じりの。

正中線の撚りから。

足を前後に立って。

後ろ足の。

膝を緩めていくと。

膝頭が。

前足の膝裏に寄ってくる。

そのまま撚りて。

蟷螂の尾のごとく。

跨を緩めて。

浮き身になれば。

両足のどちらも軸にならずに。

後ろ足を。

前方に持ってくるように。

回旋することができる。

足が回旋で振り出されたら。

正中線の撚りを反転させると。

各関節の戻りによって。

つま先が立つように。

踵が押し出されるように。

蟷螂拳の揪腿(しゅうたい)が放たれる。

地面を蹴って移動することなく。

身一つの。

翻りで。

下段への足の振りが振舞われる。

試しに。

相手の前足に。

引っ掛けてみれば。

大きな衝撃を受けるわけでもないのに。

膝や腰が。

均衡を崩したように。

力が抜けて屈曲する。

上体への慣性の入力ではなく。

下半身からの慣性の入力は。

また一味違った感覚がある。

そんな練習の一幕でした。

2017年11月11日(土) 練習日誌② 体幹の捻じりと交差の手と

Permalink:

大木を捻じる練習から。

頭上からみて。

時計回りに。

正中線を撚っていく。

それに合わせて。

それに遅れるように。

両の肘が。

右方へ曲げられていく。

右肘は上がり目で水平に。

左肘は下りて立てられるように。

腕の屈伸で形を作るのではなく。

身体内部の撚り合わせで。

自然と赴くままに。

試しに。

相手に右腕を掴んでもらって。

正中線の撚りを掛ける。

反作用のない。

腕の移動に乗せられて。

相手は前のめりに。

掴んだ腕が伸ばされて。

立てられた左前腕に捉えられる。

そこは。

梃子で関節が極まるというよりも。

右と左。

その交差する力で。

身体が流されていくよう。

加えて。

相手が突き込んでもらって。

同じように。

正中線の撚りで腕を操り。

突き出した腕に触れる。

ただ。

触れる。

それだけで。

突きの軌道というよりも。

身体の軌道が逸らされて。

相手に背中を向けるほど。

引っくり返されてしまう。

後は。

慌てて走って逃げるか。

地面に捻り逃げるかできる程度。

そんな練習の一幕でした。

2017年11月11日(土) 練習日誌① 下がりて腕は上がらざりて

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正中線を立てながら下りる練習。

骨盤。

胸郭。

頭骨。

それぞれを。

回転を使いながら。

積み木のようではなく。

釣瓶のように。

正中線を引き延ばしながら。

下ろしていく。

その効果を確認するために。

前に立ってもらった。

相手の肩に。

両手を置いて。

ゆっくり下がっていく。

上手くいけば。

自分の降下に従って。

相手も膝を屈していく。

けれど。

肩に乗せた両の腕を。

自分の降下に合わせて。

持ち上げてしまうと。

相手に慣性が伝わらない。

そうと。

わかっていても。

相手との衝突を避けるように。

無意識で。

腕を持ち上げてしまう。

なので。

太極拳の起式を意識して。

自分が降りながら。

肩回り。

肘回りの力を。

さらに緩めるようにしていく。

套路として。

形を守っていれば。

套路としての振る舞いの方が。

上手くできるときも多くある。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年12月16日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2017年12月16日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

練習予定:2017年12月10日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2017年12月10日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2017年12月23日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年11月5日(日) 練習日誌③ 羽ばたきを中心から

