理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2018年3月24日(土) 練習日誌③ 伸びきると遊びがなくなる

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相手に捶をひとつもらって。

勁力を使って。

相手を制御する練習にて。

御する側は。

力感を得ないのと同じように。

御される側も。

力感を得ないので。

同じように御し返せないのか。

という質問が出た。

もちろん。

身体が整っていれば。

御すことも可能ではあるのだけれど。

捶を捶として出していないときは。

特に。

腕と体幹の接続部。

肩から背中に掛けての筋肉が。

伸びきってしまっているがために。

体幹の力が。

腕に行き渡らず。

御し返せないということを伝える。

試しに。

捶を捶として放って。

相手がその腕を防いでみると。

自分の体が自然体に近く。

勁力が伝えられる状態になっていることをわかってもらった。

伝えるための媒体の。

所謂勁道という経路が。

伸びきっていたり。

固まっていたり。

詰まっていると。

そこから先は死に体となってしまう。

常にその状態を避けられるか。

相手をどうするかよりも。

自分がどうであるか。

そこが問われていたりする。

そんな練習の一幕でした。

2018年3月24日(土) 練習日誌② 纏絲の順逆半回転で

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纏絲(てんし)の順逆を軽く練習。

動きの基本は。

体幹から鎖骨を使って。

肘をどのように操るかで。

順。

逆。

それぞれを選択する。

前腕が。

自分からみて。

6時から12時に時計回りに回れば。

順纏絲。

12時から6時に反時計回りに回れば。

逆纏絲。

初めの内は。

どちらから片方しか回せないけれど。

慣れてこれば。

どちらの回転も。

自分の意志で選んで回せるようになる。

順逆それぞれ。

半回転で。

交互に回したら。

一回転。

二回転。

それ以上と。

体幹からの。

慣性の供給を合わせるように。

回転をコントロールしていく。

そんな練習の一幕でした。

2018年3月24日(土) 練習日誌① 接触点の向こうを狙って

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肚の動きで腕を回す練習から。

相手に右手でこちらの右腕を掴んでもらって。

体幹から連鎖させて。

右腕を右斜め前方にくるりと回す。

蟷螂拳の採手のような動き。

このときに。

相手に握られた。

その接触点を意識すると。

そこで反作用が生まれるように。

腕を動かしてしまいがち。

なので。

意識は。

相手の体幹側。

相手の肚などに持っていく。

そうすると。

力の衝突がなくなって。

反作用も生じず。

相手の腕が動くよりも。

相手の体幹が崩される方が先となる。

そうして。

動きが乗ってから。

肘を引くようにして。

前腕が振り出され。

その加速と慣性で。

相手はより遠くへ移動させられる。

そうして。

意識も少しずつコントロールしていく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2018年3月31日(土)

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愛知の練習予定日です。

日付 2018年3月31日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年4月14日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年4月28日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2018年3月10日(土) 練習日誌④ 重心バランスを崩して偏らず歩み出す

