理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2018年11月24日(土) 練習日誌① 変化はみえずとも慣性伝わりて

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パイプ椅子に座って。

腿の上に乗せた両腕を。

上から掴んで拘束する。

この状態で。

腕は受動筋で。

自然に維持した形で。

胸郭を。

背もたれを乗り越えるように。

後方に倒していく。

このときに。

肘関節は。

無理に固めるのではなく。

相手の抵抗を。

跳ね返せずに。

伸びていってしまっていい。

ただ。

自分から伸ばすことはしない。

曲がっている力と。

相手が押し留めようとする力。

その対決の結果。

伸びてしまうようにする。

一見すると。

何も起こっていないようにみえるけれど。

本来なら。

腕二本持ち上がる力が。

相手に伝達していることになり。

伸びた肘を。

曲げ直しながら。

自分の拳を。

相手の腕と身体の間に。

滑り込ませるようにすると。

相手はそれを止めることができなくて。

腕を簡単に持ち上げることができる。

伝わっているという実感はなくとも。

現象は起こっている。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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