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大木を捻じる意念の練習から。

形意拳の鶏形の起式へつなげる。

身体を分割して。

丁寧に練習してきた動きを。

正中線の捻じりからの。

より連続的な動きに変換する。

閉足で。

直立した状態から。

跨の力を緩めて。

身を低くしながら。

正中線を撚っていく。

低身の代わりに。

相対的に上がった両腕が。

正中線の捻じりで。

肘から動かされて。

掌に先行した。

手首の動きと相まって。

鶏の羽ばたきのように。

身体の前を捌き散らす。

そこからは。

大木を捻じるのではなく。

大木をそのまま真上に引き抜く意念で。

肘。

手首と。

上方に腕が跳ね上げられる。

指先は。

ずっと地面に向いて。

上がった腕が。

再度落ちるときに。

天を向き直す。

大木の引き抜きは。

梃子を使うように自分の後方に折るのではなくて。

正に天に向けるよう注意。

試しに。

掴みかかってくる相手に。

軽く羽ばたきを掛けると。

下方への慣性も相まって。

地面に向かって。

打ち捨てられる。

そんな練習の一幕でした。

2017年11月5日(日) 練習日誌② 眼前で翻って一本背負い

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大木の捻じりから。

バットの振りで。

体幹から末端を操作することに慣れたら。

相手の腕を掴んで。

能動的に捻じりを掛けてみる。

左手で。

相手の左手首を掴んで。

右手は。

相手の左襟の場所。

掴んでも添えるだけでも。

そこから。

体幹の捻じりを掛けていく。

できるのであれば。

相手の正面で並行立ちから。

でも練習の効果確認としてなので。

一歩右足を出したところから。

ひとまず挑戦してみる。

正中線の捻じりを掛けて。

相手に触れている。

末端はなるべく留めておく。

留めるといっても。

自然に各関節の緩めで成り立たせるだけ。

すると。

接触点は動いていないものの。

相手には慣性が伝わっていっていて。

相手が自分の背を見る頃には。

浮かされて抵抗できない状態になっている。

重心を下げて耐えることもできない。

また。

バット振りよろしく。

肘は自然に畳まれていて。

身体の近くに引き寄せる効果もある。

なので。

一本背負いも。

右手は相手の上腕を掴むというよりも。

相手の右の肩甲骨を。

背中側から触る方がより自然な形になる。

引っこ抜かれないように。

腰を落として切ろうとするも。

拍子が捉えられずに。

あえなく振り捨てられる。

そんな練習の一幕でした。

2017年11月5日(日) 練習日誌① バット振りをモチーフに

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身体の中心から動くことの練習。

先日仕入れてきた意念を早速活用。

両腕で抱えきれない大木を抱いて。

大木を中心から捻じり回す。

思いと。

臨場感。

それに身体を反応させる。

まずは。

それで身体の中心から動けるようにしたら。

これに加えて。

末端を最後に動かすように微調整。

なるべく。

両手を動かさないように意識。

すると。

大木を捻じろうとしつつ。

手は動かないので。

鎖骨や。

肘。

両腕がつぶれるように動く。

その結果。

見た目としては。

両肘が捻じりの方向に合わせて。

先攻して送り出されていく。

これを。

大木の抱えではなくて。

片手の位置はそのままに。

もう片手を維持した片手に添えてやると。

バットを構えた形になる。

この状態で。

同じように正中線から動き出す。

バットに先行して。

腰が入り。

肘が入り。

腕が畳まれた状態になって。

バットが寝かされるようにスイングされる。

お試しとして。

前から両手を押さえても。

押さえは関係ないかの如く。

ボールの代わりに。

人が打ち返されて跳ね返される。

そんな練習の一幕でした。

2017年10月22日(日) 研勢塾合宿⑨ 浮きて跳ねて弾かせて

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研勢塾の合宿2日目2コマ目のその2。

ナイハンチの型の残り。

右肩甲骨を重さに任せたら。

左肩が前方に引かれる。

そこから正中線を張り直すと。

左手は上段への打ち込み。

右手は下段への打ち下げと。

夫婦手と呼ばれるような。

両腕の別働同時の動きができる。

相手の中段を。

打ち下げで払いながら。

上段を打ち込んだりできるのだろう。

加えて。

打ち込んだ左の。

肩甲骨を回し込み。

上段をもう一度打ち込みなおす。

拳の位置をなるべく変えないことで。

体幹の操作を優先させる。

これも対人で確認。

相手の打ち込みに対して。

拳の進行を阻むように。

自分の拳を位置させて。

肩甲骨をひと回し。

その慣性で。

相手の突きが逸らされて。

そのまま同じ左手で。

突き返しができる。


そこからは。

波返しと呼ばれる。

浮き身を使った身体操作に移る。

これは。

肩幅をやや超えるほど並行立ちした状態から。

浮き身を使いながら。

片足を跳ねて。

反対側の足の腿辺りに触れるという動き。

跨の操作で。

浮き身になり。

同じく。

跨の操作で。

足を跳ねる。

地面を蹴る力を利用すると。

頭の高さ。

頭の位置が。

ずれてしまう。

それよりも。

浮き身ではなく。

蹴り上げで浮いてしまうと。

鈍重な動きで力のない身体の状態になってしまう。


そして。

ここでの浮き身は。

足を跳ねるために。

跨の操作も偏りがある。

その偏りは。

足を上げた側への推進を内包して。

足の着地と共に。

その推進が発する前に止められることで。

上体が弾かれるように転回する力を生み出す。

左右への波返しと。

転回をして。

諸手突きを身体の伸張反射と操作で繰り出したら。

ナイハンチの片道が終了。

型としては左右対称の往復をして締めとなる。

2日間での駆け足での学習だったけれど。

畳2畳ほどの場所があればできて。

さまざまな要素が練られるので。

とても優れた型だと思う。

また練習の中にも取り入れていきたい。


というところで。

合宿の全工程が終了。

とってもスパイシーなカレーをまた食べに。

また来年の開催を願って止まない。

辛いのは苦手なのだけれど…。

それが癖になったりする…かな。

合宿の幕引き。

合宿参加の皆さんありがとうございました。

指導いただいた川村先生にも感謝の至りである。

そんな合宿の一幕でした。

2017年10月22日(日) 研勢塾合宿⑧ 骨の重さと重さの移ろいと

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研勢塾の合宿2日目2コマ目。

初日に引き続いてナイハンチの続き。

右鉤突きの形から。

左足の支えを緩めて。

左方に寄りつつ。

右拳が進まないように。

肩の力を緩めて。

右腕は垂れさせる。

そうして。

下丹田。

中丹田を順に左方に回して。

始めと同じように。

左方へ重さを移ろわせていく。

一歩進んだ右足に。

巻き付くように左足を転回して。

円當を作りながら正中線を出す。

その肩甲骨の寄りで。

右腕は寸勁のように。

軽くその場で打ち震える。


ここまでの流れを。

相手と組んで使ってみる。

簡単にするために。

型では一歩進んでいるところは省略して。

右腕を掴んでもらって行ってみる。

型の手順を。

きちんとなぞられれば。

右腕を掴んだ相手は。

振り回されるように崩されてしまう。


さらにその先。

右の肩甲骨を。

その重さで落下させる。

それを支えている。

或いは行先を阻んでいる。

筋肉を緩め退かすようにして。

それから。

肘。

拳の順に。

腕を下方に落とせしむ。

これも。

右腕を相手に掴んでもらって。

力の緩めだけで行えられれば。

突然。

支えられない。

重いものを乗せられたかのように。

その準備をし忘れていたかのように。

地面に伏せ捨てられてしまう。

だけれど。

ついつい。

肩を落とした後は。

肩を固定して。

肘と手首を引っ張ろうとしてしまうので。

各節は。

固定しないように注意する。

重さと慣性で成功したときは。

何の手ごたえも感じないので。

その感覚もあな面白し。

そんな合宿の一幕でした。

2017年10月22日(日) 研勢塾合宿⑦ 頭の躾と抑制と

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研勢塾の合宿2日目1コマ目のその2。

研勢塾ではお馴染みの。

浮き身の寄り足の練習。

重心を操作しながら。

浮き身になることで。

前後の足の幅を変えることなく。

前方に幾らか滑り進む。

これを。

集中的に練習。

そのために。

重心を前方に操作するための。

上半身の操作と。

浮き身になりながら地面との摩擦を減らすための。

跨の操作。

それぞれを。

それぞれのイメージがつくように。

比喩的な振る舞いに変換する。

その比喩の内容はさすがに伏せるけれど。

大事なことは。

複雑な動きを束ねて。

抽象化することで命令化して。

単純な命令の実行に集中すること。

そうすることで。

日常的な。

前に歩み出るというイメージを。

抑制することを試みる。

このイメージが残っていると。

どうしても。

下半身が前方に進もうとしてしまい。

浮き身の寄り足に必要な。

跨の操作を阻害してしまう。

なので。

腐心すべきは。

滑って前に進むことではなく。

上半身と下半身の操作を。

同時に実行すること。

滑って前に進むことはその結果として訪れる。


そんな頭の躾をもうひとつ。

並行立ちで両腕を上げて。

大木を抱えていることをイメージ。

その大木を。

真っすぐ捻じろうとする。

意念の操作。

思いと気持ち。

これらを合わせて捻じろうとする。

こうすることで。

普通には腕だけで回す手を。

正中線の引き絞りと。

撚り合わせで。

体幹からの力として。

腕を操作することができる。

始めは。

意念に頼って。

概念と身体感覚が一致すれば。

その動作は自分のものになる。

大木の意念は。

正中線の振る舞いを。

より内的に行うことを体幹させてくれる。

2日目の1コマ目も収穫の多い内容。

そんな合宿の一幕でした。

2017年10月22日(日) 研勢塾合宿⑥ 正中線の撓みと張りで

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研勢塾の合宿2日目1コマ目。

2日目も正中線の操作から。

まずは。

互いに正座して向かい合い。

腕を畳んで前方に前に倣えように手を差し出す。

受け手は掌を下に。

掛け手は掌を下に。

掌同士を合わせて。

そうして。

掛け手は正中線を出しながら。

相手の正中線の延長線上で。

互いの正中線が交わるように傾く。

イメージと共に。

その交差点で上方に正中線で突き込んでみる。

そのまま立ち上がってみると。

上手くいけば。

相手は釣り上げられるように。

強制的に。

立ち上げさせられてしまう。

抵抗しようとすればするほど。

立ち上がりは止めがたい。

続いて。

正中線を逆に崩して。

全身が撓んだところから。

一気呵成に。

正中線を張り直す。

試しとして。

両腕を掴んだ状態で行うと。

張った瞬間に。

弦の振動が伝わるように。

相手はその衝撃で。

地面に落下させられてしまう。

正中線を出す姿勢と。

出していない姿勢。

その両方を理解した上で。

一度に整えられる必要があり。

また。

両腕を身体の従属物。

慣性の伝達物として緩ませておけるか。

この辺りも要件になってくる。

それでも。

成功すると。

受け手は不意に。

腰や膝の力が抜けたような。

理解しにくい状態を味わうことができて。

これはこれで面白い。

そんな合宿の一幕でした。

2017年10月21日(土) 研勢塾合宿⑤ 身の構えの連なりで

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研勢塾の合宿初日2コマ目のその2。

ナイハンチの型の学習の続き。

右方に踏み出したところから。

地面を蹴らない移動として。

正中線に巻き付くように。

右膝を畳んだまま転回する。

それを解くように。

浮いてつま先だった右足の踵を着地して。

浮き身を混ぜながら。

つま先と膝を左右に開く。

上下に張られた勢いと。

肩甲骨の閉じる慣性が伝わって。

右手を右方に滑らせていく。

正に。

胸の上を掌が滑るように動くことで。

肩。

肘。

手首。

指先へと。

体幹から末端に向けて。

運動が走っていく。

ここで開かれた胸は。

番(つが)えられた弓の如く。

その張りを解くことで。

左肘を右方に放つ。

それが同じく畳んだ右手の掌に到達するころ。

円當として押さえれた下肢が手伝って。

中丹田と上丹田の左方への揺動を受けて。

左下への打ち下ろしが放たれる。

始めと同じく。

開いた胸の緩みを使って。

左腕は胸元に。

右肩は右鎖骨に寄せられて前方に。

一度揺らされてから。

鉤状に振り出される。

ここまでの。

4つの所作が一挙動の中に。

納まりながらも。

関節を固めて動くところはなく。

身の構えが推移して。

連なっていくところが楽しい。

肩甲骨の落下と入れ替わって。

拳が胸前に出つつも。

拳は先端であって先端にあらず。

慣性が先に走る感覚が得られて。

それもまたひとつの大きな収穫だった。

というところで。

初日の練習は締められて。

晩餐と懇親会という名の課外授業へ。

幕間に入っていく。

そんな合宿の一幕でした。

2017年10月21日(土) 研勢塾合宿④ 捻じり寄りて伝えしむ

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研勢塾の合宿初日2コマ目。

空手の型であるナイハンチの学習。

並行立ちで正中線を整えたところから。

浮き身を利用して。

閉足する。

つま先が外に開いていることで。

大腿直筋の緩みによって。

内転しながら足が閉じられる。

なので。

閉足したときに。

踵側が多少離れる方が自然な形になる。

型の始めから。

浮き身の確認ができるところは。

最も多く繰り返すことから。

その重要さも伺える。

そして。

閉足したところで。

両手を腰前で交差。

どの指のどの関節までを合わせるか。

どの指を曲げておくかも細かく伝えてもらう。

すぐに意味がわからない所作でも。

必ず流れの中にあるものなので。

できる限り真似ることに腐心する。

そこから。

体幹に近いところから。

順に3分割で右へ捻じりこむ。

正中線は身の奥にあるので。

捻じりこみは。

重心の寄りに繋がって。

慣性をも順に右方に伝えていく。

その蓋である。

上丹田が右方を向けば。

推進を得た身体は自然と右方にずれて。

地面を蹴ることなく。

一歩を踏み出すことになる。

その効果として。

右肩を相方に支えてもらって。

型通りの所作をすると。

倒れこまれるわけでも。

押されるわけでもないのに。

すっと身体が浮かされて。

後方に退かされてしまう。

そんな合宿の一幕でした。

練習予定:2017年11月26日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2017年11月26日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 卓球場

日付 2017年12月10日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2017年12月23日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

練習予定:2017年11月25日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年11月25日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

日付 2017年12月16日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年10月21日(土) 研勢塾合宿③ 正中線を操作して退かせして回せしむ

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研勢塾の合宿初日1コマ目のその2。

正中線を操作する練習。

足を前後に構えて。

両腕を畳んで相方に前から押さえてもらう。

この状態で。

ただ前に出て相手を退かせる。

自らの正中線で。

相手の中心を押し出すことができれば。

支えの基盤がなくなることで。

押さえることができなくなる。

大事なのは。

自分の正中線から動くこと。

相手を押し出そうとすると。

握られている腕や肩から動こうとしてしまう。

なので。

まずはイメージを使うことが推奨される。

人の身体は。

考えた通りのことを実行しようとする。

相手を押そうと思えば。

相手を押してしまうし。

正中線を動かそうと思えば。

具体的な動かし方がわからなくても。

正中線は動こうとしてくれる。

そんな性質を利用して。

相手を押し出して退かせしめていく。

繰り返し慣れていけば。

正中線で押し出すことが行動として現れるだろう。


1コマ目の最後は。

浮き身による落下と回転。

まずは落下から。

大腿直筋を緩めながら。

股関節を内に回転させることで。

床と跨の間に。

自然な隙間を作り。

減少した摩擦によって。

足を左右に滑らし開いていく。

一連の動作は。

あくまで各関節を支える力を緩ませることで実現できる。

ここでも。

手を前に出して。

相方に腕を掴んでてもらえば。

ゆっくりでも。

快速でも。

足を開くにつれて。

相手に慣性が伝わって地面に崩されていく。


そうして。

浮き身になる感覚を養ったら。

身体に捻じりを加えて。

跳ぶことなく。

並行立ちで真後ろに回転させる。

ポイントとしては。

ずっと跨を緩め続けることと。

足が動くのは最後にすること。

骨盤から上の捻りで回転の慣性を作って。

それから浮き身が成ることで。

足が自由になって地面を滑っていく。

二本の垂れた紐の。

上を捻って。

撚れた後に解かれるような感じ。

開いた足のスタンスそのままというよりは。

一度中央に近づいてまた離れる。

まずはそこから慣れるとよさそうだ。

変に足を回転させようとすると。

息みや力みが生まれてしまう。


浮き身による回転ができるようになったら。

これも相方に腕を掴んでもらって。

その効果を確認。

真後ろに向く必要はなくて。

ほんの10度程度回ろうとすると。

相手は背中側から遠心力を受けて。

浮かされて飛ばされてしまう。

ここでも。

相手を回して。

自分がその角度だけ回転しようとすると。

衝突してしまうので。

あくまで自分は。

その行為をしようとするだけ。

結果的に。

相手が回し飛ばされてから。

その現実は訪れる。

その時間差に慣れることも大事なのだと思う。

うん。

1コマ目だけで内容が濃いな。

そんな合宿の一幕でした。

2017年10月21日(土) 研勢塾合宿② 正中線を出して整える

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研勢塾の合宿初日1コマ目。

まずは互いに向かい合って。

正中線を整えるところから。

研勢塾では正中線は「出す」もの。

身体を特定の要件に守らせることで。

正中線が「出た」状態を作り出す。

自分で正中線を出して。

相方がそれを修正する。

修正する側は上手く直せないところは。

修正者の意識が希薄で苦手なところとなる。

なので。

両者の総和として正中線を出した状態を作って。

川村先生がそれをさらに直し。

足りないところを学ぶことができる。

多くの癖として。

胸郭の下側が。

張り出し気味なので。

その回転を抑えるように注意する。

正中線を出した姿勢は。

中国拳法で言えば。

立身中正を保った姿勢だ。

この姿勢が整うことは。

練習全体に影響を与えることから。

ここでの学習は合宿中に常に注意することにする。


姿勢を整えたら。

整えた重心バランスを。

前後左右にぶらすことなく。

真っすぐ落下させる練習に取り組む。

自分は前に倣えように手を伸ばして。

相手はその手を肘を曲げて下から支えて。

より不利な状態を作る。

上手く重さを連ねることができれば。

この状態でも相手を床に這いつくばらせることができる。

屈筋ではなく。

関節を支えている力を緩めることが大事。

頭の重さから。

胸の重さ。

骨盤の重さを。

お尻の真下に落としていくように。

自分の身体をコントロールしていく。

並行立ちの状態に。

足を前後した状態も試して。

跨を緩める感覚と。

各関節を緩める感覚を。

慣らしていく。

そんな合宿の一幕でした。

2017年10月21日(土) 研勢塾合宿① 集まりて床を感じる

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僕もお世話になっている研勢塾の初めての合宿が開催された。

というわけで。

拙(つたな)いながらも備忘録も兼ねてレポートを残そうと思う。

ちょっとしたエッセンスを感じてもらえれば幸い。


僕が会場に着くと。

参加者の半分ちょいくらい。

すでに集まっていた。

研勢塾は基本的にマンツーマン指導なので。

夏の納涼会や年末の忘年会を除けば。

受講生たちが顔を合わせることはない。

ましてや。

互いに手を合わせて練習するのは。

この合宿が始めだ。

ということで。

納涼会などで仲良くなっている人は。

会話を交わしながら準備運動を。

そうでない人も。

思い思いに身体を動かして。

開始を待っている。

それでも。

新たに会場に参加者が現れると。

みんな挨拶をしていて。

緊張感はあるものの。

割と温かい感じの雰囲気が会場には流れている。


参加者の多くの関心事は。

床のコンディション。

いわゆる体育館の床間の感じだけれど。

裸足で立つと若干足の裏が貼り付く感じ。

みんなが床を気にするのは。

研勢塾の「浮き身」という技術、身体操作が。

床を滑ることのできる内容であるから。

床との摩擦が大きいと。

気持ち的に難易度が上がるように感じるからだ。

会場の床の状態をみんなが気にするのも。

研勢塾の集まりの特徴だなと。

内心にやにやしながら過ごしてみる。

そんなこんなで。

20人を超える参加者が揃ったところで。

開始の合図。


塾長の川村先生によって。

初めの2時間のペアが発表される。

初日と二日目で。

2時間×4コマあって。

各コマでペアは固定でコマごとにペアを変える。

組合せはすでに考えられている様子。

多分。

取り組んでいる芸事の種類とか。

体格とか性格、性質とか。

体験が多様になるように考えてくれているのだろう。

名前が呼ばれた順に。

整列して。

いよいよ合宿の練習開始と相成った。

そんな合宿の一幕でした。

雑記:咄嗟に避ける行為と防衛と

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正面から殴り掛かられて。

咄嗟に。

身体を倒して顔を遠ざける。

倒れざま。

身体に引かれるように。

肘が上がり。

その肘が若干下がるようにして。

前腕が上がってくる。

手順は多いけれど。

これらが。

順番に進むことで。

その前腕は。

反作用を生じない運動となる。

その腕で。

相手の腕に触れば。

相手を御するに足る力となる。

反対に。

構えるように。

拳を先頭に筋肉の瞬発で上げると。

相手と衝突して。

対立する構造が出来上がる。

そして。

思ったよりも動きはない。

手順が多くても速い動き。

手順は少なくても遅い動き。

そんな自然の理のひとつ。

2017年10月14日(土) 練習日誌③ 外し緩めて横に寄る

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肩幅より大きく開いて。

身を少し低く構えて。

横から肩を押し押さえてもらう。

相手は両手を揃えて。

足を前後に留める形。

それを。

横に押し返してみる。

単純に。

押し返そうとすると。

相手と反対の足で地面から反作用をもらい。

力勝負になるのだけれど。

相手と反対の足の。

足首の力を緩めて。

足が開いてに倒れこむ力を使って。

かつ。

跨の力を緩めて。

相手が肩から押す力が。

足に流れる力を外してあげる。

それを同時に行うと。

一瞬。

自由になった上半身を。

相手が押す自分の反作用と。

足が倒れこむ慣性が。

相手に伝わることで。

相手は腰から後方に崩れて。

暫くすると。

容易に押し返すことができるようになる。

そんな練習の一幕でした。

2017年10月14日(土) 練習日誌② 一度に大きな部分が動き止まる

Permalink:

身体の各関節を曲げて。

ゴリラのように立つ練習を繰り返したら。

直立したところから。

足首。

膝周り。

跨。

胸郭。

首。

それぞれを支える力を緩めて。

一度に身体の各部位が。

折り曲がるように。

回転するように。

動くよう誘導する。

それでいて。

それを統合した重心は。

前後。

左右。

どこにもぶれることなく。

ただ真下に。

移動するようにする。

そうして。

また同じように。

各部位が。

一度に止まるように。

支え直せば。

塔手で手を合わせているだけで。

相手は。

その大きな慣性を受けることで。

後方に弾かれるか。

その場にしゃがみ込まされてしまう。

そんな練習の一幕でした。

2017年10月14日(土) 練習日誌① 緩めることで重心を操作する

Permalink:

重心を操作する練習。

足首周り。

膝周り。

跨。

それぞれを緩める練習をしたら。

肩幅くらいに足を開いて。

各所を緩めてみる。

人間の骨格の関係で。

足首を緩めれば。

ゆっくりと前方に倒れていき。

膝周りを緩めれば。

後方に倒れていき。

跨を緩めれば。

上体が前方に倒れていく。

これらを。

緩める程度を変えることで。

軽く前方に揺らして。

後方に転じてみたり。

後方に動いてから。

前方に翻ってみたり。

左右の緩める程度を変えることで。

弧を描くように。

転回してみたり。

足に力を入れて反発力を得ることなく。

節目を作ることなく。

重心を操作して。

動いていくことができる。

身体の前方に腕を立てて。

相手に握りこんでもらい。

重心操作で身体を揺らしていくと。

反作用が生じないことで。

その動きを止めることができずに。

振り回されてしまう。

そんな練習の一幕でした。

雑記:ゴリラと力士の立ち合いと

Permalink:

ゴリラのように立つ練習をしたら。

足首の力を緩め。

膝を支える力を緩め。

跨の力を緩め。

若干前のめりに。

でも。

そこから。

胸を起こして。

顎を引いたら。

姿勢は低く。

各所が曲がっていても。

これも。

立身中正が守られた姿勢になる。

そしてそれは。

ゴリラというよりは。

力士の。

立ち合いの様に似ている。

加えて。

この状態は。

とても強い撓った状態を包含していて。

試しに。

そうして立ったところに。

力士よろしく。

ぶちかましを宛ててみる。

すると。

不思議なことに。

何の感触もないのに。

何故か。

すっと前進が止められてしまう。

これが。

まず立つということの。

ひとつの妙。

ひとつの意味。

そんな自然の理のひとつ。

2017年10月8日(日) 練習日誌④ ゴリラのように構えて歩いてみる

Permalink:

足首の力を緩め。

膝の力を緩め。

跨の力を緩めたら。

概ね。

ゴリラのように立ち。

ゴリラのように歩く準備ができる。

そうしたら。

直立の状態から。

上体が前傾して。

両腕が垂れ下がって。

拳が。

地面に着くくらいまで。

各関節を折り曲げてみる。

ただし。

拳にはあまり体重は掛けずに。

また。

さすがに床でやるのは。

上手くできないときに拳を痛めるので。

マットを敷いて。

その上に拳をつける。

この状態は。

足の各関節が。

結構曲がっていて。

重心も前目に出ているので。

普段の身体を傾けた歩き方では。

中々前に出ることができない。

ので。

足首の力をすっと緩めて。

股関節をきっちり曲げて。

のっしのっしと歩く。

あまり。

身体は左右にぶれず。

軸がぶれず。

ただ真っすぐ前に。

そうすると。

前方からそれを止めようとしても。

そうは止められるものではなく。

その歩みが止められないことがわかる。

そんな練習の一幕でした。

2017年10月8日(日) 練習日誌③ ゴリラのように構えるための3つめ

Permalink:

ゴリラのように立つための練習。

続いては。

股関節を支える力を緩める。

いわゆる。

大腿直筋を緩めていく。

この辺りは。

落下の高さも高いので。

はじめから。

足首を曲げ。

膝を曲げ。

骨盤も前傾させたところから始める。

その状態で。

骨盤が。

さらに前傾して。

お腹と。

腿が。

くっつきそうになるように。

力を緩めていく。

膝の力も緩めてしまうと。

お腹と腿は。

くっつきにくくなるので。

その辺りを指標にして。

試してみる。

ある程度慣れてきたら。

相方に腕を掴んでもらって。

その状態で力を緩めてみる。

上手く緩められれば。

その運動を止められず。

お辞儀と共に。

相手は地面に圧しつけられてしまう。

ひとまずはゴリラの準備はできたところ。

そんな練習の一幕でした。

2017年10月8日(日) 練習日誌② ゴリラのように構えるための2つめ

Permalink:

ゴリラのように立つために。

続いては。

膝の力を緩める練習。

足首の力を緩めるように。

肩幅に開いた状態から。

ただ。

膝を支えている力を緩めていく。

これは。

後方に倒れこんでしまうため。

マットを引いて行う。

それでも。

やはり。

後ろに倒れるのは恐いけれど。

ここでは。

なるべく。

足首は曲げないし。

股関節も曲げない。

ただ。

膝だけが曲がるように。

部分に注意する。

慣れてきたら。

後方で人が立って。

後ろに倒れこむのを止めようとしてみる。

単に。

力を緩ませているのであれば。

倒れこみは止められず。

一緒に倒されてしまう。

どっちにしろ。

後ろに倒れるのは止めてもらえないけれど。

頭だけは。

打ち付けないように注意する。

そんな練習の一幕でした。

2017年10月8日(日) 練習日誌① ゴリラのように構えるための1つめ

Permalink:

唐突だけれど。

ゴリラのように立ってみる練習。

お尻が後方に位置して。

やや前傾のあの姿勢。

そこに向かって。

まずは足首の力を緩めるところから始める。

肩幅程度に足を開いて。

そこから不意に。

足首を固定している力を緩める。

人間の骨格上。

脛の骨は。

やや前傾しているので。

足首の力を緩めると。

必然的に。

身体は前に倒れていく。

そのまま。

なるべく。

前足底に体重が掛からないように。

足首に力を入れないようにすると。

その内。

重心が前に外れていって。

進まざるを得ないようになる。

足首の力を固めると。

前足底がつっかえ棒となって。

そこで跳ね返って。

前への倒れこみは止まることになる。

まずは。

足首の力を緩めるだけで。

前方向への推進力が得られるところを感じる。

ゴリラになるのはまだまだ先。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年11月11日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年11月11日 土曜日
時間 9:30~12:00
施設 江戸川橋体育館(江戸川橋)
場所 多目的室

日付 2017年11月25日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

日付 2017年12月16日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

練習予定:2017年11月5日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2017年11月5日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 卓球場

日付 2017年11月26日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 卓球場

日付 2017年12月10日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2017年12月23日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年9月24日(日) 練習日誌③ 腕の各関節の緩めを繋げて

Permalink:

腕を伸ばして。

肘回りの力を緩めることで。

前進する力を伝えられたら。

関節の部分ごとに。

その効果を試してみる。

肘だけでなく。

手首や。

鎖骨。

肩回りと。

個別に力を緩めてみたり。

順番に力を緩めてみたり。

中々。

部分部分を制御するのは難しいけれど。

難しいことをやって。

また戻って。

また難しい方を試して。

また戻ってと。

繰り返していくと。

徐々にできることが増えていく。

慣れてきたら。

腕を突き出した状態で。

相手に触れて。

抵抗を感じる刹那に。

緩めることも試してみる。

時間を捉える練習も混ぜて。

力んで耐えるのではなく。

緩めることで与える感覚を磨いていく。

勿論。

後は。

どうすれば。

特定の方向性を持たせて。

慣性を繋げていけるか。

徐々に。

高度な運用に入っていける。

そんな練習の一幕でした。

2017年9月24日(日) 練習日誌② 床に圧しつけられる反作用を使って

Permalink:

力を緩めて慣性を伝える練習の。

ちょっとした遊びをひとつ。

自分が床に寝転んで。

地面に垂直に腕を立てる。

掌は天井を向けて。

肩はぺたりと床につける。

天井に向いた掌に。

相手の掌を合わせて。

上から床に向かって圧しつけてもらう。

ただ単に。

相手を押し返そうとすると。

相手の方が有利なので。

そう簡単に押し返すことはできない。

そこで。

相手が圧しつける力が。

自分の肩で床から反作用をもらっていることを信じて。

肘を支えている関節を。

少しだけ緩めてあげる。

うまくできれば。

ちょっとしたバランスの乱れと。

床からの反作用の伝達で。

相手の身体が崩れてしまい。

もう少し上方への力を足すと。

簡単に相手を押し返せてしまう。

相手は。

態勢を十分に保っているつもりなので。

押し返す力を。

留めることができなくて。

あれ、という顔をする。

そんな練習の一幕でした。

2017年9月24日(日) 練習日誌① 緩めることと曲げること

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慣性を通すためには。

関節を留めている。

力を緩める必要がある。

だけれど。

力が加わっているときに。

それを支える力を緩めることは。

存外難しい。

それを慣らすために。

相手と。

両腕を伸ばして。

掌同士を合わせて。

押し合いの状態を作る。

ここで。

肘を支えている力を。

緩めることができれば。

その慣性が相手に伝わって。

相手だけを後退させることができる。

だけれど。

見た目としては。

肘が曲がっていくようにみえるので。

肘回りの力を緩めることが。

肘を曲げるという能動的な動作になってしまいがち。

曲げる行為は。

力を緩めなくても。

上腕の力を入れることでも実現できる。

曲げることと。

結果的に曲がること。

それを区別するのが大事になる。

そんな練習の一幕でした。

2017年9月23日(土) 練習日誌③ 逆纏をまとめて掩手捶を

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逆纏の練習から。

太極拳の掩手捶(えんしゅすい)に繋げる。

左足を前にして構え。

右腰に。

右腕を位置させて。

手の甲は地面を向くように置く。

そこから。

腰が先に動きながら。

鎖骨が遅れて。

そのあとに。

一度肩が出て下がるときに。

肘が軽く外に張り出すようにして。

すぐに。

脇が締まることで。

逆纏が掛かる。

腕そのものには。

一度も力を込めるところはなくて。

それでも。

腕全体がぶれるような。

不思議なうねりを作り出す。

相手に宛がうときは。

手首を固くせず。

なるべく柔らかにしておくことで。

身体の内奥に響くように。

慣性を伝えることができるようになる。

だけれどまずは。

形をしっかりとなぞることに注意。

肘を張り出しすぎないように。

沈肩遂肘も崩さないように。

少しずつ練っていく。

そんな練習の一幕でした。

2017年9月23日(土) 練習日誌② 順纏と逆纏を身体の動きで

Permalink:

太極拳の。

順纏と逆纏を緩やかに練習。

身体からの動きを繋げるため。

右腕に絞って練習してみる。

順纏は。

手の甲を天井に向けて。

真っすぐ腕を伸ばしたところから。

身体の動きで。

鎖骨と肩甲骨を揺らして。

肘。

手首と。

順に緩めることで。

掌が天井に向かうように裏返していく。

慣れてこれば。

あまり腕が移動せずに。

その場でくるりと裏返るけれど。

まずは。

肩や肘の連動を得るために。

大きく動かしてみる。

逆纏は。

正に逆回りとして。

掌を天井に向けたところから。

手の甲が天井に向くように。

肘の重さを誘導する。

掌を天井に向けていると。

すでに捻じりが入っているので。

その力を緩めるだけで。

腕はくるりと回ってしまうけれど。

あくまで。

肘が動かないと伝播する慣性が少なくなるので。

ここでも。

肘を大きく動かすように注意する。

順纏よりも。

逆纏の方が感覚がなれないようで。

自分の身体と対話しながら。

何度も試して馴染ませていく。

そんな練習の一幕でした。

2017年9月23日(土) 練習日誌① 足の回しを緩みを使って

Permalink:

足を動かす練習。

まずは立った状態で。

骨盤を傾けながら。

足の付け根を緩めることで足を回す。

のだけれど。

立った状態だと。

片足立ちになったときの。

バランスなどが気になってしまうので。

地面に座り込んで。

安定した状態で練習することにする。

地面に骨盤底をつけて。

お姉さん座りと呼ばれるような形になる。

左足も右足も。

膝を曲げて。

足先は両足とも右に投げ出す。

ここから。

腰を右に捻じると。

両足は一度膝が立って。

反対向きのお姉さん座りに変わる。

このとき。

例えば右足を。

上から押さえつけると。

腰を捻じる力では跳ね返すことが難しい。

でも。

腰を一度右に捻じろうとして。

それを止めるときに。

足の付け根の力を緩めると。

押さえている人ごと。

足が横向きにぱたりと動く。

引っ張り続ける中で緩もうとするのと。

明確に緩むことの違い。

その感触のなさにあっけに取られたりする。

そんな練習の一幕でした。

雑記:練習の姿勢

Permalink:

練習は。

練り習うことであるけれど。

対練は。

互いに練習する場となる。

だけれど。

えてして。

どうしても。

自分のことばかり考えてしまうことがある。

自らの動きが上手くいかないと。

相手の形の練習をするときも。

つい。

それを邪魔してしまったり。

技に掛からないことを目的にしてしまったり。

自覚的にするのも困りものだけれど。

一番困るのは。

無意識にそうしてしまうこと。

自分は。

あくまで自然に振舞っているつもりになること。

ただこれは。

そういった自分が出てしまう。

それを知るための。

ひとつの大事な場。

そう思って。

そうしてしまう自分を探して。

それを解いていく。

それがまた。

ひとつの練習の姿勢。

それを繰り返すことが。

武術としての佇まいを。

練り備える礎となる。

そんな自然の理のひとつ。

練習予定:2017年10月8日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2017年10月8日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

練習予定:2017年10月14日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年10月14日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年9月9日(土) 練習日誌③ 七星天分肘の上体の動きを

Permalink:

腕の関節を使って。

折り曲げた腕を順に動かす動きに慣れたら。

両腕を使って。

時間差をつけながら。

ほぼ同時に腕を拡げてみる。

両腕とも。

肘は伸ばしきらず。

肩甲骨は背中で閉じ。

手首は曲がって。

蟷螂手となる。

相手の腕を捌きながら。

前手で。

顔面や。

顎先。

首元を攻める。

練習では。

身長差に応じて。

攻める場所を分けるけれど。

距離が近ければ。

肘で。

相手の脇を打ってみる。

形としては。

足元を攻めるために。

下腿の操作が必要だけれど。

まずは上体から慣らしていく。

そんな練習の一幕でした。

2017年9月9日(土) 練習日誌② 関節を曲げて末端を置いていき

Permalink:

相手とぶつからずに慣性を伝える練習。

相手に右腕を伸ばして出してもらって。

外側から。

相手の腕をどかしていく。

自分の腕を上げて。

前腕で相手を触れたところから。

肘が相手の腕の下を潜るようにして。

手首側は少し遅れるように。

また。

指先は。

その手首に遅れるように。

順番に動いていく。

但し。

相手の腕の周りを。

自分の腕が回るのではないことに注意。

上手くできれば。

相手の腕が動かされるというよりは。

そこに連結した。

相手の身体が先に動いて。

こちらに背を向けるように。

ひっくり返ってしまう。

何度か感覚を掴んだら。

前腕を宛てるのではなく。

掌を宛がって。

同じように腕を動かしていく。

きちんと。

指先が最後に動くようにして。

相手の腕が動くことに固執しなければ。

前腕を宛てたときと同じように。

相手の身体がくるりとそっくり返ってくれる。

結果として。

自分の手形が。

勾手(こうしゅ)や蟷螂手(とうろうしゅ)になったりする。

そして。

しっかり掴まれているわけではないのに。

抗いがたい。

そんな練習の一幕でした。

2017年9月9日(土) 練習日誌① 足の付け根を緩めて足を伸ばす

Permalink:

足を動かす練習。

力を緩めて動かすことの効果を知る。

床にマットを敷いて。

ごろんと寝転がる。

仰向けに寝て。

片足を折り畳んで膝を鳩尾に近づける。

そこで。

相手に上から脛を持って。

床に圧し潰すように。

圧し掛かってもらう。

この状態で。

足を伸ばして相手を跳ね除ける。

普通に。

脚力で除けようとしても。

完全に圧し掛かられている状態では。

意外と力が出ない。

ここで。

自分の胸を少し持ち上げ。

代わりに骨盤は下方に引き延ばし。

上下に伸びた状態を作る。

その状態を止めると。

骨盤は上に引き上げられる。

それと共に。

お尻周りの力を緩めると。

足はスライドするように動いていき。

相手はふっと浮かされたように。

押さえ込むことができなくなる。

骨盤と。

足の付け根の関節と。

周りの筋肉の関係。

それを感じるために。

寝転んで他ごとの意識を遮断してみる。

そんな練習の一幕でした。

2017年9月2日(土) 練習日誌③ 頂勁を強めて浮かせしむる

Permalink:

頭蓋骨の回転で。

頂勁の押さえがわかってきたら。

正座で座ったところから。

その力を強めてみる。

背筋は伸ばして。

だけれど肚は回転して落とすようにして。

相手に。

前に突き出した。

両手を握ってもらって。

その状態で。

顎を引いて。

首の力を緩めて。

脊椎を上方に引き延ばしていく。

相手に掴まれている。

両腕の力はなるべく最小限にして。

肩から釣り下がっているようにしておけば。

相手も自分も。

特に何も感じないけれど。

首を伸ばした後に。

ついと両腕を斜め上方に動かせば。

押さえていたつもりの。

相手の身体は。

不意に後方に流し崩されてしまう。

振動は。

伝わるもの。

気づかない幅の方が。

効果的に働くことがある。

そんな練習の一幕でした。

2017年9月2日(土) 練習日誌② 虚領頂勁と後頭部の滑車

Permalink:

立身中正で立つための練習として。

虚領頂勁(きょれいちょうけい)を取り出してみる。

ここでは。

感覚を養うために。

少し特殊な練習を。


まず。

肩幅くらいで緩やかに立って。

脊椎を。

S字に沿ったまま。

なるべく尾骨から順に。

脊椎の椎骨のひとつひとつが。

間隔を空けて。

伸びるようにしながら。

地面に向けて落としていく。

下から順に。

ということで。

頭は最後まで残ろうとするわけだけれど。

そうすると。

その内に。

首の骨たちも。

下に引かれていくのだけれど。

その代わりに。

頭蓋骨は。

後頭部のある点で。

顎が上がる形で。

回転させられていく。

この一点が。

いわゆる滑車の役割を担うことになり。

虚領しながら頂勁を果たすための。

重要な点になる。

顎を上げず。

逆に虚領を維持しながら。

顎が喉に収まるように。

後頭部を逆回転させることで。

頂勁としての押さえを作る。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年9月24日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2017年9月24日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2017年10月8日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

練習予定:2017年9月23日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年9月23日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

日付 2017年10月14日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年9月2日(土) 練習日誌① 採楼勾拌の足の操りを再確認して

Permalink:

八極拳の。

採楼勾拌(さいろうこうはん)における。

足の操りを確認していく。

左足側に骨盤を寄せてから。

軽く。

右側に骨盤を戻しつつ。

跨の力を緩めて。

膝が振り出され。

膝が降り戻されるときに。

脛が振り出される。

このとき。

形の上では。

前足底が。

先頭になって終わっているようにみえるけれど。

例えば。

相手に足裏が当たるときは。

踵側が先導するように注意する。

というわけで。

実際に相手の脛などに宛がって確認。

土踏まずで相手の脛を捉えて。

土踏まずに圧を掛けるのではなくて。

踵が動き続けるように。

足首の力を緩めていく。

どちらかというと。

相手に当たったときに。

足首を固めないように。

という方が近い。

上手く再現できれば。

すっと相手の脛を捉えたところで。

相手はその場に立っていられなくなる。

斧刃脚(ふじんきゃく)も同じような足遣い。

こちらも同様に試してみる。

とはいえ。

足の正面から当てると。

膝を壊しかねないので注意。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月27日(日) 練習日誌③ まずはローキックを蹴られるように

Permalink:

下段を攻められるときの。

練習をしたいので。

その前に。

まずはローキックを蹴られるように。

足を操っていく。

右足で蹴るため。

腰を左に切って。

右腰が前に出るようにする。

ここでは。

まだ右足は動き出さないように我慢。

それから。

左に捻じった力を。

緩めて解放することで。

右腰が中央に戻ろうとするときに。

腿の付け根の力を緩めて。

膝を動かし始める。

そのまま。

腰を戻し続けて。

膝が自然と引き戻されるときに。

脛側が弾き出される。

順番に。

撓った力が。

末端の方に伝わっていくけれど。

足首を固めないようにして。

足の甲で衝撃を強めようとはしない。

上手くいけば。

この蹴りだけで。

相手の身を崩すこともできる。

本当は。

これをいなす練習をしたいのだけれども。

最低限の威力がないと。

練習にならないので。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月27日(日) 練習日誌② 左右の切り替えしで顔前を通して

Permalink:

太極拳の套路練習。

起式で両手を左方に刺しこんだところから。

本来はその前の動作から。

続けるのだけれど。

一旦切り分けてから。

後で統合するようにしてみる。

なので。

右方への纏絲を作るために。

中腰の状態で。

左膝を軽く内側に挟み込む。

それを止めることで。

左肩を前に。

右肩を後ろに。

少し揺らしていく。

その揺れが。

中央に戻るとき。

左右の腕の緩みで。

両腕の前腕が跳ね上がって。

顔の前をなぞるように。

ワイパーのように移動していく。

そのときに注意するのは。

あくまで。

末端を最後に動かしたいので。

指先よりも。

手首が先行するように。

手首の力を固めないように注意する。

また。

右腕はその前の動作で。

若干伸びているため。

回旋する前に。

少し畳まれる時間を必要として。

両手の回旋運動は。

左。

右と。

少し時間差ができるような形になる。

この部分の連動ができてきたら。

身体の動きを。

手を差し込むところから繋げて。

全体性を確認していく。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月27日(日) 練習日誌① 棒を後方に流していく

Permalink:

棒を使った練習として。

前方に槍のように突き出すのではなく。

後方に引き流していく。

棒を右腰に構え。

相手にはその端を握ってもらう。

そこから。

普通に引こうとすると。

腰を引いてしまうのだけれど。

ここは。

左側に腰から上を捻じって。

左の肩が後方に。

右の肩が前方に出る形を利用して、

左腕は伸ばし。

右腕を畳んでいく。

引き抜くというよりは。

後方を突き刺す感じ。

そうすると。

棒の端を握った相手は。

棒で引っ張られるというよりは。

棒を握ったまま。

身体全体が。

前方につんのめってしまう。

棒はあまり動かずとも。

相手だけが。

棒よりも後方に進められてしまう。

棒はただの仲介役として。

ただそこに収まるだけ。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月19日(土) 練習日誌③ 体幹の捻じりから腕を横に捻じり刺す

Permalink:

太極拳の起式から。

脇を締めて前腕を床に水平に。

中腰の状態。

そこから。

両腕を左方に傾ける。

この動作を丁寧に練習。

肚回りを。

左方に回転させて。

胸郭。

肩と。

順番に左方にずらしていく。

鎖骨の傾きで。

左の肩が少し後方。

右の肩が少し前方に向いたら。

それらが戻るときに。

両の肘が左方に少し移動する。

肘の揺り戻しで。

前腕が左方に刺すように移動するとき。

上腕の緩めに従って。

橈骨と尺骨の交差が解かれて。

両腕が捻じられていく。

両腕をただ横に刺す単純な動きに見えて。

腕を運用するための。

大事な要素が盛り込まれている。

はじめは。

身体の動きと。

腕の動きと。

時間の流れに困惑するけれど。

次第にそれが自然の動きであることが理解されてくる。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月19日(土) 練習日誌② 撓った力は撓った形で

Permalink:

太極拳の背折靠(はいせつこう)にて。

最後に靠(かお)を打ち出しながら。

併せて。

右腕も湾曲したまま。

けれども。

緩やかに撓(しな)らせて。

打ち出していく。

勁としては。

拳の先端というよりは。

手首の付け根を目掛けて。

拳の先端まで達するのは。

腕が引き戻されるとき。

などなどの。

注意点を守りながら練習。

その上で。

相手に横に並び立ってもらい。

実際に軽く宛がってみる。

距離は。

ほぼ密着に近く。

自分の右足を。

相手の裏にかませた状態。

相手が横にいると。

どうしても。

相手に目掛けて腕を伸ばしたくなる。

それを抑えて。

腕は真横に打ち出すというよりは。

相手の背に抜けていくような。

削り取っていくような。

そんなイメージ。

真っすぐぶつけると。

反作用で衝突してしまってお仕舞いだけれど。

掠めるように薙いでいくと。

相手は真横に弾き飛ばされていく。

勁の伝わり方と。

普段のイメージのずれ。

それを再構築するのも必要。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年9月9日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2017年9月9日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2017年9月24日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2017年10月8日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年8月19日(土) 練習日誌① 荷重を抜いてすぐに堰き止める

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相手と軽く押し合いになった形で。

足を前後に開いているとしたら。

前足に掛かっている荷重を。

一気になくしてみる。

前足を持ち上げるのでも。

足首の力を緩めるのでも。

後ろ足に荷重を掛けなおさなければよく。

後は。

上体を倒したりせず。

相手に寄りかかる動きをしなければ。

重心が移動しようとする力で。

相手を後退させることができる。

但し。

この移動は。

それほど俊敏ではないので。

じっくり相手を押し返すことができるに留まる。

加速を増すには。

抜いた荷重による。

重心の移動を。

すぐに堰き止めてやる。

その移動と停止の連鎖で。

上体から腕までの力を緩めると。

体幹で加速された力が。

相手に鋭く伝わることになる。

そして。

相手の体内でも加速が起こって。

単なる後退から。

後方へ弾き出されるほどになる。

先ほどまで。

押し相撲のように。

相手に踏ん張っていたはずなのに。

唐突に弾き飛ばされて。

驚く。

そんな練習の一幕でした。

雑記:筋肉と親しむ

Permalink:

筋肉と親しむ。

これだけ言うと。

何やら。

自愛的な響きにもなりそうだけれど。

単に。

自分の身体の。

部分部分が。

どういった筋肉の作用で。

止められているかを知っておきたいということ。

筋肉は。

基本的には縮むことしかできない。

重力や。

遠心力や。

拮抗金の作用で。

引き伸ばされたとしたら。

その後は。

縮むことしか選択できない。

縮む度合いが制御できるだけ。

反対に。

緩めるとは。

縮むのを止めるということ。

腕が上がるとき。

足が上がるとき。

背中を丸めるとき。

腕を拡げるとき。

大体。

骨を動かすためには。

動かす方向の筋肉が縮むか。

動かす方向と反対の筋肉が緩むか。

そのいずれかが選択肢として存在する。

もちろん。

筋肉は関節を回り込んで。

骨を回転させるようなところにもついているので。

もう少し複雑だったりするのだけれど。

兎にも角にも。

どの筋肉を緩めれば。

各骨が。

どういった動きをするのか。

それを日々。

自分の身体で実験して。

筋肉と親しんでおくといい。

それは。

自分の身体と対話することの。

ひとつの手段。

練習の時だけ。

特定の動きを試みても。

変化の度合いは小さいもの。

そんな自然の理のひとつ。

2017年8月12日(土) 練習日誌③ 腕を伸ばすために肩回りを緩める

Permalink:

馬歩の姿勢で。

差し出した両手を。

相手に押してもらうとき。

身体が保てても。

腕が曲がっていってしまうことがある。

そこを少し調整。

押されることに抵抗しようとすると。

各筋肉を固めようとしてしまう。

のだけれど。

反対に。

肩を固定しようとするような。

胸の前面の筋肉を緩めてあげる。

そうすることで。

肩が背中側にスライドし。

代わりに。

上腕が上方に振り上げられる。

そのまま。

腕の力を緩めれば。

腕は前方に伸びた形になる。

腕は自然に伸び。

相手の押す力は。

自分の肩甲骨をさらに背中に寄せる力となり。

その力を上下に分解し。

立つ構造を強めれば。

腕が負けて潰れることもない。

それでも。

初めは。

これまで培ってしまった感覚と。

反対なので。

頭が慣れるのに少し時間が要る。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月12日(土) 練習日誌② 馬歩でも押された力で極み立つ

Permalink:

ベンチに座って押されるときと同じように。

馬歩でも。

差し出した両手を。

相手に押してもらって。

その力を。

脊椎から下方に流していく。

その流れで。

骨盤を前傾させる力に転嫁して。

さらに。

膝を拡げる力に流していく。

こうして。

相手に押してもらうことで。

馬歩の姿勢で。

立つという形が。

その構造が。

よりはっきりと感じられるようになる。

この流れを。

上手く使えないと。

後方に足がずれてしまったり。

胸郭から上が反ってしまったり。

姿勢を保つことができなくなる。

両手を押してもらうことで姿勢を保てたら。

胸を押してもらったり。

腰を押してもらったり。

より体幹。

より身体の中心に近いところを。

じっくり押してもらう。

相手に。

抵抗しようという気持ちが強いと。

すぐに。

股関節周りが固くなって。

踏ん張ろうとしてしまうので。

そういった。

自分の反応を観察するのが大事。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年9月2日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年9月2日 土曜日
時間 12:00~14:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室A面

日付 2017年9月23日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

練習予定:2017年8月27日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年8月27日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年9月9日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年9月24日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年8月12日(土) 練習日誌① 押された力を下方に流す

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ベンチに座って。

背もたれは使わずに。

相手は正面。

立ち上がった状態で足は前後。

そこから。

棒を互いに握り合って。

相手はそのまま後ろに倒そうと押し込んでくる。

普通に。

これに抵抗しようとすると。

後方に簡単に倒されてしまう。

これを。

棒を介して押される力を。

一度脊椎を動かして受け止め。

そこから。

脊椎を撓ませて。

下方に流していく。

骨盤の動きまで到達すれば。

押される力は。

座っている力と重なって。

相手が押せば押すほど。

より強く。

きちんと座ることになる。

そうして。

その力ではっきり座った力を使って。

腕を前に突き出せば。

自分は後ろに倒れこむことなく。

相手を反対に後方に崩れ押すことができる。

傍目には簡単に押し返しているようにみえるけれど。

実際にやってみると。

その異様さが実感できる。

そんな練習の一幕でした。

雑記:相手を押すのと槍を突き出すことの差を

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槍の先端同士を掴み合って。

片方は手首を柔らかく使って。

前方に突き出すようにする。

上手くできれば相手ごと槍を突き出せる。

上手くできないとき。

それは大抵。

相手を意識して。

相手を槍の先端で押し出そうとしているとき。

それを試すため。

反対側で抵抗している人が。

槍を突き出す動作をしたときに。

その抵抗を不意に止めてみる。

上手くいく動作の時は。

単にその場で槍だけが前方に突き出され。

上手くいかない動作の時は。

槍ではなく。

身体が前方につんのめってしまう。

すなわち。

槍を突き出すのではなく。

身体全体で槍を押す動きに変わっているということ。

相手を意識すると。

とたんに動作が変わる例のひとつ。

身体の動きと。

意識の働きは。

密接に関係している。

意識と動作を合わせること。

これが達成すべきひとつの要件になる。

そんな自然の理のひとつ。

2017年8月6日(日) 練習日誌③ 槍を前方に突き出すように

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手首を柔らかく使う練習として。

棒状のもの。

八極拳で言う槍を。

前方に突き出す練習をする。

ここでは。

よいものがなかったので。

その辺に立て掛けてあった。

モップを利用…。

棒の片端を両手で掴む。

両手の間は適当に掴みやすいように間隔を空けて。

なるべく。

ただただ真っすぐに前方に突き出すようにする。

このとき。

槍を真っすぐ突き出す。

前方にスライドさせるためには。

必然的に。

手首が柔らかく使われなくてはいけない。

それを観察し。

味わってもらう。

そして。

槍の先端側を。

相手に掴んでもらって。

その状態で。

再度前方に突き出してみる。

きちんと手首が柔らかく使えていれば。

先端を掴んでいる相手は。

それを止めることができず。

槍ごと後方に突き出されてしまう。

手首を柔らかく使えていなければ。

相手と同条件の押し合いが始まる。

その差をじっくり味わう。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月6日(日) 練習日誌② 小胸筋を緩めて腕を伸ばす

Permalink:

腕を動かす練習。

腕を拡げるのと似ているけれど。

小胸筋。

胸骨から肩口に向かう筋肉の。

どの辺りを。

どう抜くかによって。

腕の動きを制御することができる。

今度は。

首の横の全面辺りも含めて。

力を緩めていく。

すると。

肩甲骨を支える筋肉が緩むことで。

肩甲骨は。

下方に緩やかに回転して落ち込もうとする。

すると。

上腕の上端が後ろに引かれることで。

肘側は上方に持ち上げられることになる。

その運動を利用して。

そのまま。

腕を前方に伸ばしていく。

そうして伸ばした腕は。

純粋に。

前方への運動で慣性を伴うので。

例えば。

相手に前方から歩いてきてもらって。

その胸辺りを。

こうして伸ばした腕の先端の。

掌で。

そっと受け止めると。

その進行を容易に止めることができる。

止める方も。

止められる方も。

その感覚のなさに驚く。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月6日(日) 練習日誌① 小胸筋を緩めて腕を拡げる

Permalink:

腕を動かす練習。

塔手の状態から。

腕を外に拡げる動作をする。

このとき。

塔手をその位置に固定するには。

いくつかの筋肉が協調していて。

そのバランスを崩すことで動きを作る。

その方法として。

腕を内側に引き寄せている。

小胸筋を意識。

この筋肉を緩めると。

肩甲骨が背中側に落ち込み。

鎖骨の肩口の端が後ろに移動する。

その結果。

腕は塔手の形のまま。

身体の外側に開かれていき。

腕を拡げる形になる。

相手に腕を握ってもらって。

広背筋の締めではなく。

小胸筋の緩めで腕を起動できれば。

相手はその運動によって。

外に揺り動かされる。

ただし。

腕を拡げる過程で。

掴まれたところを意識して。

そこを引っ張ろうとすると。

とたんに反作用が返ってきて。

反対に自分が崩れてしまう。

力を緩める感覚ははっきり得にくいものなので。

繰り返し地道に挑んでみる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年8月19日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年8月19日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

日付 2017年9月2日 土曜日
時間 12:00~14:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室A面

日付 2017年9月23日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年7月29日(土) 練習日誌③ 次第に細かな関節動作に分解する

Permalink:

纏絲勁のための。

身体の遣い方の練習。

まずは。

足で作った力を利用して。

脊椎の上端までを。

斜め後方にずらしていく。

はじめは。

大雑把に。

なるべくはっきり大きく動かすように。

そうしたら。

次に。

鳩尾の辺りで分解して。

少し動きは小さくなるけれど。

2回に分けるようにして。

互い違いになるように。

時間差を設けて。

斜め後方の動きを作っていく。

最終的には。

脊椎の。

関節の数だけ細かく。

周りの筋肉の。

緩めと引き戻しを活用して。

加速的に。

勁力を加算して引き継いでいく。

見た目には小さい動きだけれど。

存外大きな力の発揮。

そこに至るために。

焦らず。

まずは丁寧に。

大きな動作で練習していく。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月29日(土) 練習日誌② 重心を外に向かわせて

Permalink:

重心を外に向かわせて動く練習。

上半身の遣い方に気を付けてみる。

バスケットボールなどで。

相手に身体を押し付けるようなシーン。

頭を相手側に傾けて。

寄りかかるようにすると。

実は重心は相手方には寄らず。

自分の足で蹴りこむことで。

相手と押し合うことになる。

体格の大きな相手の方が。

圧倒的に有利。

ここで。

頭ではなく。

胸郭をなるべく垂直に保って。

寧ろ。

気持ち胸郭の下端が。

相手側を少しでも向くように。

スライドさせるように。

相手に近づける。

こうすると。

上半身の多くが。

自分の足の支えから出て行って。

相手は。

その重さを支えなくてはいけなくなる。

自分は足で全く蹴る必要がなく。

居着くところがない。

それは。

この後に。

相手を支えとしながら。

自由に動いていけるかどうかで確認できる。

蹴って押し付けていると。

動くためにその圧力を緩める必要があって。

重さを使っていると。

圧力を変えることなく動いていける。

互いに重さを使えば。

局面はまた変わってくるのだけれど。

それはまた次の機会に。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月29日(土) 練習日誌① 丁寧に真っすぐ下がることを

