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2017年10月21日(土) 研勢塾合宿⑤ 身の構えの連なりで

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研勢塾の合宿初日2コマ目のその2。

ナイハンチの型の学習の続き。

右方に踏み出したところから。

地面を蹴らない移動として。

正中線に巻き付くように。

右膝を畳んだまま転回する。

それを解くように。

浮いてつま先だった右足の踵を着地して。

浮き身を混ぜながら。

つま先と膝を左右に開く。

上下に張られた勢いと。

肩甲骨の閉じる慣性が伝わって。

右手を右方に滑らせていく。

正に。

胸の上を掌が滑るように動くことで。

肩。

肘。

手首。

指先へと。

体幹から末端に向けて。

運動が走っていく。

ここで開かれた胸は。

番(つが)えられた弓の如く。

その張りを解くことで。

左肘を右方に放つ。

それが同じく畳んだ右手の掌に到達するころ。

円當として押さえれた下肢が手伝って。

中丹田と上丹田の左方への揺動を受けて。

左下への打ち下ろしが放たれる。

始めと同じく。

開いた胸の緩みを使って。

左腕は胸元に。

右肩は右鎖骨に寄せられて前方に。

一度揺らされてから。

鉤状に振り出される。

ここまでの。

4つの所作が一挙動の中に。

納まりながらも。

関節を固めて動くところはなく。

身の構えが推移して。

連なっていくところが楽しい。

肩甲骨の落下と入れ替わって。

拳が胸前に出つつも。

拳は先端であって先端にあらず。

慣性が先に走る感覚が得られて。

それもまたひとつの大きな収穫だった。

というところで。

初日の練習は締められて。

晩餐と懇親会という名の課外授業へ。

幕間に入っていく。

そんな合宿の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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