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2016年2月27日(土) 練習日誌① 体幹の動きを両手に伝える

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肚(はら)で起こした動きから。

肚→胸→肩→肘→手首へと。

肚を左に動かしはじめたら。

それぞれ順番に。

左→右と戻るときに。

その次のパーツが進み始める。

右腕を折り曲げて。

胸の高さに構えていれば。

これがそのまま突きとして押し出す形に。

構えた腕を。

相手に両手で掴んで止めてもらっていても。

順番を守って動かすことができれば。

その腕を止められないばかりか。

身体ごと動かされてぴょんと一跳びしてしまうほど。


ここからさらに。

左腕も折り曲げて構えてみる。

右腕は身体の右側の宙に浮いていて。

左腕は右腕の上に重なるように。

肘が左肩よりも身体の中央に位置するようにする。

体幹の動き方は同じくして。

突き込むような形の右腕とは異なり。

障子を開けるように。

左腕は肩→肘→手首へと。

その先端がスライドしていくように移りゆく。

同じ体幹の動きでも。

内に向かう右腕と。

外に向かう左腕と。

進む方向は同じなれど。

表現する”側”は異なる動き。


その効果を測るべく。

パートナーに弓歩で立ってもらう。

その真横に。

天井から見下ろしたときに垂直同士になるよう立って。

左腕は相手の右肩を掴んだ形。

右腕は軽く掌で胸にあてがって。

肚から動きを伝えると。

足を前後にしているにも関わらず。

ぽいっとばかりに。

その身体は後退させられて投げ出されてしまう。

思わず。

後ろの壁に衝突してしまいそうになって。

慌てる場面もありつつ。

体幹の動きを両手に伝えて操ってみる。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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