Permalink:

跨を緩やかにしながら。

真っすぐに下がることを試みる。

人の身体は。

多関節構造であるが故に。

単に。

重さが真下に動くように。

下がっていこうとすることは。

逆に工夫が必要になる。

小八極の起式から。

真下に降りていく動作でも。

それは同じくして。


真下に降りようとするとき。

必然的に。

膝は曲がり。

骨盤は前傾する。

これらしか意識しないと。

上半身そのものは。

骨盤に伴って前傾してしまう。

その場合。

重心は前方に煽るように出ていこうとして。

重さは真っすぐ下に向かわない。

ので。

脊椎のどこかで。

その前傾を打ち消すように。

弓なりに後傾させる必要がある。

見た目としては。

胸が真っすぐ維持されたままなので。

後傾させていることはわからないけれど。

この後傾の動作が。

肩甲骨の可動を起こし。

その後に腕が振り上げられる。

布石になっている。


弓なりの動きに合わせて。

盆の窪辺りの力を緩めて。

自然と顎が引かれるようにすることで。

頭の振り子動作も止めておくことも肝心。

ただ下がるという動作に。

丁寧な体の制御が求められる。

それができれば。

起式で肚前に添えた両手を。

下から支えて止めようとしても。

身体ごと地面に圧し潰されてしまう。

そんな練習の一幕でした。

雑記:拘りの心を解くように

Permalink:

対人で相手を御すときに。

邪魔になるのは。

自分の心持ち。

相手を制して御したいという気持ちが強いと。

自分の成すべき形を崩し。

異なる振る舞いを起こしてしまう。

それを已めるのは。

気持ちの切り替え。

執着しない心。

拘りをなくす。

とはいえ。

いざという時だけ。

気持ちを切り替えるということはできず。

普段から。

そうなるように練習しておく。

よりよいのは。

そもそも拘らないことだけれども。

まずは。

拘りに気づき。

拘りを解くこと。

実は。

いわゆる拳法の練習の中ではなく。

日常の方がその機会に恵まれやすい。

仕事や。

家庭など。

自分の考えと衝突するような出来事があって。

膠着してしまうことがあったら。

そのときこそ。

自分の拘りに気づき。

それを解く絶好の機会。

あるときだけ拘りを解こうとかではなく。

日常と非日常の堺なく。

常にそう在ろうとすることが大事。

そんな自然の理のひとつ。

2017年7月22日(土) 練習日誌③ 一礼しながら足を退く

Permalink:

足の付け根の股関節を。

支えている力を緩めて。

一礼をするような動作。

膝も緩やかに。

されどしゃがみ込まないほどで。

力強くなく。

すっと力を緩めながら礼をはじめ。

そのまま続けていくと。

骨盤から上の棒状の運動で。

その運動の先は。

自分のお尻から後方に向かったところに落ちる。

その過程では。

身体全体は。

後方に引っ張られるようになって。

その内重心が足から出ていくことで。

足を継がなくては尻餅をつくほどになる。

このとき。

足は身体の重さを支える責務から。

ほんのひとときだけ解放されているので。

その間に。

地面を蹴ることなく。

どちらかの足に偏ることなく。

体は左右に傾かず。

足を一歩。

好きな方を退げることができる。

この動きは。

どこにも蹴るところを作らなければ。

純粋に。

斜め下方後方に移動する力。

相手が触れていたりすると。

その運動に巻き込まれて。

地面に圧し潰されてしまう。

ちなみに。

下げる足は好きな方だけれど。

なんなら。

両足とも下げてもいい。

臀部周りの筋肉をどう緩めるか。

それらを試すのもまた面白い。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月22日(土) 練習日誌② 肩の付け根から解いて下ろしていく

Permalink:

太極拳の起式にて。

両の腕を肩の高さに挙げたところから。

挙げた腕を静かに下ろしていく。

挙げたところからとはいえ。

実際は。

上がる頃には下がり始めていて。

その境目は捉えにくい。

だけれど。

それは最終の目指す形として。

敢えて分割して練習していく。

まずは。

腕の挙上を支えている。

三角筋などの首から肩に掛けての力。

腕全体が下方に向かいだす。

そして。

上腕三頭筋。

掌の位置をなるべく維持しながら。

腕が自然と屈曲していく。

加えて。

橈骨と尺骨を平行に留めている筋肉。

それを抜いて。

二つの骨が交差するよう仕向ける。

挙げる行為の後だから。

これらの緩めによって。

腕が下がる運動が成立する。

動作を確認するために。

挙げた腕を両手で掴んでもらって。

順番に力を緩めて腕を下げる。

力を込めるところがあれば。

その瞬間に。

相手は下がる腕を引き留めることができる。

上手くできると。

何故か相手が不意にしゃがみ込んでしまい。

かつ。

自分には何の力感もなく。

自分で仕掛けたはずなのに。

何かの間違いではないかと疑ってしまう。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年8月12日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年8月12日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年8月27日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

練習予定:2017年8月6日(日)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年8月6日 日曜日
時間 9:00~12:00
施設 江戸川橋体育館(江戸川橋)
場所 多目的室

日付 2017年8月19日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年7月22日(土) 練習日誌① 肩の付け根から解いていく

Permalink:

太極拳の起式において。

並行立ちから。

跨を緩めながら胸郭を回す。

そこから伝わる力で。

両の腕を前方に持ち上げていく。

このとき。

背筋などの力で。

積極的に腕を上げるのではなくて。

肩の付け根から。

順番に力を緩めることで。

腕が上がっていくように仕向ける。

まずは小胸筋の辺りを緩めて。

肩甲骨が。

背中の中央に滑っていけるように。

こうすることで。

胸郭の動きに合わせて。

腕が振り上げられる運動が増せる。

それから上腕三頭筋の辺り。

肘が軽く曲がっていくことで。

腕の先端は。

さらに大きく上昇していく。

そして。

橈骨と尺骨を交差させている筋肉。

そこを緩めることで。

掌が回転し。

天井を向く頃には。

掌が肩の高さまで上がっている。

あくまで。

順番に。

少しずつ留めてから緩めることで。

末端への加速が。

慣性が。

伝わっていく。

力を緩めていく感覚は。

とてもか細く。

とても頼りなく感じられるけれど。

丁寧に。

丁寧に。

手順をなぞることが大事。

そんな練習の一幕でした。

雑記:固定することと伸びて縮むこと

Permalink:

身体のある部位を。

固定して。

その他の部位を。

動かそうとすること。

例えば。

右手を胸前に。

いくらか離して置いて。

その手の場所を。

固定して。

自分が近づいていこうとしてみる。

このときに。

固定させて動くために。

力を入れて固定するか。

力を入れずに固定するか。

少なくとも二つのやり方があって。

力を入れずに固定する方法を考えてみる。

力を入れないということは。

力の緩めを利用すること。

上腕三頭筋を。

ちょうどよいペースで抜いていく。

そうして。

腕が折りたたまれていくと。

力を緩めた上腕三頭筋は。

次第に伸びていって。

上腕二頭筋側が。

自然に縮んでいく。

伸びた三頭筋は。

自然に縮みたがって。

それを止めている二頭筋を緩めると。

前方に固定点を押し出す力が。

流れ出すようになる。

力まずに。

生じる力を大きくする方法。

そんな自然の理のひとつ。

2017年7月9日(日) 練習日誌③ 傾かずに足を開く

Permalink:

足を開いて歩幅を広げる。

足を開こうとすると。

動かす足と反対の足に。

一度体重を預けるようにしたくなる。

もしくは。

反対の足で地面を蹴りながら。

身体を斜めに傾けることで。

開く足の荷重を減らそうとする。

それらをせずに。

足を開く。

そのために。

跨を緩めて。

骨盤を緩やかに前傾させる。

そうして。

両の膝に均等に掛かる荷重を。

膝を開くことによって誘導しながら。

開きたい方の足の膝を。

すぐに内側に倒し直すようにする。

同じ荷重が掛かった状態でも。

足の内側から斜めに掛かると。

足を移動させる動力となって。

両の足に掛かる荷重は均等でも。

足を開いていくことができるようになる。

勿論。

両足を同時に開くこともできるけれど。

それはまた別の練習ということで。

こうして。

足を開くことで。

例え足を開きたい側から。

肩を押さえられていても。

何事もなかったかのように。

足を開くことができる。

体重を一度反対の足に移してしまうと。

そこで体重が固定されてしまって。

足を開くことが困難にされてしまう。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月9日(日) 練習日誌② 肩を極められる力を利用する

Permalink:

相手の力を利用する練習。

肩を極められる抵抗を利用したら。

反対に。

肩を極められる力を利用してみる。

同じように。

脇から腕を差し込まれて。

肩口に腕を回されたら。

肩口に掛けられた圧力を利用して。

脊椎をずらすようにする。

それから。

脊椎を戻しながら。

肩が背中側に納まるように。

力を緩めていけば。

肩を極めにきた相手を。

反対に引っくり返せる。

また。

脊椎を戻しながら。

地面の方に向かって。

運動を流していけば。

相手のこちらに入ってくる力が無効化されて。

相手は。

自分の反作用を押さえ込む力しか出せず。

それ以上極める動作を続けられなくなる。

いくら力もうとしても。

力が上手く入らないような。

粘土を押すような感覚で。

ただただ徒労に終わった感じさえする。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月9日(日) 練習日誌① 肩を極められる抵抗を利用する

Permalink:

相手の力を利用する練習。

脇から腕を差し込み。

相手の肩回りをロックする。

そのまま。

相手の肩口に圧力を掛けて。

地面方向に潰しこんでいく。

簡単な肩固めに持っていく形。

仕掛けに行ったとき。

相手が背筋などを伸ばして。

腕を前方に抱え込もうとすると。

体格差があれば。

抵抗して返すことができる。

仕掛け側は。

その抵抗を利用していく。

抵抗は。

仕掛けて肩に回した腕を通って。

やはり自分の背筋辺りに返ってくる。

ので。

その力を使って。

自分の脊椎を。

地面水平面で動かしていく。

そうして。

そこから逆順に。

再び肩口に向かって。

力を緩めながら。

動きを伝えていく。

先ほどは抵抗して返せていたけれど。

その抵抗を利用して。

再び仕掛けられた力には。

自分の力が含まれているので。

同じように返すことはできない。

咄嗟に力をぶつけてしまった後の対処。

せっかく跳ね返せると思ったのに。

その直後に。

それ以上の威力で地面に潰されてしまう。

そんな練習の一幕でした。

雑記:施すことと至ること

Permalink:

対人の練習で注意することは。

結果を求めないこと。

例えば。

何かの技があったとして。

その技によって。

ある結果が得られると思っても。

その結果を起こそうとしてはいけない。

結果を起こそうと意図することは。

そこで必要な振る舞いに。

雑味を加えてしまう。

その結果。

得たい結果は得られず。

矛盾するようだけれど。

行うべき行いを。

ただ施すこと。

その結果。

ある結果が訪れる。

ある結果に至る。

施すと。

至る。

ただそれがあるだけ。

それを理解して。

ただあろうとすること。

それがひとつの目指すべき到達点だったりする。

そんな自然の理のひとつ。

練習予定:2017年7月29日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年7月9日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月29日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年8月12日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年8月27日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年7月8日(土) 練習日誌③ 反発する力を利用する木の葉返し

Permalink:

相手の力を利用する練習。

その試しの遊びとして。

少林寺拳法の木の葉返しを題材にしてみる。

相手の手の甲を。

丁字の手で握って。

指が反るように傾ける。

相手は指の反りを嫌って。

拳を握る方向に力を入れようとする。

その反発して。

返る力を利用する。

相手が握りこむ力で。

こちらの肘を外に旋回させる。

そこからは。

脇の力を緩め。

上腕の力を緩めて。

相手の力を起点にして。

体幹側から。

手先に向かって。

順に動いていく。

相手は。

自分の握りこもうとする力を使われて。

知らない内に。

抵抗できず。

身をくるりと翻されてしまう。

そのまま。

掲げた腕を維持する力を。

地面の方向に。

抜いていけば。

捻じられた肩で。

受け身の取りにくい態勢で。

地面に転がされることになる。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月8日(土) 練習日誌② 足から順に背折靠