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足を肩幅より狭くも。

軽く開いた状態から。

重心を開いた足の真ん中に落としたところから。

どちらの足にも。

体重を偏らせず。

前方に歩み出す。

そのために。

中丹田を操作して。

胸郭から上の後方への倒れ込みと。

胸郭から下の。

前方への倒れ込みで。

重心を前方に推し進める。

そうして。

重心の移動を誘引しながら。

跨の力を緩めて。

前足のブレーキを掛けないようにして。

かつ。

浮き身による。

荷重抜きによって。

右。

左。

どちらかを前方に振り出させる。

上達してこれば。

右左ではなく。

左右同時に進ませることもできるけれど。

それは別で練習し直す。

重心の移動で進み出せれば。

前から進行を押さえようとしても。

その押さえを崩しながら。

進むことができる。

そんな練習の一幕でした。

2018年3月10日(土) 練習日誌③ 気をつけから跨をよく緩める

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跨を緩めるための練習。

気をつけの姿勢で立って。

前から両肩を押さえてもらう。

難しくする必要はないので。

軽く触れる程度。

そこから。

股関節を留めている力を緩めて。

前に一礼する。

ただし。

お尻を引くことはせず。

大腿骨から下は。

なるべく動かさないようにして。

力の緩みだけで。

一礼が成せれば。

肚が動き出した。

その慣性が伝わって。

両肩を押しとどめることは困難になって。

相手は。

後退させられつつ。

下方に引き落とされてしまう。

気をつけの姿勢をとるときから。

なるべく。

大腿直筋を緩めて。

姿勢を作らないと。

緩める初動の邪魔をするので。

初めも肝心。

地味ながらも。

自分の身体を制御するための大事な練習。

そんな練習の一幕でした。

2018年3月10日(土) 練習日誌② 腕を急減速させてノックする

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肚の切り返しで。

腕で大きな円を描いたら。

肚裏の脊椎から。

肩や肘の。

各所の関節を。

緩めるタイミング。

留めるタイミングをコントロールして。

腕が描く軌道を変えていく。

まずは。

伸ばしたまま回していた肘を。

肘が回転するときには。

伸ばさずに肘だけを回転させて。

腕の先端は留めておく。

打ちあがった肘の付け根の。

肩の力をすぐ緩めて。

脇を閉じ。

その動きで。

前腕を放り出し。

拳以外の動きを体幹から順に。

急減速させて。

拳で中空をノックする。

八極拳で言うところの。

落砸(らくざぁ)の動き。

蟷螂拳の劈捶(へきすい)にも繋がる。

まずは。

大きな動きから。

次第に小さな動きに収めていく。

そんな練習の一幕でした。

2018年3月10日(土) 練習日誌① 肚の動きから腕を大きく振り回す

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甩手から変形させて。

腕を水平に振り回すのではなく。

身体に並行に。

正面からみて。

円が描かれるように。

大きく振り回す。

左に肚を動かして。

象の鼻のように。

下方に向かって腕をだらりと下げ始める。

そこから。

肚を右に切り直す。

力を緩められていれば。

関節の梃子運動と。

筋肉の伸張反射で。

腕が大きく弧を描く。

なるべく。

力を緩めて。

腕の力を使わずに。

ぶん回すことができれば。

遠心力で。

血液が手先に集まるほど。

慣れてきたら。

肚の左右に切り続けることで。

左右の腕で。

八の字を描くように。

腕を回し続けることができる。

注意しないと。

回った腕が。

自分の外腿に打ち当たるので。

そこだけコントロールして。

自分の身体の前に抜けさせるようにする。

そんな練習の一幕でした。

2018年2月24日(土) 練習日誌④ あんよは上手は支えられない

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大腿骨の付け根を支える。

力を緩めることができたら。

前方に向かって。

倒れこむように。

進んでみる。

但し。

顔面から突っ込むのは恐いので。

背は逸らせるようにして。

前方に両手を上げるようにして。

赤ん坊が。

親の懐に飛び込むようにして。

歩んでみる。

何倍も大きいけれど…。

上手く。

大腿骨周り。

膝。

肚の力が。

緩められて。

ぐらぐらと前に進むことができると。

それは。

蹴り出しによる歩みではなく。

各部分部分の運動であるが故に。

また。

赤ん坊とは比にならない。

重さであるが故に。

受け止める側は。

とてもその場に堪えることはできない。

大人の。

あんよは上手は支えられない。

そんな練習の一幕でした。

2018年2月24日(土) 練習日誌③ 骨盤の支えを外してひしゃげてみる

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立つことの精妙さを想い出すために。

余分な力を抜くために。

立った状態から。

骨盤より下の力を。

抜いてみる。

本来は。

大腿骨を支えている力を。

なるべく緩めて。

赤ん坊のように。

ぐらぐらの状態にしたいのだけれど。

大人になる過程で。

足腰に力を込めて。

固め立つことを覚え過ぎてしまっているので。

力を緩めることを。

想い出せない。

そして。

力を緩めると。

立っていられないことは。

直感的に知っているので。

力を少しだけでも。

緩めようとすることができない。

なので。

まずは。

骨盤回り。

膝。

足首。

それらの力を一度に抜いて。

その場にひしゃげ落ちてみる。

尾底骨だけ。

打ち付けないように注意して。

その場にぺしゃりと落ち込んでみる。

どこかに力が入ると。

それが障害物となって。

真っすぐ下には潰れ込めない。

それを感じてもらうのが最初。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2018年3月24日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2018年3月24日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

日付 2018年4月21日 土曜日
時間 15:00~17:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面


※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2018年2月24日(土) 練習日誌② 内臓を押し出して足を上げる

