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2018年10月27日(土) 研勢塾合宿⑥ 大転子の移動から十字勁

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研勢塾の合宿初日3コマ目の後半。

正中線のチェックから開始。

正中線が立てられているかは。

腕を直下に引いて確認する。

このときに。

他の人がもらっているアドバイスで。

腕を引かれたら。

頭が突き上げられるように。

心持ちをして。

という内容が聴こえた。

自分なりに解釈すると。

腕を引かれるということは。

中丹田の回転を起こされることになるため。

連動して上丹田が回され。

それが荒縄に吊られたるが如しを生じる。

ということなのだろう。

そうして連動するように。

身を保つことが大事だと。

この法則の理解はとても大きな収穫に感じた。


と正中線を確認したところで。

合宿恒例のナイハンチの型の練習に入る。

前回は。

丹田の順番の回転で横移動を起こしていたけれど。

今回は。

大転子の移動で横への慣性を作り出して。

移動していく形をとった。

大転子で動きを先導する。

跨と脛の下方を緩めて。

潰れるように足を進める。

それを二回繰り返せば。

浮き身を伴った横移動が完成する。

そのときに。

置き去りにした腕を回収するために。

肩甲骨が背に寄せられれば。

十字勁を使った。

腕の横方向への飛び出しを起こすことができる。

動きの要点は。

歩を進めるときに。

その場に潰れるようにすること。

試しに。

右腕をパートナーに掴んでもらって。

掴まれた腕を動かさないようにして。

横移動を完遂させる。

上手くできれば。

沈墜を伴う十字勁によって。

パートナーは右方に大きく飛ばされることになる。

そんな合宿の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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