Permalink:

上下に立ち上がったり。

腰を低くしたりを繰り返して。

円襠(えんとう)に気を付けて。

膝を少し外に開きながら。

馬歩の姿勢を取る。

そこから。

開いた膝を左足だけ緩めて。

少し内に締められて。

腰辺りの張力が生まれる。

その張力を頼りに。

右の肚が右にずれ。

入れ替わるように。

鎖骨が右後方に開く。

肩甲骨が元の位置に戻りながら。

肘が張り出し。

脇が締まりながら。

拳が右方に弾き出される。

はじめに自然に張られた力から。

後は順に。

緩めて繋げて連動する。

そのひとつひとつの動きには。

どこにも止めるところなく。

靠。

肩。

肘。

手首。

拳。

距離によって。

どこでも当身を入れることができる。

試しに。

距離を変えながら。

当たるところに。

当たるところを。

当ててみる。

宛がってみる。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月8日(土) 練習日誌① 膝のみが止まらぬように身を沈める

Permalink:

並行立ちから腰を沈める。

足首と。

跨の力を緩め始めて。

間に挟まれた膝が。

連動して曲がっていく。

そこから。

身を沈めきるまで。

膝だけが止まることがないようにする。

膝の動きが止まると。

膝関節を固定する筋肉が働き。

膝より上部が。

後方に倒れこむ動きが強調される。

また。

固定する筋肉は。

反作用を生じて。

これも相まって。

重心が後ろに向かって押し返されることになる。

たとえ。

真っすぐ下に沈もうと思っても。

膝が止まった瞬間から。

反対に後方にずれ始めて。

余分に脛で引っ張り止めたり。

つま先が上がって。

バランスを取ったり。

余計な不均衡が生じたりする。

なので。

膝の動きは。

身を沈めきるそのときまで。

留まることなきよう。

慎重に。

体感を味わいながら。

繰り返し練習していく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年7月22日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年7月22日 土曜日
時間 8:30~11:00
場所 -

日付 2017年8月6日 日曜日
時間 9:00~12:00
施設 江戸川橋体育館(江戸川橋)
場所 未定

日付 2017年8月19日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

雑記:握りこむ力を利用して返してあげる

Permalink:

相手の力を利用する練習の中で。

お遊び的に。

握手する力を返すことを試してみる。

握手は。

握りこむ力同士が。

互いに拮抗することで成立する。

受け手が。

仮にその拮抗を起こそうとしなければ。

その力は。

その消化を求めて。

体幹の方に流れてくる。

その流れを。

肘が動く力に転嫁してあげる。

それは単に。

軽く外に張り出していくだけ。

相手の力を使って。

外に張り出すことができたら。

脇回りと。

肩回り。

肘回りの力を。

順に緩めてあげると。

運動の循環ができて。

掛け手がその場に座り込むことになる。

掛け手が握りこもうとしてくれなければ。

何も起きず。

しっかり握ろうとしてくれたときだけ。

座り込む現象が起きる。

起こりがなければ対立も起きない。

そんな自然の理のひとつ。

2017年6月18日(日) 練習日誌③ 相手の力で関節を曲げて返す

Permalink:

相手の力を利用する練習。

少林寺拳法の技を取り上げてみる。

向かい合った状態で。

自分の右手首を。

相手が左手で外側に捻じってくる。

堪えようとすると。

それが反作用となって。

自分の身体が動かされる要因になるので。

まずは。

相手の捻じりに。

動かされるだけ動かされて。

自分の脊椎を動かさせていく。

その力を感じたら。

鎖骨の動きを堪えようとする力を緩めて。

それを起点に。

肩と肘を鉛直方向に落としていく。

そうしたら。

肘を曲げている力を緩めて。

軽く腕が伸びるようにしてあげると。

力の巡る輪ができて。

相手は自分の力で崩れ。

自分で捻じろうとしている反作用も加わって。

背中を向けるように離れていく。

だけれど。

掴んだ手は相手の抵抗を感じないことで。

離すことがなく。

そのまま。

脇回りの力も緩めて。

手を軽く下げてあげると。

落下の慣性が加わって。

腕を掴んだまま。

相手はその場に崩れ落ちてしまう。

送り小手の形。

送られるのは。

彼自身の反作用によるもの。

こちらが残った左手で。

わざわざ掴んだりしなくとも。

片手で労なく制することができる。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月18日(日) 練習日誌② 慣性を纏いながら

Permalink:

虛步探掌で前に進むときに。

地面を蹴るのではなく。

重心移動で前足に寄っていれば。

その身体は。

前進していく慣性を纏っている。

後ろ足で蹴っていると。

前足でも突っ張ることになり。

その結果。

運動は中和されてしまう。

前向きの慣性があれば。

後ろ足は。

膝や跨を固定することで。

前に行くのを止めているだけの役目になる。

なので。

その力を緩めてあげれば。

さらに前進が続き。

そのまま両足を揃えることができる。

さらに蹴るか。

さらに緩めるかの違い。

蹴って前に乗ると。

結果的には。

一度上方への力が掛かって。

落下して前足に乗ることになる。

翻って。

緩めて前に進めば。

ただただ。

前への慣性が残り。

それ以上前に行かないように。

幾分かの箇所で。

固定して留める状態となる。

畜勁した状態。

ここから。

前進を留める力を緩めて。

重さを支える跨を外してあげると。

自然と前方に跳ねることになる。

どちらかというと。

滑り出る方が近いのだけれど。

その前の套路動作で。

蹴るか緩めるかの違いで。

簡単に前に出られるか出られないかの差が。

明々白々に生じることを。

自分の身体で何度も試して不思議がる。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月18日(日) 練習日誌① 地面を蹴らずに体を変える

Permalink:

跨と足首を緩めることで。

上体の重さによって。

膝を運動させる。

左右の足の。

力の緩めを制御することで。

地面を蹴ることなく。

バランスの崩れを利用しながら。

重心を。

前寄り。

後ろ寄りへと。

推移させる。

莽蛇纏身が終わったところから。

左右の跨を緩めつつ。

流れてくる慣性を使って。

右膝を外に開く。

定位置まで進んだところで。

右の跨と膝を。

固定させて。

代わりに。

左の跨と膝を緩めると。

球が転がるように。

振り子が揺れるように。

左足に寄り始める。

そして。

左足に重心が移る頃には。

右足が自由になっているので。

少し前に踏み出して。

再び。

右の跨と足首を緩めることで。

前足に身体を寄らせていく。

虛步探掌の身遣い。

ひとつひとつの。

体移動を。

地面を蹴りながら行うと。

移動の切り替えで簡単に押さえ込まれてしまう。

緩めることで。

重心を移動させていれば。

どの動きの中でも。

身体を掴まれたとしても。

その移動を止めることはできない。

また。

拍子のない動きになる。

その動き方を覚えるまでは。

意識を掛けないとできはしないけれど。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月17日(土) 練習日誌③ 緩め転回して後掃腿

Permalink:

跨の力を緩めて。

膝を緩めて。

身を沈める練習から。

膝を向ける方向を制御することで。

沈みながら後ろを向くように回転していく。

単に力を抜いているわけではないので。

その速さも制御することができて。

力の流れ。

慣性も。

一連の動きの中で繋がっていく。

そのまま。

軽く手をついて。

流れのままに。

足を振り出していけば。

後掃腿(こうそうたい)を放つことができる。

無理に。

しゃがみながら蹴るのではなく。

一挙動で。

足が伸びてくるよう。

勢いで回るわけでもないので。

振り出した足を。

回収して次に移ることも。

前に出た足を引っかけながら。

前掃腿に繋げることもできる。

でもまずは。

身を保ちながら。

身を沈めていくことが大事。

丁寧に動きを感じながら。

ころころと地面に向かってみる。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月17日(土) 練習日誌② 足首からの反作用と腿の負荷

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脚は身体の体重を支えるところだけに。

なるべく。

均一に重さを支える状態にしておきたい。

そのときに。

注意しなくてはいけないのが。

足首の力みと。

腿の力みになる。

それぞれ。

下端に近いところで。

力みを加えると。

そこからの反作用で。

上体側に押し返す力が生じて。

重力による上からの力と。

板挟みに遭う形で。

居着きに繋がったり。

崩れに繋がったりする。

なので。

足首の力を緩めること。

腿に重さを乗せないこと。

これらに注意を払うべき。

反対に。

足首や。

膝の力を。

緩めたり。

固めたりすることで。

拍子のない動きが可能になったりもする。

まずは。

その箇所が緩められることを知り。

意識を掛けてあげるところから。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年7月9日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年7月9日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月29日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年6月17日(土) 練習日誌① 膝を抜かず膝を動かす

Permalink:

太極拳の起式で腰を落とすとき。

膝の力をただ抜くと。

腿と膝に負荷が掛かるだけで。

大事な体の連動が起こらない。

大腿直筋と。

足首の力を緩めて。

そこに挟まれるように。

膝の力を緩めていく。

そうすることで。

膝は。

上体の重さによって。

運動を起こすことができて。

足の運動に。

勁力を纏うことができる。

試しに。

足を肩幅くらいに開いて。

並行立ちで立ち。

両膝を正面から押さえてもらう。

力で跳ね返そうとしたり。

膝を抜いてただ脱力してみたり。

してみても。

膝から反作用が返って。

すぐに後ろに崩されてしまう。

大腿直筋の力を緩めて。

足首と膝も順に緩めていけば。

正面から両手で押さえられていても。

反対に相手を押し転がすことができる。

その差は一目瞭然。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年7月8日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年7月8日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2017年7月22日 土曜日
時間 8:30~11:00
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年6月4日(日) 練習日誌③ 二人掛かり圧し掛かっても

Permalink:

力を化する練習の中で。

ちょっとした遊びに挑戦。

一人が正座して。

腿の上に掲げた両腕を。

もう一人がそれぞれ掴んで。

上から体重を掛ける。

さらに。

またもう一人が腕を掴んだ一人の。

後ろから体重を重ねて掛ける。

この状態を返したい。

普通に。

頑張ろうとしても。

腕は頑として動かない。

だけれども。

圧し掛かった。

腕の力を利用して。

肘を一旦腿の付け根に下ろしてから。

祈るように両手を顎下に掲げれば。

二人分の力も円環して。

腕を動かすことが可能になる。

腕を掴んだ一人は。

重心を奪われて。

その場から動けなくなって。

後ろから圧し掛かったもう一人は。

間の人で玉突きのように。

突かれた如く後退させられる。

大の男が二人掛かりで。

一人の人間を押さえらなかったことに。

さすがに驚きの感嘆の声を上げる。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月4日(日) 練習日誌② 前後に移動しながら返してみる

Permalink:

両の掌を合わせて。

相手から押される力を化したら。

互いに足を前後に開いて。

前後に移動する練習も合わせてみる。

相手が推す力を。

そのまま受けながら。

足首の力や。

跨。

大腿直筋の力を緩めることで。

相手の力で後退していく。

適度に退がったらば。

下半身の関節は固定化して。

代わりに。

脊椎を動かせしめて。

運動を循環させて。

相手に返していく。

相手は。

推している感覚が変わらないまま。

あるとき前に進めなくなり。

不意に腰から後退させられる感じ。

それを感じるとすぐに。

その力を受けて。

後退をはじめ。

再びに相手に循環させていく。

まだまだ単純に。

少し動きを足した程度。

それでも。

手番を取り損ねたり。

相手からの運動をもらい損ねたり。

兎にも角にも。

損ねた方がその場から去ることになる。

やっきになって。

力で推そうとしても。

それがそのまま利用されるので。

腕力よりも。

正確さがものをいう。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月4日(日) 練習日誌① 両手を重ねて推手のことはじめ

Permalink:

化勁を学ぶために。

推手に取り組む。

単推手からはじめたいところだけれど。

単とはいいながらも。

いきなり動に入ると。

それだけで難しくなるので。

両の掌を合わせて。

相手と並行立ちで向かい合ったところからはじめる。

まずは。

ただ片方が。

同じように掌を合わせて。

正面から押してあげるところから。

両手で押されたら。

その力は。

両腕を通って。

自分の脊椎に到達する。

肘を曲げたり。

肩を捻ったりしないで。

まずは。

胸の後ろの脊椎を。

さらに後ろに凹ましてみる。

そうすると。

関節の構造上。

肩が上方へ押し上げられて。

そこにつられて。

肘が緩やかに曲がっていく。

上がった肩を。

力を緩ませながら戻しつつ。

肘回りの力も抜き直すと。

相手が推した力が。

運動で変換されて返っていく。

まずは。

制約が大きい中で。

単純化して化する練習。

自分が並行立ちで。

相手が前後に足を開いていても。

手順を踏めば。

後退させられるのは相手の方。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月3日(土) 練習日誌③ 撓ませて緩めて率いる