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脇を伸ばして。

足を上げることができたら。

足が動き出してからの要領を同じくして。

身体の内部の働きで。

同じように足を動かすようにする。

本当は。

もう少し複雑な動きもあるけれど。

ひとまずは。

息を吸い込むようにして。

横隔膜を引き上げる。

そこから。

腹圧を掛けるようにして。

横隔膜を。

立てられた膝の間に。

押し込むように。

肚を膨らませて圧する。

肚は上下左右全方位に拡がるように。

すると。

下方に動かされた骨盤で。

大腿骨の付け根が回されて。

下方の動きは。

大腿骨の回転の動きで。

上方への運動に変化して。

やはり。

足を転がす運動を起こす。

慣れてこれば。

ただ寝転がった状態から。

勢いをつけずに。

おもむろに。

足を上げ始めて。

ころりと後ろ回りして起き上がることができる。

そんな練習の一幕でした。

2018年2月24日(土) 練習日誌① 脇を伸ばして足を上げる

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地面に寝転がって。

膝を立てたところから。

後ろ回りして起き上がる。

このときに。

なるべく腹筋を使わずに。

それ以外の運動で。

ころりと起き上がる。

はじめは。

分かりやすく。

身体の外の動きで。

その運動を起こす。

やり方は。

左か右。

どちらかに向けて。

頭を寄らせるように。

脇を引き延ばす。

上からみたら。

つくしが風になびいているような感じ。

膝立ちで。

足の裏がついているので。

そこの摩擦を利用して。

足の動きを少し留め置けば。

脇が伸ばされて。

縮む力が養われる。

それを解放してあげて。

三角形の足が。

ごろんと身体を転がるようにする。

上手く動けば。

腹筋の力はほとんど使わず。

重心が転がってくれる。

そんな練習の一幕でした。

2018年2月17日(土) 練習日誌④ 離し収めて捶と成す

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甩手から一人推手に繋げて。

推手の動きが。

慣れてきたら。

両手の接点を切り離していく。

両の腕が。

それぞれ単独で。

なるべく前方に推し出されていく。

その上で。

両腕の運動を繰り返すのではなく。

片腕の運動として切り出して。

大きな動きではなくて。

でんでん太鼓の動きを使って。

収束させてみる。

すると。

手を潜る動作は。

とても小さくなり。

それでも。

肩や。

肘。

手首の運動は確かにあり。

末端が。

最後に動くことも保持されて。

身体から。

腕が連動した。

衝捶の動作に変わる。

そのようにして。

段階的に。

でも確実に。

勁力を備えられるように構成されている。

そんな練習の一幕でした。

2018年2月17日(土) 練習日誌③ 身で腕を動かせしむる

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両手を前方に伸ばして。

塔手のように手を立て。

胸の前で交差する。

前方に対してバッテンを作るような形。

そこから。

内にある手を下ろして。

外に向けて手を潜らせる。

一人で練習する。

推手の形。

これを。

腕の運動で頑張るのではなく。

足から。

肚から起こす運動で。

成立させる。

右手が内にあるのであれば。

左に向けた甩手のように。

肚。

胸。

鎖骨。

肩。

肘。

手首と動かして。

作った輪の中で。

指先が。

押し出されるように動く。

末端をなるべく動かさず。

その身で動かす練習。

連動を繰り返して。

左。

右と。

連続して速くやると。

頭がすぐに混乱する。

だけれど。

繰り返せばその体が覚えてくれる。

そんな練習の一幕でした。

2018年2月17日(土) 練習日誌② 行きつ帰りつでんでん太鼓

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甩手の復習で。

身体を輪切りに分解したら。

下の部分が。

上の部分を引き動かし始めたときに。

下の部分を。

正面に。

元に戻す。

すると。

その入れ替え運動で。

上の部分は。

より快速に。

横への運動。

撚りの運動を。

起こすことができる。

甩手では。

肚を起点にその動きを起こすことで。

胸が動くときには。

肚は正面にあり。

腕が動くときには。

胸は正面にあり。

その結果。

でんでん太鼓のように。

腕はその身に纏わりつく。

正面に協力者に立ってもらって。

両腕を掴んでもらって。

でんでん太鼓の動きをする。

その身体から動きを起こすことができていれば。

相手は結構な勢いで。

視界の外に飛ばされる。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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