理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年3月5日(土) 練習日誌① あっちこっちと切返し

Permalink:

体幹から動くことで。

反作用なく相手に作用できるので。

ひとつの作用を与えているときに。

次の作用の動きをはじめることができる。

そんな効用を試すために。

まずは単純な動作を復習。


相手との接触は右腕だけ。

まずは肚を右に切り始めて。

いつもの如く。

肚→胸→肩→肘→手首へと。

順番にずらして戻してを繰り返す。

右腕を相手に両の手で握ってもらい。

簡単に動かせることを確認。


続いては肚を左に切り始めて。

同じように手先までを動かしていく。

身体の内側に向かう時は。

若干肘の稼働範囲が狭いものの。

あまり気にせず。

少しの動きでよいので。

肘が戻るときに手首が動くように仕向ける。

こちらも相手が崩せることを確認。


そうしたらば。

はじめの動きにおいて。

右に切り始めた肚が。

真ん中に戻ってきたら。

そのまま左に切り始めてまた戻す。

胸も肩も肘も手首も。

一旦右方に進んだ後に左方に切り返される。


一度目の作用で思わぬ勢いをもらった相手は。

それに頑張って対抗しようと前足で踏ん張るものの。

すぐさま反対の作用を受けることで。

自分で踏ん張った勢いが加味されて。

とてもその場に留まることが許されない。

左への切り返しのときに。

体を開いて角度をつけて。

少し沈身を掛けたりすれば。

さらにその身は保ち難く。

床を転がったり地面にひれ伏したりしてしまう。

柔道で言えば隅落としだったり。

少林寺拳法で言えば送り小手だったり。

そういった技に似る結果になるけれども。

それぞれ趣があってのことなので。

それぞれの原理はそれぞれにあるはずだ。

それはさておき。

動く自分はただただ踏ん張るところもなく。

掛けられる相手は軽い悲鳴と共に大きく動かされる。

そんな練習の一幕でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.