理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu
ラベル 研勢塾 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 研勢塾 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年12月15日(土) 練習日誌② 正中線を立てて下方の力を強める

Permalink:

両腕を肩の高さに上げて。

肩と。

上腕の力を緩め。

上腕と。

前腕を下方に落とす。

単に。

力を緩めるだけでも。

充分に慣性は働くけれど。

そこに。

正中線を出す行為を。

足しこむと。

その慣性はさらに強くなる。

すると。

自分の挙げた。

両手を。

相手の両肩に添えて。

正中線を出しながら。

腕の力を緩めると。

突然。

自分の腰や。

膝の力が抜けたようになり。

地面に向けて。

しゃがみ込んでしまう。

注意するのは。

そのときの自分の意識。

身体全体となると。

その慣性が伝わるのも。

一瞬の時間差がある。

その間に。

重くて固いという。

手応えを感じる。

感じようとしてしまうと。

相手の肩を。

自分の掌と手首で。

押し始めてしまう。

すると。

とたんに反作用が生じて。

全く作用しなくなってしまう。

また。

相手の肩に手を添えたとたん。

頼りになるものがあると思って。

腕を支える力を。

先に抜いてしまうのもだめ。

自分で起こすべき。

慣性のきっかけが作れなくなる。

そういった。

自分で注意できる点に注意して。

現象を起こしていく。

そんな練習の一幕でした。

2018年11月17日(土) 練習日誌④ 胸を倒すと腕は上がりて位置は下がる

Permalink:

パイプ椅子を使った練習を経て。

胸を自由に後ろ倒しできるようになったら。

立ち上がって。

相手を下方に崩す練習に移行する。

相手に両掌を上に向けて差し出してもらって。

両掌を重ねて正面に立つ。

そこから。

胸を後方に倒し始めて。

同時に。

骨盤を前傾させるように。

大転子を後ろに引いていく。

このときに。

胸が倒れると。

腕の付け根も回転して。

特別に緩めることをしなければ。

腕全体は上がっていく。

これが力まない状態。

そうしながら。

身体全体は低くなっていくことで。

掌の相対的な位置は。

始めと変わらず。

それが伝達のための繋ぎとなって。

相手に。

身体が鉛直に落下する慣性が入っていく。

すると。

掌の圧力は全く変わらないのに。

不意に腰が崩されて。

下方に落とされてしまう。

上手くできるようになればなるほど。

相手への力感が得られずに。

狐に化かされたような気分になる。

それもまたおかし。

そんな練習の一幕でした。

2018年10月28日(土) 研勢塾合宿⑬ 軸足なく自由な運足を

Permalink:

研勢塾の合宿二日目4コマ目。

二日目の最後も。

波返しを含めたナイハンチ。

鉄騎初段として。

大転子を意識した。

横移動の。

その途中に蹴りを挟んでいく。

浮き身になっている間に。

膝上げから蹴りに繋げて。

そのまま四連打。

合わせて五連打していく。

初日から続いた練習で。

蹴るために。

軸足を作る必要がなく。

いつでも。

自由な時に蹴りを放てる。

この状態に慣れていくことで。

足の踏ん張り。

というものが必要なく。

重心先行の動きと結びついて。

居着かない動きの。

体現が促進されていく。

そんな気がした。


個人的には。

この軸足を作らない動きと。

重心先行を使って。

前足に寄りながら。

下丹田の切り返しで。

歩み足からの順突きですぐに返ったり。

斜めに歩んでの横から突きを放ったり。

身体の自由度をさらに愉しむ。

そんなコツを得られたことも大きな収穫だった。


ということで。

合宿の全工程が終了。

スパイシーなカレーの楽しみ方も覚えてきたし。

参加者の皆様とも交流できたし。

来年の開催も期待しています。

改めまして。

合宿参加の皆様に感謝を示したい。

指導いただいた川村先生への感謝は当然のことながら。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月28日(土) 研勢塾合宿⑫ 余分な力を使わず連綿と

Permalink:

研勢塾の合宿二日目の3コマ目。

初日に取り組んだ。

ナイハンチの四連打の磨き上げ。

筋肉の伸張反射を使いながら。

素早く連打していく。

と共に。

相手に掴まれている状態から。

その慣性が発揮されることを確認。

繰り返し。

強めた正中線と。

意識のコントロールの深まりで。

大分身体もこなれていて。

参加者が奇数なこともあって。

僕らは三人組となっていたので。

ひとりが練習者で。

後の二人が。

代わる代わる。

腕を掴んでは飛ばし。

ひとりが飛んでいる間に。

構え直し。

次のひとりをまた飛ばすと。

何のゲームなんだろうとばかりに。

ひとつの型で。

都合20回~30回くらい。

人を放り投げることを繰り返した。

だけれど。

こんな無茶を。

普通の筋肉運動でやっていたら。

とても身がもたないだろう。

それをお喋りしながらできるのは。

それはそれで。

凄いことなのかもしれない。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月28日(土) 研勢塾合宿⑪ 留めた慣性を動きなして

Permalink:

研勢塾の合宿二日目の2コマ目。

正中線のチェックをした上で。

急激に正中線を出すことで。

両手を握っている相手を。

不意に下に崩し落とす練習をおまけに入れる。

驚くように出すことが大事。


受動筋を活用する練習の続きで。

相手とハイタッチするように。

前腕を垂直にして。

上腕を水平にした形。

掌を後ろ倒しにすることで。

腕の形を繋げてロックする。

これを相手に掴んでもらって。

腕を支える力を緩めると。

その慣性が伝わって。

相手がその場にしゃがみ込んでしまう。

だけれど。

相手にぶつかることを意識して。

自分から肘関節を曲げてしまうと。

寧ろ引き込む力が生じて上手くいかないし。

相手を下に押そうとすると。

反作用を生じて膠着してしまう。


両腕を伸ばして。

両の掌を正面で合わせて。

掌の重みで肘をロックしながら。

同じように肩の力を緩めると。

斬り下ろすように。

同じように相手をその場にしゃがみ込ませることができる。

慣性を使いながら。

反作用を生じさせないこと。

この辺りも意識のコントロールが必要だ。


同じように。

直立した状態で。

両手を前に出して。

パートナーに掌を合わせて押さえてもらう。

ここから。

力を緩めることで。

脛を前方に倒していく。

宮本武蔵の。

踵(きびす)を強く踏み込むべし。

という技法。

実際に。

脛を立てている力は。

脛の前方にあるわけではないけれど。

普段は無意識でそれを行っているので。

自分の身体への指示の出し方を探る必要がある。

僕の場合は。

膝裏の辺りが留めるための指令に混ざっていたので。

その辺りを意識して。

脛を倒せるようにコントロール。

後で信号は丁寧に分離していこう。

身体と対話しながら。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月28日(土) 研勢塾合宿⑩ 力を緩めて伝達を強めて

Permalink:

研勢塾の合宿二日目の1コマ目。

合宿二日目の開始。

まずは。

腕を受動筋で繋ぐ練習に取り組む。

肘関節を下方に向けて。

拳の重さで。

その関節をロックする。

自分の力で腕を伸ばすのではなく。

重さに引かれて伸ばされる感じ。

それを止めようと。

内部の筋肉が自然な緊張を起こしてくれる。

その腕を。

パートナーに曲げてもらうよう力を掛けても。

折り曲げることができない。

この状態は。

強力かつ。

力の伝達の阻害を排除するために。

必要な在り様となりそうだ。

続いて。

右腕を折り曲げて。

拳が肋骨に沿うような形をとる。

その拳を前方から押さえてもらう。

ここで。

腕を後ろに引いている力を解放すると。

腕が振り子状に動いていく。

その途中で。

上腕の力を緩めると。

前腕が前に倒れ始めて。

突きを放つような形となる。

最後は。

手首を維持している力を緩めると。

拳の重さで。

掌が天井から地面を向くように回転して。

まさに突きの形となる。

注意するのは。

相手に触れている拳を意識しないこと。

ここを意識すると。

末端から遠い腕の各要素が動いたとしても。

手首を固めて押そうとしてしまって。

反作用が生じて動きを止めてしまう。

意識の掛け方も。

大事となる練習となっている。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月27日(土) 研勢塾合宿⑨ 夜も夜として研勢塾

Permalink:

研勢塾の合宿初日の夜。

去年は僕は一足先にお部屋で休んでいたのだけれど。

今年は。

夕飯後の大部屋での親睦会にも参加。

親睦会といいつつ。

合宿の趣旨が趣旨なので。

当然の如く。

自由形式での技術の研鑽会に突入だ。

ここでは参加者の備忘録的に。

どんなテーマがあったかだけを紹介しておこう。

細かな要点は参加者だけの特典だろう。

バイクの横倒し:胯を落として右肘を落とす。

意念での崩し:シャツの色で目印をつけて。

順突きでの突きこみ:歩み足に寄り足に総合的な身遣い。

正中線での気づかれない肩触り:前に乗り出さない。

骨盤と肚を折った突き:威力出すには体幹側を大きく。

正座から少し上げての浮き身:浮いている間に足を動かす。

正座からの垂直上昇:何人も巻き込まれてた。

チンクチで受け手からの崩し:肩からの動きが大事。

腕相撲での肩狙い:意識が身体を支配する。

負けながらの一教の崩し:運動自体は伝達する。

シャツをつかんでの浮き身崩し:相手の身持ちも影響する。

様々な分野の受講生が参加しているので。

聞きたいことも様々。

その様子をみているだけでも。

色々気づくことや。

学べることがあるので。

とても面白かった。

そして。

限界は自分の頭で作っている。

それぞれの可能性を信じて。

絶対できるんだということ。

意識を高く持っていって欲しい。

そういった薫陶を川村先生から受講生は受けて。

初日の本当の終わりを迎えた。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月27日(土) 研勢塾合宿⑧ 足幅広げて波返しを

Permalink:

研勢塾の合宿初日4コマ目。

初日の最後は。

これまたみんなが大好き波返し。

はじめは。

そのひとつ前の練習として。

その場で膝を上げる練習から。

上げない足に重心を移動させる動きを入れない。

ここで。

わざと足幅を広くとって練習することで。

足幅を狭く戻したときに。

簡単に膝を上げられるようになる。

そこから。

波返しそのものに移行。

こちらも。

なるべく足幅は広めにする。

はじめは。

感覚がどうにも掴めずに。

足を上げている間に。

倒れ込み始めて。

頭は動き。

床に大きな衝撃を与えて着地してしまう。

それでも。

一生懸命にその単純動作を繰り返しながら。

川村先生の受講生へのアドバイスに耳を傾ける。

頭を動かさない。

跨は引くけれど。

お尻は大きく前方に動かす。

上げていない方の脚に対応した腕は。

後ろに振らず前に保つ方がよい。

上げていない方の脚は内側に倒すくらいで。

などなど。

そしてまた頭は動かさない。

と聴いているときに。

ふと理解したのは。

頭は動かさないけれど。

首から下も動かすなとは言われていないということ。

跨から下しか動かさないことに。

自分は固執してしまっていたことに気が付いた。

そこからは。

言われた通りに。

頭を動かさないことに注意すると。

その前よりも波返しが。

上手くできるようになった。

それが理解できると。

身体でまとめる重心線とは別に。

慣性でまとめる運動線のようなものが意識できて。

移動していくということへの感覚が。

これまでよりも実感し易くなった気がする。

これも大きな収穫だ。

そんなこんなで。

波返しにみっちり一時間取り組み。

波返し着地してからの。

横回転の慣性をパートナー同士で試して飛ばして。

その場での落下。

横移動の慣性の伝達。

回転での遠心力の伝達。

前方への脚踏み。

これら4つの崩しの復習をして。

初日の日程が終わっていった。

一日でも大分濃いな。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月27日(土) 研勢塾合宿⑦ 体幹から順番に鉤突きを

Permalink:

研勢塾の合宿初日3コマ目の後半。

ナイハンチの型練習の続き。

四連打を復習していく。

この辺りは。

横への掌打によって作られた。

自然な筋肉の張力を。

どこを中心にして。

緩み合わせるのかも要点となる。

その上で。

末端を先行させずに。

緩み合わせの中心から。

末端に向けて順番に動かしていくことに。

注力する。

その中で。

鉤突きを抽出して練習。

流れの中で打つと。

その順番の連鎖を得にくいので。

分割したときは。

引かれた右腕を。

一度。

肩甲骨を押し下げるように指導される。

その動きをすることで。

鎖骨。

肩甲骨に加えて。

肘の動きが起こされて。

拳を押さえられていても。

末端に向けての順序性が確保される。

ただし。

相手が拳に触れていると。

拳で作用を加えようと。

手首から先の力込めが起きてしまうので。

相手のことは無視して。

自分の前腕が。

自分の胸前の。

拳一個分ほど離れたところに。

位置させることだけを考える。

上手くできれば。

川村先生のデモンストレーション上だけれど。

拳を三人掛かりで押さえられていても。

それぞれを崩し飛ばしながら。

その型を完遂することができる。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月27日(土) 研勢塾合宿⑥ 大転子の移動から十字勁

