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2017年6月18日(日) 練習日誌② 慣性を纏いながら

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虛步探掌で前に進むときに。

地面を蹴るのではなく。

重心移動で前足に寄っていれば。

その身体は。

前進していく慣性を纏っている。

後ろ足で蹴っていると。

前足でも突っ張ることになり。

その結果。

運動は中和されてしまう。

前向きの慣性があれば。

後ろ足は。

膝や跨を固定することで。

前に行くのを止めているだけの役目になる。

なので。

その力を緩めてあげれば。

さらに前進が続き。

そのまま両足を揃えることができる。

さらに蹴るか。

さらに緩めるかの違い。

蹴って前に乗ると。

結果的には。

一度上方への力が掛かって。

落下して前足に乗ることになる。

翻って。

緩めて前に進めば。

ただただ。

前への慣性が残り。

それ以上前に行かないように。

幾分かの箇所で。

固定して留める状態となる。

畜勁した状態。

ここから。

前進を留める力を緩めて。

重さを支える跨を外してあげると。

自然と前方に跳ねることになる。

どちらかというと。

滑り出る方が近いのだけれど。

その前の套路動作で。

蹴るか緩めるかの違いで。

簡単に前に出られるか出られないかの差が。

明々白々に生じることを。

自分の身体で何度も試して不思議がる。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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