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2017年10月22日(日) 研勢塾合宿⑨ 浮きて跳ねて弾かせて

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研勢塾の合宿2日目2コマ目のその2。

ナイハンチの型の残り。

右肩甲骨を重さに任せたら。

左肩が前方に引かれる。

そこから正中線を張り直すと。

左手は上段への打ち込み。

右手は下段への打ち下げと。

夫婦手と呼ばれるような。

両腕の別働同時の動きができる。

相手の中段を。

打ち下げで払いながら。

上段を打ち込んだりできるのだろう。

加えて。

打ち込んだ左の。

肩甲骨を回し込み。

上段をもう一度打ち込みなおす。

拳の位置をなるべく変えないことで。

体幹の操作を優先させる。

これも対人で確認。

相手の打ち込みに対して。

拳の進行を阻むように。

自分の拳を位置させて。

肩甲骨をひと回し。

その慣性で。

相手の突きが逸らされて。

そのまま同じ左手で。

突き返しができる。


そこからは。

波返しと呼ばれる。

浮き身を使った身体操作に移る。

これは。

肩幅をやや超えるほど並行立ちした状態から。

浮き身を使いながら。

片足を跳ねて。

反対側の足の腿辺りに触れるという動き。

跨の操作で。

浮き身になり。

同じく。

跨の操作で。

足を跳ねる。

地面を蹴る力を利用すると。

頭の高さ。

頭の位置が。

ずれてしまう。

それよりも。

浮き身ではなく。

蹴り上げで浮いてしまうと。

鈍重な動きで力のない身体の状態になってしまう。


そして。

ここでの浮き身は。

足を跳ねるために。

跨の操作も偏りがある。

その偏りは。

足を上げた側への推進を内包して。

足の着地と共に。

その推進が発する前に止められることで。

上体が弾かれるように転回する力を生み出す。

左右への波返しと。

転回をして。

諸手突きを身体の伸張反射と操作で繰り出したら。

ナイハンチの片道が終了。

型としては左右対称の往復をして締めとなる。

2日間での駆け足での学習だったけれど。

畳2畳ほどの場所があればできて。

さまざまな要素が練られるので。

とても優れた型だと思う。

また練習の中にも取り入れていきたい。


というところで。

合宿の全工程が終了。

とってもスパイシーなカレーをまた食べに。

また来年の開催を願って止まない。

辛いのは苦手なのだけれど…。

それが癖になったりする…かな。

合宿の幕引き。

合宿参加の皆さんありがとうございました。

指導いただいた川村先生にも感謝の至りである。

そんな合宿の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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