Permalink:

研勢塾の合宿初日3コマ目の後半。

正中線のチェックから開始。

正中線が立てられているかは。

腕を直下に引いて確認する。

このときに。

他の人がもらっているアドバイスで。

腕を引かれたら。

頭が突き上げられるように。

心持ちをして。

という内容が聴こえた。

自分なりに解釈すると。

腕を引かれるということは。

中丹田の回転を起こされることになるため。

連動して上丹田が回され。

それが荒縄に吊られたるが如しを生じる。

ということなのだろう。

そうして連動するように。

身を保つことが大事だと。

この法則の理解はとても大きな収穫に感じた。


と正中線を確認したところで。

合宿恒例のナイハンチの型の練習に入る。

前回は。

丹田の順番の回転で横移動を起こしていたけれど。

今回は。

大転子の移動で横への慣性を作り出して。

移動していく形をとった。

大転子で動きを先導する。

跨と脛の下方を緩めて。

潰れるように足を進める。

それを二回繰り返せば。

浮き身を伴った横移動が完成する。

そのときに。

置き去りにした腕を回収するために。

肩甲骨が背に寄せられれば。

十字勁を使った。

腕の横方向への飛び出しを起こすことができる。

動きの要点は。

歩を進めるときに。

その場に潰れるようにすること。

試しに。

右腕をパートナーに掴んでもらって。

掴まれた腕を動かさないようにして。

横移動を完遂させる。

上手くできれば。

沈墜を伴う十字勁によって。

パートナーは右方に大きく飛ばされることになる。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月27日(土) 研勢塾合宿⑤ 浮き身による開脚と回転あれこれ

Permalink:

研勢塾の合宿初日2コマ目の後半。

みんなが大好き。

浮き身による。

足の開脚と。

180度ターン。

360度ターン。


足の開脚は。

その結果だけを求めると。

つい跳躍してしまうので。

1コマ目の正中線の落下を使いながら。

両足が左右に。

押し出されるようにする。

ここでも。

試行する前に。

正中線の姿勢を整えるのが大事だと思う。

そうすることで。

浮き身のための。

跨から下への荷重を。

外しやすい位置に自分を置くことができる。

また。

重心線も整うことで。

足裏の摩擦への分散を防ぐことができる。


そして回転の練習。

こちらも。

足を回転させることを考えるより。

骨盤を回転させて。

足が捻じれる状態を作る方が先。

足は地面に着いたまま。

すでに後ろを向けるぐらいに回転させて。

荷重を外して。

足を入れ替える感じ。

360度ターンまでいくと。

180度ターンで生まれた慣性で。

どこかに回転軸が生まれるので。

その軸を活かすことで。

くるりと回り易くなる。


さりげに。

延々と足を閉じたり開いたり。

くるりと回ったり戻ったり。

しているだけの方が。

汗が沸いてくる。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月27日(土) 研勢塾合宿④ 正中線揺れて後退せしむる

Permalink:

研勢塾の合宿初日2コマ目。

はじめに。

正中線を整えて確認をしてから。

両手を掴まれて。

前方に三歩進めるという練習。

相手は自分の進行を止めてくるけれど。

それを気にせずに。

後ろにある足を。

交互に前に踏み出すことができれば。

歩んでいくことができる。

文字にすると。

結果だけみると。

それはそうだというところだけれど。

歩みを止める相手を意識すると。

全く進めなかったりする。

ただ。

兎にも角にも。

後ろにある足を。

前足よりも。

前に特定量進めるということが大事。

このときに。

川村先生に指導をいただくのだけれど。

床を指して。

ここ。

と示してくれる。

大事なのは。

その。

ここ。

という場所にきちんと足を置けるかというところ。

大雑把に。

その辺り。

ではなくて。

そこ。

に足を置くことが求められている。

そして。

それが守られると。

重心の移動ではなく。

正中線の運動が引き起こされることで。

相手は。

その運動の影響を受けて。

後退させられることになる。


重心を動かさずに動くその様は。

ダンスとかで。

ゆっくり歩くパントマイムを彷彿とさせた。

相手にもたれずに。

自力でゆっくり足を上げて。

前に歩んで。

ゆっくり足を下ろす。

相手にもたれた反作用を受けずに。

自分の運動をする。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月27日(土) 研勢塾合宿③ 正中線で相手を動かせしむる