Permalink:

自分が動いたことによって。

発生する力を使う練習。

相手の右腕を。

自分の右手で掴んだところから。

右肩を引くように。

身体を回転させてみる。

ただ単に。

右手に力を込めて引こうとすると。

反作用で引き返されてしまう。

ただ単に。

腕までの力を抜いて。

紐のようにして引っ張ろうとしても。

相手には何も伝わらない。

だけれど。

肩甲骨や。

上腕骨。

橈骨。

尺骨が。

それぞれの接合部から離れようとしたら。

伸びて撓んだ筋肉を。

すぐに緩ませるようにすると。

体幹から順に動きが連鎖して。

反作用を生じることなく。

相手を引き動かしてくれる。

緩みっぱなしでもなく。

力みっぱなしでもない。

撓んだものが緩む。

それが大事。

そのままくるりと回転しながら。

身を低くしてあげれば。

相手の腕が捻じり上げられて。

その場にふっと落とされる。

あまり勢いよく動くと危険なので。

緩やかに試す。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年6月18日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年6月18日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月9日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月29日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年6月3日(土) 練習日誌② 人を伴い左右に順纏絲を繰り返し

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太極拳の基本動作。

左右の手で順纏絲を繰り返す。

はじめは。

片手ずつ。

右に肚を切りつつ。

肚の戻りに合わせて肘を張り出して。

肘の戻りで手刀を出す。

反対に。

左に肚を切りつつ。

肚の戻りに合わせて手を巻き込んで。

肘の戻りで顔の正面に手鏡す。

常に。

肚の動きは手の動きに先んじて。

時間差があるように。

上腕や前腕。

手先へと連鎖させていく。

片手ずつの動作に慣れたら。

両手の動作に移行して。

身体の振る舞いは変えることなく。

両手を左右に振りだしていく。

動きができているかを試すために。

両の腕を。

二人の人に握ってもらって。

人二人分を伴いながら。

同じ動作を始めてみる。

きちんと。

肚の動きから動けて入れば。

両腕を握られていても。

ほとんど関係なく。

左右に動きながら手を振ることができる。

握っている人は。

左右の動きに追従させられて。

二三回往復すると。

その加速に耐え切れず。

手を放して飛ばされてしまう。

動きの仕組みが理解できれば。

二三回と言わず。

一動作で。

掴んでいる二人の人間を。

ほいと投げ飛ばせてしまう。

飛ばした先にガラスや窓がないようにだけ注意…。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月3日(土) 練習日誌① 円襠で重さを逃がす

Permalink:

太極拳の基本練習として。

起式のように。

腕を上下に上げ下ろしする。

屈んだり。

立ち上がったりの動作。

このときの。

身を低くするときに。

円襠(えんとう)の意識を強くしてもらう。

足首と大腿直筋を緩ませたとき。

単に膝を緩めると。

膝は内に絞られ気味になる。

そうすると。

上半身の重さは。

腿に乗り。

膝に負荷が掛かるようになる。

そこで。

膝は単に緩めるのではなくて。

開くようにして。

両の足の上に来るぐらいにする。

そうすると。

上半身の重さは。

直接腿や膝に掛かることはない。

し。

身を低くするのに阻害することもなくなる。

また。

膝を滑車にしたように。

足から跨に掛けて。

自然な張力が得られるようになる。

それらを試すために。

腰の高さを低く保って立ち。

後ろから肩に手を掛けて体重を掛けてもらう。

円襠を意識していないと。

腿で踏ん張って我慢しなくてはならず。

そこから立ち上がろうとしても。

さらに体重を掛けられると。

非常に困難。

円襠を意識して立てば。

体重を掛けられてもあまり感じることはなくて。

そこから立ち上がるのも。

すっと立ち上がれてしまう。

この張りは。

そこからの展開にも大事な要素。

ゆっくり上下動しながら。

きつく張りすぎないようにも注意する。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月21日(日) 練習日誌③ 赤ん坊から獣として飛び掛かる

Permalink:

赤ん坊の這い這いの練習から。

一転して。

四足獣が襲い掛かる動きを真似てみる。

まずは。

ついた手首の力を緩めて。

前方に倒れるように重心を滑らせる。

出ていく重心を追うように。

後ろ肢(膝)が。

前に引きずられるように。

軽く踏み出す。

その流れを止めないよう。

背中を逸らせるように。

上体を思い切り伸ばしていく。

下から弧を描くように。

顎が引かれながら。

伸び上がっていく。

ここまで。

地面に着いた掌は。

一度も地面を離れることはない。

伸び上がった。

身体に引っ張られるようにして。

両の腕は。

縮んだまま宙に引き上げられる。

後は。

目標に向かって。

覆い被さっていく。

飛び掛かると言っても。

実際に跳躍することはなく。

ひたすら重心が前方に進められる感じ。

さすがに床間での練習は厳しいので。

マットを引いて。

バランスボールを相手に。

みんなでダイブ。

ちょっと。

嫌、大分。

奇妙な光景ではあったけれど。

楽しそうだったからまぁいいかなと。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月21日(日) 練習日誌② 胸で細かく速く移動していく

Permalink:

肚を使って重心を動かすのと同じように。

胸を使って重心を動かしてみる。

壇中辺りを。

進みたい方向に。

瞬発的に突き出す。

すると。

そこを起点として。

身体全体が。

敏速にその方向に動き出す。

咄嗟に。

相手の打撃を避けたり。

素早く相手の中や裏に潜り込めたり。

足を使わないので。

居着かずに動くことができる。

右手を前に構えた相手に対して。

一度相手の内に入るように。

胸を細かく動かして。

すぐに反対に胸を翻す。

ジグザグに素早く動く動きに。

相手は反応することができず。

内への侵入を止めようとした状態で。

容易に裏への侵攻を許してしまう。

おまけに。

胸の動きから起こる。

両腕への慣性の力で。

弾き出す腕の突進は。

触れた相手をさらに制していく。

内だと思ったら裏。

押さえられた腕で振られる身体。

相手の姿をみることもできず。

背を向けられてしまい。

どうしようもできない状態になる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年6月17日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年6月17日 土曜日
時間 8:30~11:00
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2017年7月8日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2017年7月22日 土曜日
時間 8:30~11:00
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年5月21日(日) 練習日誌① 撫ぜるように手を下す

Permalink:

体幹の力を使いながら。

身体を右方に切って。

元の位置に戻すことで。

右腕の肘から先を旋回させる。

その掌を。

構えてもらった相手の手に引っ掛ける。

この腕は。

勁力を伴っているけれど。

相手に触れたときに。

先端を振るように。

指先を垂れさすと。

途端に反作用をもらうようになってしまう。

なので。

相手に触れたら。

そこから見えない直立の壁を。

撫ぜるように。

手首から下に落とすように。

指先は垂れないように。

そっと下していく。

そうすれば。

末端の振りに化けることなく。

勁力を伝えながら。

相手を下方に崩すことができる。

劈のように振り下ろすときに。

共通の注意点となる。

こうした。

勁力を伝えられた相手は。

腕を引き落とされるのではなくて。

腰から崩れるように。

へたり込んでしまう。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月20日(土) 練習日誌③ 幼児のように楽しそうに跳ねてみる

Permalink:

赤ん坊のように這い這いをして。

次は幼児のように飛び跳ねてみる。

足で踏ん張って。

跳躍しようとするのではなくて。

身体を逸らすように。

両腕も使って。

上方向に。

精一杯伸びようとしてみる。

上下に引かれて。

且つ。

重心が上方に向かった結果。

ほんの少しだけ。

身体は地面から離れ。

跳ねることができる。

大きく飛ぶことができない代わりに。

重心の移動は。

外からはわかりにくい。

それでも。

確かに上下の運動を伴っているので。

相手と軽く組んだ状態で。

足は一切使わず。

上体を跳ねるように瞬発的に伸ばす。

見た目には。

ただ組んだ状態で変わらないけれど。

相手は。

跳んだ後の落下に巻き込まれて。

一人だけ下方に落とされる。

不意に訪れる物理現象に。

構える暇もない。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月20日(土) 練習日誌② 丁寧に真っすぐ沈む

Permalink:

定期的に立つ練習に取り組む。

なるべく重さがが上下に揃うように。

頭や。

胸。

肚など。

重い部分を直列に。

そして。

脊椎は。

緩やかなS字を保ちながら。

且つ上下に引かれ合うように。

整える。

そうして。

整えたら。

それらの重さが。

真っすぐ真っすぐ。

鉛直にまとまって落ちるように。

足首や。

大腿直筋の力を緩めて。

すっと沈み込んでいく。

膝は。

ただ調整として。

結果的に曲がるだけ。

あまり能動的に曲げこもうとしない。


前後を挟んで人に立ってもらって。

一人は前で両手を掌を上に差し出してもらって。

その両手に手を合わせ。

もう一人は後ろから両肩に触れてもらう。

きれいに沈むことができれば。

前後の二人とも同じくして。

一緒に沈まされて。

地面にころんと転がされてしまう。

敢えて前後挟まれた方が。

一人を相手にするときよりも真っすぐ沈みやすい。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月20日(土) 練習日誌① 引いて返す倒卷肱(とうけんこう)

Permalink:

足を使わないで移動する練習をしながら。

並行立ちして。

右手を左の肩口につけておく。

脇は締めた状態。

そこから。

左肚を後方に引いていく。

その内。

足の基底面から重心が出ていくと。

左足を引きずるようにして。

後方に一歩出ることができる。

同時に。

身体の正中線が揺れることで。

鎖骨。

肩甲骨。

上腕と。

右腕が前方に返される力が生まれる。

特に。

左足が着地して。

重心の移動が止む。

そのときが腕を解放するとき。

そのまま。

太極拳の倒卷肱(とうけんこう)につなげる。

相手に押し込まれたとき。

その勢いをもらいながら。

身体全部を引いて逃げるのではなくて。

相手と触れていない部分から。

後ろに引いていく。

そのまま後方に誘導しつつ。

自分の勁が生じたところで。

右腕で打ち返したり。

左腕で引き崩したり。

前足で引っ掛けたりする。

優勢だと思っていた相手は。

前に圧し潰そうと思った瞬間に。

逆に自分が後方に弾き返される。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月7日(日) 練習日誌③ 相手の力で動き始める

Permalink:

相手が推したり。

突いたり。

してくれた運動を。

触れることでもらうことができる。

こちらからの。

能動的な干渉がなければ。

反作用が起きず。

相手の運動は。

こちらの運動に転換される。

それをそのまま利用して。

自分の体幹が動く。

そのエネルギーにしてあげる。

右腕を。

推されたらば。

動かされる肩甲骨に応じて。

身体を右側に捻じっていく。

そのまま。

捻じりを急停止して。

左腕で。

衝捶を放ってもよいし。

肩肘の力を緩めて。

相手に貼り付きながら。

下方に引き落としてもいい。

或いは。

その力を移動に変えて。

共に相手を移動せしめてもいい。

運動は。

その運用が肝心で。

流れを活かすことが大事。

あれこれしてやろうとするのではなく。

捨己従人して。

その流れに沿い。

けれども自ずの由に従っている。

流れを奪われた相手は。

自由を失って振り回される。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月7日(日) 練習日誌② 自動で逸れるように

Permalink:

両腕の前腕を。

自分の前に立てるようにして。

沈肩遂肘を守るようにする。

鎖骨や。

肩甲骨。

肩回りの力を緩めて。

籠が。

首の周りに。

すっぽり逆さまに乗っているような状態。

その両腕を。

前から押してもらえば。

籠が回転するように。

前腕から肩甲骨までの籠が。

勝手にくるりと回転する。

相手に抵抗する意思をみせなければ。

それは自動に起こって。

自動に逸れてくれる。

相手が打ち込んできたときも。

その腕のどこかに触れてあげれば。

相手の運動をもらいながら。

腕は勝手に体を回り込んでくれる。

反対に。

その腕に抵抗しようとすれば。

それはすぐに反作用を生じ。

相手も。

反作用を取っ掛かりに。

自分の本体まで攻め入ってきてしまう。

兎にも角にも。

余計な力を加えないこと。

その意図なき逸らしに。

滑るように身体を泳がされてしまう。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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