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2017年6月3日(土) 練習日誌③ 撓ませて緩めて率いる

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自分が動いたことによって。

発生する力を使う練習。

相手の右腕を。

自分の右手で掴んだところから。

右肩を引くように。

身体を回転させてみる。

ただ単に。

右手に力を込めて引こうとすると。

反作用で引き返されてしまう。

ただ単に。

腕までの力を抜いて。

紐のようにして引っ張ろうとしても。

相手には何も伝わらない。

だけれど。

肩甲骨や。

上腕骨。

橈骨。

尺骨が。

それぞれの接合部から離れようとしたら。

伸びて撓んだ筋肉を。

すぐに緩ませるようにすると。

体幹から順に動きが連鎖して。

反作用を生じることなく。

相手を引き動かしてくれる。

緩みっぱなしでもなく。

力みっぱなしでもない。

撓んだものが緩む。

それが大事。

そのままくるりと回転しながら。

身を低くしてあげれば。

相手の腕が捻じり上げられて。

その場にふっと落とされる。

あまり勢いよく動くと危険なので。

緩やかに試す。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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