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2017年10月22日(日) 研勢塾合宿⑥ 正中線の撓みと張りで

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研勢塾の合宿2日目1コマ目。

2日目も正中線の操作から。

まずは。

互いに正座して向かい合い。

腕を畳んで前方に前に倣えように手を差し出す。

受け手は掌を下に。

掛け手は掌を下に。

掌同士を合わせて。

そうして。

掛け手は正中線を出しながら。

相手の正中線の延長線上で。

互いの正中線が交わるように傾く。

イメージと共に。

その交差点で上方に正中線で突き込んでみる。

そのまま立ち上がってみると。

上手くいけば。

相手は釣り上げられるように。

強制的に。

立ち上げさせられてしまう。

抵抗しようとすればするほど。

立ち上がりは止めがたい。

続いて。

正中線を逆に崩して。

全身が撓んだところから。

一気呵成に。

正中線を張り直す。

試しとして。

両腕を掴んだ状態で行うと。

張った瞬間に。

弦の振動が伝わるように。

相手はその衝撃で。

地面に落下させられてしまう。

正中線を出す姿勢と。

出していない姿勢。

その両方を理解した上で。

一度に整えられる必要があり。

また。

両腕を身体の従属物。

慣性の伝達物として緩ませておけるか。

この辺りも要件になってくる。

それでも。

成功すると。

受け手は不意に。

腰や膝の力が抜けたような。

理解しにくい状態を味わうことができて。

これはこれで面白い。

そんな合宿の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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