理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2019年5月18日(土) 練習日誌① 跨の折り目を狙うように

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相手に慣性を伝える練習。

身体を真っすぐに保って。

腕を緩やかに保つ。

相手に前後立ちで。

腕を輪っかのようにして出してもらう。

上からこちらの腕を引っかけて。

身体の下方への慣性で。

相手を崩していく。

このとき。

相手がなるべく。

関節を固めて。

上方に伸び上がろうとしていると。

単に下方の慣性を掛けるだけでは。

持ちこたえられることがある。

そこで。

身体の運動の方向を。

相手の跨の折り目として。

大腿骨と骨盤の接続する。

その横線を狙うように。

ほんの少しだけ動いてあげる。

すると。

相手に伝わった慣性は。

その折り目に向かい。

相手の関節の固める量を乱してくれる。

そうしながら。

下方への慣性を与えると。

踏ん張りの効かなくなった部分があることで。

持ちこたえることができなくなり。

身体の中の。

保ち合いを失って。

地面に崩れ落ちることとなる。

そんな練習の一幕でした。

2019年5月11日(土) 練習日誌④ 慣性の流れを延長させて操り遊ぶ

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慣性の流れを理解するために。

相手の捶を使って。

遊んでみる。

ここではわざと。

少し長めに拳を打ち出してもらう。

まずは。

その拳の軌道が。

管を通る水流のようだと。

捉え直して。

水源である身体の。

その速さに合わせて。

管を延長させるように。

こちらの身で。

相手の流れを導いてみる。

操るのは。

その管が。

途中で折れてしまわないように。

注意しながら。

少し大きめに。

弧を描きながら。

相手の内側や外側。

上や下に。

相手の身を引っ張り出してあげる。

それが上手くできたら。

最終的に導きたい方と。

反対側に軌道を向けてから。

小さく回転して戻してあげるなどすると。

相手の身体の慣性によって。

相手の足が追い付かなくなって。

回転して放り出されたりして。

小さな力で。

大きな作用を生めることがわかる。

遊びながら。

流れというものを理解していく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年6月8日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年6月8日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年6月22日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年7月6日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年7月20日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場


※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年5月11日(土) 練習日誌③ 顔面を押されるのを柔らかくいなす

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首が思ったよりも。

柔らかく動くことを確認したら。

首の付け根が。

鎖骨が交差する点の。

その体内の。

厚みの真ん中あたりに。

あることも確認して。

さらに。

固める必要がないことをみていく。

その上で。

相手に。

顔面を打ち抜くような軌道で。

拳を宛がってもらって。

そのまま。

打ち抜くように。

力を込めていってもらう。

首の付け根から。

頭蓋までの間が。

充分に緩められるようになっていれば。

相手の拳の威力は。

芯を探せども。

芯を捉えることはできずに。

不十分な感覚をもって。

通り抜けていく。

見た目は。

打ち抜けているようにはみえるけれど。

頭を揺らしているようにみえるけれど。

固定した頭に。

震動が伝わるのではなく。

一傾きして戻るだけの動きで。

深刻な衝撃を伝えはしない。

これで。

顔面の攻撃が平気になるわけではないけれど。

顔を通過する。

その衝撃を理解するための。

受け容れがしやすくなる。

そんな練習の一幕でした。

2019年5月11日(土) 練習日誌② 頭を操って相手を押し返す

Permalink:

首の範囲を確かめたら。

少し遊びを入れてみる。

まずは。

額を前から両手で押さえてもらって。

これを押し返す。

普通であれば。

首をがっちりと固めて。

身体で押し返そうとするのだけれど。

首が稼働するものだと。

理解したら。

頭は相手に軽く圧着したままで。

胸郭を前方に。

倒れさせるようにする。

首の力を緩められれば。

顎と。

頸椎の。

間が十分に狭くなるまでは。

動くことができて。

胸郭が動いた慣性が。

相手に伝わってくれる。

そこから。

また胸郭を戻すようにしながら。

頭蓋骨を。

首で突き上げるようにして。

もうひと回転加えてあげる。

うまく慣性が伝われば。

相手は。

背中や腰から崩れて。

後方に押し返されてくれる。

もちろん。

首は強い部分ではないので。

ムリに抵抗し合わないように。

あくまで。

動くということを確かめるように。

遊んでみる。

後頭部を押さえられたり。

側頭部を押さえられたり。

幾つかで動くことをみていく。

そんな練習の一幕でした。

2019年5月11日(土) 練習日誌① 首の範囲を確かめて緩やかにする

Permalink:

