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2018年10月28日(土) 研勢塾合宿⑪ 留めた慣性を動きなして

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研勢塾の合宿二日目の2コマ目。

正中線のチェックをした上で。

急激に正中線を出すことで。

両手を握っている相手を。

不意に下に崩し落とす練習をおまけに入れる。

驚くように出すことが大事。


受動筋を活用する練習の続きで。

相手とハイタッチするように。

前腕を垂直にして。

上腕を水平にした形。

掌を後ろ倒しにすることで。

腕の形を繋げてロックする。

これを相手に掴んでもらって。

腕を支える力を緩めると。

その慣性が伝わって。

相手がその場にしゃがみ込んでしまう。

だけれど。

相手にぶつかることを意識して。

自分から肘関節を曲げてしまうと。

寧ろ引き込む力が生じて上手くいかないし。

相手を下に押そうとすると。

反作用を生じて膠着してしまう。


両腕を伸ばして。

両の掌を正面で合わせて。

掌の重みで肘をロックしながら。

同じように肩の力を緩めると。

斬り下ろすように。

同じように相手をその場にしゃがみ込ませることができる。

慣性を使いながら。

反作用を生じさせないこと。

この辺りも意識のコントロールが必要だ。


同じように。

直立した状態で。

両手を前に出して。

パートナーに掌を合わせて押さえてもらう。

ここから。

力を緩めることで。

脛を前方に倒していく。

宮本武蔵の。

踵(きびす)を強く踏み込むべし。

という技法。

実際に。

脛を立てている力は。

脛の前方にあるわけではないけれど。

普段は無意識でそれを行っているので。

自分の身体への指示の出し方を探る必要がある。

僕の場合は。

膝裏の辺りが留めるための指令に混ざっていたので。

その辺りを意識して。

脛を倒せるようにコントロール。

後で信号は丁寧に分離していこう。

身体と対話しながら。

そんな合宿の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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