Permalink:

研勢塾の合宿の合宿初日1コマ目の後半。

正中線を整えたら。

正中線を使って相手に作用する練習へ。

まずは。

相手に真横に慣性を与える。

細かい内容は伏せつつ。

キーワードだけ出すと。

大転子。

電車。

重心移動しない。

といったところ。

ここでも。

相手との接触面の圧力を変えず。

自分の正中線で。

相手の正中線を押すようにするだけで。

正中線の動き自体は小さくすると。

衝突することなく。

ペアが不意に横にずれていくという。

面白い感触を得ることができた。


続いて。

正中線と上体を保ちつつ。

下盤で回転を与える練習。

真横の場合は。

接触面に圧力を与えないよう。

手を置いていくという注意をしたけれど。

こちらは。

反対に腕を含めた上体を。

きちんと固めておくことが重要。

慣性の与え方が異なるため。

身体の操作にも若干調整が必要なのだろう。

正中線の回転によって。

相手に遠心力が与えられる。

なので。

自分の回転が止まったところで。

相手は大外に向かって。

射出されるように崩されていく。

足で踏ん張ろうとしても。

腰回りから動かされてしまうので。

疲れるだけだ。

周りもぽんぽん崩される風景。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月27日(土) 研勢塾合宿② 中丹田の回転を意識する

Permalink:

研勢塾の合宿初日1コマ目。

ペアを組んで昨年同様正中線の確認から。

それぞれ正中線を出した姿勢を作り。

ペアでその姿勢を整えていく。

今年は。

毎コマ正中線をはじめに確認する時間を確保。

繰り返し確認することで。

二日目には。

それぞれすぐに正中線を出せるようになっていった。

今年の自分の注意点は。

腰の引きが弱いこと。

昨年同様ここでの注意は合宿中気をつけることにする。

そうこうして。

正中線を整えたら。

上中下丹田を下方に落下させることで。

ペアに慣性を伝える練習に移行する。

こちらも恒例だ。

今年は。

研鑽クラスまで進んでいる参加者が多いこともあり。

昨年よりも効果を出している人が多く。

より深い指導が与えられているようだ。

僕も川村先生に後ろから肩に手を添えられて。

肩を後方にもたれるように。

回転させることを指導いただく。

腰の引きが強く速いことで。

相手に煽ってしまっているようだ。

ということで。

注意点を元に修正。

中丹田の後方回転と。

下丹田の前方回転が。

調和する感覚が得られたので。

以降もこの感覚を養いながら合宿を進めていった。

ペアに作用する慣性も。

明らかに強くなった。

ところで。

さらにアドバイスをもらう。

接触面の圧力を変えないこと。

自分は下がりながらも。

寧ろ腕は上がるようにする。

すると。

本当に触れている圧力は変わらないのに。

突然腰が抜けたように。

身体が落下させられる。

手ごたえが全くないため。

これは上手くやるとかいうよりも。

いかに信じられるかという要素が強い。

そんなこんなで。

今年も収穫の多い合宿になりそうなはじまり。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月27日(土) 研勢塾合宿① 集まりて再会を感じる

Permalink:

今年もこの時期が来ました。

ということで。

昨年に続いて研勢塾の二回目の合宿にお邪魔しました。

昨年は。

初めての開催ということで。

知らない人も多く。

集まるときも緊張感が漂っていたけれど。

今年は。

二回目ということもあって。

参加者同士の挨拶も。

懐かしさが伴っている。

そして。

会場も昨年と同じということで。

昨年みられたような。

床の摩擦を確認する作法も。

今年はあまりみられない。

とはいえ。

今年の初参加の方々は。

気にはなっていたみたいだったけれど。

今年は。

ダンスの方や。

テニスの方も加わって。

さらにバラエティ豊かな面々が集まっていた。

そんなこんなで。

参加者が集合したところで。

昨年と同様に。

一日4時間×2日の合宿が開始。

今年も。

ペアを変えながら。

研勢塾の技術を練っていった。

ということで。

川村先生の組んだペアが。

順番に呼び掛けられて。

配置につく。

そんな合宿の一幕でした。

2018年10月20日(土) 練習日誌③ 少しずつ緩めて運動エネルギーを

Permalink:

単推手の練習の前に。

推す力を伝える練習を。

相手と対称に立って。

こちらは右手。

相手は左手を出し合わせて。

互いに押し合う。

そこから。

肘の力を。

少しずつ緩めることで。

相手に。

こちらの運動エネルギーが。

伝わっていくことを。

確認する。

単に抜いても伝わらず。

緩めが弱く。

つっかえ棒になっても伝わらない。

肘を。

曲げるのではなく。

肘を。

支えている力を。

そっと緩めていくことが。

伝えるための。

コツとなる。

肘を伸展させし切った状態で。

実現することができたら。

肘を横に張って。

弸を発揮した状態から。

伝えられるようにしていく。

上手く伝えられれば。

相手は腰から。

背中を丸めるように後退する。

そんな練習の一幕でした。

2018年9月29日(土) 練習日誌③ 後ろ足に浮き身を掛けて後退

Permalink:

前足に浮き身を掛けて。

前方に出ることができたら。

後ろ足にも浮き身を掛けて。

後退できるようにしてみる。

方法は。

前足とそう変わらず。

大腿骨を。

支えている力を緩めて。

足首の力も併せて緩める。

後ろ足の支えがなくなると。

重心配分が崩れて。

自然と。

後退が始まる。

少し移動が始まれば。

その移動を阻害しない程度に。

下方への重さだけを支え直せば。

後退する慣性が残り。

水平移動するように。

後退していくことができる。

浮き身を掛けるときに。

後ろ足の膝を。

少し内側に傾けてやると。

崩れる方向が変わって。

横への移動を実現することができる。

そうして。

重心の移動を覚えると。

段々前後左右自由に。

移動することができるようになる。

練習場を。

それぞれが思い思いに。

どこかに移動していく様は。

面白いさまだった。

そんな練習の一幕でした。

2018年8月18日(土) 練習日誌④ 立て膝立ちを一度に左右入れ替える

Permalink:

左膝を地面について。

右膝を立てた状態。

ここから。

膝を順に踏み変えることなく。

一度で左右入れ替えてみる。

やるのは。

左の膝とつま先。

右の足。

これらを結ぶ三角の基底面から。

荷重を外して。

浮き身になりつつ。

両足を入れ替えるだけ。

慣れてこれば。

外している様に気づくことなく。

足がぱっと入れ替わるのだけれど。

初めは。

そのように動けると思えないので。

まずは。

右側にゆっくり寝るようにしながら。

重心が外れかけたら。

右足の膝をついて。

その慣性のまま。

左足を立て膝に切り替える。

この入れ替えで感覚を掴んで。

浮き身で入れ替える形に乗せていく。

上手くできていれば。

立て膝で腕を差し出して掴んでもらって。

足を入れ替えると。

その瞬間にバランスが崩れて。

ふらりと床に落とされてしまう。

跳んで足を入れ替えるのでは。

これは起こらない。

これもちょっとした遊び稽古。

そんな練習の一幕でした。

2018年8月18日(土) 練習日誌③ 浮き身で抜刀するように遊ぶ

Permalink:

浮き身を使った遊びを少し。

直立したところから。

跨を緩め。

胸と頭を。

後方に留めたら。

その場で。

両足を同時に開くことができる。

これに。

ほんの少しの。

正中線の捻じりを加える。

すると。

単に左右に足を開くのではなく。

前後に足を開いて。

かつ。

身体を展開させることができる。

さらに。

腕を抜刀のように。

鞘を両手で押さえるようにして。

足を開くと同時に。

両手も。

前後に。

肘から開くようにする。

この両手を。

再手に押さえてもらえば。

その瞬間の抜刀の動作で。

その身を落とされながら。

捻りが加わって。

驚きと共に。

床に転がされてしまう。

ちょっとした遊び稽古。

そんな練習の一幕でした。

2018年8月11日(土) 練習日誌④ 捻じって外して慣性を伝える

Permalink:

浮き身になると。

身体が。

純粋な質量の運動を起こして。

その慣性を。

相手に伝えることができる。

相手に。

こちらの両手を掴んでもらう。

こちらは。

その状態で。

足を交差するように。

好きな方向に。

身体を捻じる。

ここから。

跨を緩めて。

浮き身の状態になると。

単に足が回るのではなくて。

留められていた。

身体そのものが。

若干なりとも。

回転を起こす。

その慣性が。

握っている腕を伝わって。

相手を。

腕で引くのではなく。

背中側から崩して。

放り出してしまえる。

純粋で。

統一的な動きは。

大きな力となる。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.