首の範囲を確かめる。

ここで確かめたいのは。

いわゆる頸椎の範囲。

首として稼働する範囲のこと。

確認のために。

まずは。

頭蓋骨が乗っかっている。

首の上端の位置を。

イメージの上での位置を。

指し示しもらう。

唇のあたり。

鼻下のあたり。

鼻の上端のあたり。

様々ではあるけれど。

頭蓋の下端。

頸椎の上端は。

もう少し上であって。

眉間の裏辺りになる。

このイメージがずれていると。

本来は動く。

首の範囲が。

狭く固められてしまう。

虚領頂勁としたくても。

無意識に実をとってしまうと。

果たせなくなる。

まずは。

首の範囲が思いの外広いコトを確認して。

頭蓋骨が。

ふわりと乗るように。

頸椎が。

前後左右に。

長く動くことを確認していく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年5月25日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年5月25日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年6月8日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年6月22日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年4月27日(土) 練習日誌④ 衝突を通して運動を通す

Permalink:

胸倉を。

両手で掴まれた形で。

腕を上から引っ掛ける。

前腕を下ろそうと。

肘に力みを入れても。

相手はびくともせず。

自分が浮かされる一方。

ここでまずは。

腕全体を下方に力を加えて。

わざと。

相手の腕に衝突させる。

衝突を感じたら。

自分の肘の力を。

そっと緩めていく。

すると。

腕の重さの運動が。

相手に取っていって。

掴んだ腕を弾くことはないが。

腰から崩れて。

地面にしゃがみこむ。

それが確認出来たら。

自分の腕の力みも使わずに。

胸郭を。

そこに留めている力を緩めて。

緩みで。

胸郭を前倒しにして。

より重い部分の運動を起こす。

後は。

同じように。

肘の力を緩めていけば。

力を使うことなく。

同じように。

相手が胸倉を掴んだまま。

地面にしゃがみ込ませることができる。

運動の起こし方と。

運動の伝え方。

双方繰り返して慣れていく。

そんな練習の一幕でした。

2019年4月27日(土) 練習日誌③ 立ちを緩めて運動を起こす

Permalink:

身体のバランスを整えて。

真っすぐ立ち上がると。

力みでもって。

強引に動こうとすることが。

不自然に感じる。

地面を蹴るなどして動くよりも。

関節を。

支えている力を緩める方が。

楽に感じる。

そこで。

腕を肩の高さに上げて。

相手に掴んでもらう。

この状態で。

胸郭を。

そこに留めている力を緩めて。

後ろに回転して倒していく。

頸骨も。

合わせて緩めていって。

頭は水平を保つ。

すると。

腕を掴んでいる相手は。

不意に入ってくる慣性で。

前に引き出されてしまう。

同じように動きながら。

膝を緩めて。

骨盤を動かす隙間を作りながら。

お尻をぐっと引いて。

骨盤を。

前に倒していく。

力を使うことなく。

緩めだけで。

鉛直方向の運動に統合して。

相手を腰から崩して。

地面に落としていく。

そんな練習の一幕でした。

2019年4月27日(土) 練習日誌② 力みを取って横からの押さえに適応する

Permalink:

足幅は肩幅よりも狭いくらいで。

並行立ちで立ち上がる。

この状態で。

横から肩を押していく。

身体をある程度。

整えて立ったとしても。

押されることに。

抵抗すると。

簡単に横に動かされてしまう。

そこで。

その人の状態にも依るけれど。

肩の構造を捉え直しつつ。

肩甲骨と。

鎖骨を。

緩やかにして。

肩を押されても。

固めないように意識する。

と同時に。

股関節の接続を確認して。

跨を固めて踏ん張らないよう。

ここも意識する。

その上で。

自分が身体の部分の。

全体の総和として。

そこに存在していることを。

意識して。

全身に気を配っておく。

この状態で。

肩を押されても。

反作用を起こすところなく。

必要な分だけ。

身体の各処の隙間が使われて。

相手は反作用で押せなくなる。

まずはそうして。

在ることを体現していく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年5月18日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2019年5月18日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

日付 2019年6月15日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

日付 2019年7月27日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

日付 2019年8月17日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

日付 2019年9月21日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2019年4月27日(土) 練習日誌① 足の認識を整えて構造を活かす

Permalink:

椅子に座った状態で。

足先を手に取りながら。

足の認識を整えていく。

内踝と外踝。

その位置関係。

前後の関係。

高さの関係。

繋がる骨の関係。

地面までの幅。

外踝から足裏の肉ははみ出すか。

或いは骨ははみ出すか。

小指と薬指の骨の接続。

中指から親指の骨の接続。

どう降りてくるか。

そういった関係性を。

頭の想像と。

実物とを。

もう一度整え直す。

そうすると。

実際に在りたいところに。

その足の形や。

位置付けが変わっていく。

そうしたら。

立ち上がってもらって。

足を前後に構え。

前から押してみる。

整える前は。

後ろ足のつま先が。

容易に浮き上がって。

踵だけで耐えるようになっていたところが。

つま先は浮き上がらず。

足裏の外側のエッジに掛かるように。

ぺったりと。

自然に誘導されてきて。

その構造が活かされて。

そこに留まることも難しくなくなる。

そんな練習の一幕でした。

2019年4月20日(土) 練習日誌④ 的をみせて方向の慣性を誘導する

Permalink:

互いに向かい合って。

相手に一歩踏み込んで。

捶を放ってもらう。

この捶を単純に躱していく。

そのときに。

ひとつ工夫を入れる。

相手が。

打とうとするときに。

自分身体を。

躱したい方向と。

反対の方向に動かす。

但し。

相手に見える身体の面は。

なるべく大きさを変えないように。

的をよく見せるようにする。

それを見た相手は。

一歩踏み込もうとする。

その動きの。

方向性が少し曲線を描くことなる。

直線でなく。

曲が入ると。

方向性を変えるときの。

慣性を消すための動きが必要になる。

それは。

逆側に動かれたときの。

追う動きを阻害することになる。

相手と。

離れている中で。

相手を御していく方法の。

簡単な一作法。

そんな練習の一幕でした。

2019年4月20日(土) 練習日誌③ 単推手で少しずつ軸を崩す

Permalink:

肘を支える力を緩めて。

相手の押して来る力を化す。

そこから段階的に。

単推手への崩しに繋げたら。

単推手を。

持続的に運用している中で。

大きくではなく。

少しずつ化していく練習をする。

練習する側は固定して。

相手が。

推して来るそのときに。

ほんの少し。

肘を支える力を緩めて。

相手の力を受け容れて。

その力を。

少しだけ。

肘を折ることで。

横に誘導する。

その。

少しの移動によって。

相手の軸がぶれ始める。

回転の慣性が加わって。

その軸が倒されると。

次第に。

そのぶれの補正が難しくなって。

相手は。

思ったように立っていることが難しくなる。

後は。

適当なところで。

単に引く押す逸らすを加えると。

思いの外大きく身体を泳がせることになる。

こうして。

安全に動の中で磨いていく。

そんな練習の一幕でした。

2019年4月20日(土) 練習日誌② 胸郭を倒させて跨を引き下方に落とす

Permalink:

並行立ちして。

片腕を立て。

相手に両腕で掴んで押してもらう。

肘を中心とした。

化勁で崩す他に。

その感覚を使って。

胸郭を支えている力を。

緩めていくようにする。

一度に緩めずに。

そっと。

ふわっと緩める。

すると。

相手が押し込んでくる力で。

自分の胸郭は。

後方に向けて倒れていく。

そうしたら。

続いて。

自分の跨を引いていく。

すると。

胸と骨盤。

それぞれの運動線が。

足し合わされて。

下方への運動線が残る。

その結果。

相手の身体にも。

下方への慣性と。

押す力を化されたことによる。

崩しが加わることで。

掴まれた腕を支える力を緩めて。

腕を下ろすだけで。

相手は支えを失ったかのように。

地面に崩れ落ちてしまう。

そんな練習の一幕でした。

2019年4月20日(土) 練習日誌① 腕はままで身体を動かして伝え崩す

Permalink:

姿勢を正して。

肩幅より狭いくらいの。

並行立ちで立つ。

両手を前に差し出して。

相手に前から押してもらう。

姿勢が整っていて。

押される手を主動にした。

抵抗を入れなければ。

入ってくる力は。

身体を通して地面に向かい。

その場に留まることができる。

その状態で。

相手を反対に押し返す。

そのためには。

腕に力を込めるのではなく。

腕を支えている力加減は変えずに。

体幹側を動かすようにする。

例えば。

跨の辺りから前に倒して。

胸郭を前に。

頭は地面と水平を維持する。

そうして。

運動線だけを前に向けると。

相手は。

その慣性に影響を受けて。

後方に崩されていく。

崩れた身体は。

地面からの反作用を自分で起こして。

浮きながら後退していってしまう。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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