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2016年2月27日(土) 練習日誌② もたれず蹴らず歩み出る

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両手を前に差し出して。

手を四つに組んで向かい合う。

両者五分五分の体勢。

ここから前に歩み出る。

身体を相手にもたれ掛けてしまうと。

相手はその重さを簡単に受け止める。

正しくは。

動こうとする。

その前に止められてしまっている。

後ろ足で蹴り出そうとしても。

同じこと。

膝の曲げ伸ばしは。

直接重さを動かすことはしない。

床からの反作用で。

動かそうとするだけで。

体の動きを止められてしまう。

組んだ手で押そうとすると。

反作用に自分が耐えなくてはならない。

使えるのは。

ただただ前に進むこと。

純粋に。

前足から荷重を抜いて。

前足の爪先で止めていた。

自分が倒れないようにしていた力を。

抜いて。

身体を前に進め始めること。

重心が前に進み始めれば。

その慣性が伝達して。

相手は後退する他ない。

同じ慣性で対抗しない限りにおいてだけれど。

ただ。

相手と衝突している姿勢において。

純粋に荷重を抜くのが難しい。

ここはまずは頭と格闘。

余計なことをしたくなるのを我慢して。

自分の身体と対話しながら。

えいっとばかりに前脚をコントロールする。

上手くできたときは。

20kg以上の差がある相手も。

何の手ごたえもなく後退せしめている。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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