理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

雑記:筋肉と親しむ

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筋肉と親しむ。

これだけ言うと。

何やら。

自愛的な響きにもなりそうだけれど。

単に。

自分の身体の。

部分部分が。

どういった筋肉の作用で。

止められているかを知っておきたいということ。

筋肉は。

基本的には縮むことしかできない。

重力や。

遠心力や。

拮抗金の作用で。

引き伸ばされたとしたら。

その後は。

縮むことしか選択できない。

縮む度合いが制御できるだけ。

反対に。

緩めるとは。

縮むのを止めるということ。

腕が上がるとき。

足が上がるとき。

背中を丸めるとき。

腕を拡げるとき。

大体。

骨を動かすためには。

動かす方向の筋肉が縮むか。

動かす方向と反対の筋肉が緩むか。

そのいずれかが選択肢として存在する。

もちろん。

筋肉は関節を回り込んで。

骨を回転させるようなところにもついているので。

もう少し複雑だったりするのだけれど。

兎にも角にも。

どの筋肉を緩めれば。

各骨が。

どういった動きをするのか。

それを日々。

自分の身体で実験して。

筋肉と親しんでおくといい。

それは。

自分の身体と対話することの。

ひとつの手段。

練習の時だけ。

特定の動きを試みても。

変化の度合いは小さいもの。

そんな自然の理のひとつ。

2017年8月12日(土) 練習日誌③ 腕を伸ばすために肩回りを緩める

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馬歩の姿勢で。

差し出した両手を。

相手に押してもらうとき。

身体が保てても。

腕が曲がっていってしまうことがある。

そこを少し調整。

押されることに抵抗しようとすると。

各筋肉を固めようとしてしまう。

のだけれど。

反対に。

肩を固定しようとするような。

胸の前面の筋肉を緩めてあげる。

そうすることで。

肩が背中側にスライドし。

代わりに。

上腕が上方に振り上げられる。

そのまま。

腕の力を緩めれば。

腕は前方に伸びた形になる。

腕は自然に伸び。

相手の押す力は。

自分の肩甲骨をさらに背中に寄せる力となり。

その力を上下に分解し。

立つ構造を強めれば。

腕が負けて潰れることもない。

それでも。

初めは。

これまで培ってしまった感覚と。

反対なので。

頭が慣れるのに少し時間が要る。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月12日(土) 練習日誌② 馬歩でも押された力で極み立つ

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ベンチに座って押されるときと同じように。

馬歩でも。

差し出した両手を。

相手に押してもらって。

その力を。

脊椎から下方に流していく。

その流れで。

骨盤を前傾させる力に転嫁して。

さらに。

膝を拡げる力に流していく。

こうして。

相手に押してもらうことで。

馬歩の姿勢で。

立つという形が。

その構造が。

よりはっきりと感じられるようになる。

この流れを。

上手く使えないと。

後方に足がずれてしまったり。

胸郭から上が反ってしまったり。

姿勢を保つことができなくなる。

両手を押してもらうことで姿勢を保てたら。

胸を押してもらったり。

腰を押してもらったり。

より体幹。

より身体の中心に近いところを。

じっくり押してもらう。

相手に。

抵抗しようという気持ちが強いと。

すぐに。

股関節周りが固くなって。

踏ん張ろうとしてしまうので。

そういった。

自分の反応を観察するのが大事。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年9月2日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年9月2日 土曜日
時間 12:00~14:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室A面

日付 2017年9月23日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

練習予定:2017年8月27日(日)

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愛知の練習予定日です。

日付 2016年8月27日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年9月9日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年9月24日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年8月12日(土) 練習日誌① 押された力を下方に流す

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ベンチに座って。

背もたれは使わずに。

相手は正面。

立ち上がった状態で足は前後。

そこから。

棒を互いに握り合って。

相手はそのまま後ろに倒そうと押し込んでくる。

普通に。

これに抵抗しようとすると。

後方に簡単に倒されてしまう。

これを。

棒を介して押される力を。

一度脊椎を動かして受け止め。

そこから。

脊椎を撓ませて。

下方に流していく。

骨盤の動きまで到達すれば。

押される力は。

座っている力と重なって。

相手が押せば押すほど。

より強く。

きちんと座ることになる。

そうして。

その力ではっきり座った力を使って。

腕を前に突き出せば。

自分は後ろに倒れこむことなく。

相手を反対に後方に崩れ押すことができる。

傍目には簡単に押し返しているようにみえるけれど。

実際にやってみると。

その異様さが実感できる。

そんな練習の一幕でした。

雑記:相手を押すのと槍を突き出すことの差を

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槍の先端同士を掴み合って。

片方は手首を柔らかく使って。

前方に突き出すようにする。

上手くできれば相手ごと槍を突き出せる。

上手くできないとき。

それは大抵。

相手を意識して。

相手を槍の先端で押し出そうとしているとき。

それを試すため。

反対側で抵抗している人が。

槍を突き出す動作をしたときに。

その抵抗を不意に止めてみる。

上手くいく動作の時は。

単にその場で槍だけが前方に突き出され。

上手くいかない動作の時は。

槍ではなく。

身体が前方につんのめってしまう。

すなわち。

槍を突き出すのではなく。

身体全体で槍を押す動きに変わっているということ。

相手を意識すると。

とたんに動作が変わる例のひとつ。

身体の動きと。

意識の働きは。

密接に関係している。

意識と動作を合わせること。

これが達成すべきひとつの要件になる。

そんな自然の理のひとつ。

2017年8月6日(日) 練習日誌③ 槍を前方に突き出すように

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手首を柔らかく使う練習として。

棒状のもの。

八極拳で言う槍を。

前方に突き出す練習をする。

ここでは。

よいものがなかったので。

その辺に立て掛けてあった。

モップを利用…。

棒の片端を両手で掴む。

両手の間は適当に掴みやすいように間隔を空けて。

なるべく。

ただただ真っすぐに前方に突き出すようにする。

このとき。

槍を真っすぐ突き出す。

前方にスライドさせるためには。

必然的に。

手首が柔らかく使われなくてはいけない。

それを観察し。

味わってもらう。

そして。

槍の先端側を。

相手に掴んでもらって。

その状態で。

再度前方に突き出してみる。

きちんと手首が柔らかく使えていれば。

先端を掴んでいる相手は。

それを止めることができず。

槍ごと後方に突き出されてしまう。

手首を柔らかく使えていなければ。

相手と同条件の押し合いが始まる。

その差をじっくり味わう。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月6日(日) 練習日誌② 小胸筋を緩めて腕を伸ばす

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腕を動かす練習。

腕を拡げるのと似ているけれど。

小胸筋。

胸骨から肩口に向かう筋肉の。

どの辺りを。

どう抜くかによって。

腕の動きを制御することができる。

今度は。

首の横の全面辺りも含めて。

力を緩めていく。

すると。

肩甲骨を支える筋肉が緩むことで。

肩甲骨は。

下方に緩やかに回転して落ち込もうとする。

すると。

上腕の上端が後ろに引かれることで。

肘側は上方に持ち上げられることになる。

その運動を利用して。

そのまま。

腕を前方に伸ばしていく。

そうして伸ばした腕は。

純粋に。

前方への運動で慣性を伴うので。

例えば。

相手に前方から歩いてきてもらって。

その胸辺りを。

こうして伸ばした腕の先端の。

掌で。

そっと受け止めると。

その進行を容易に止めることができる。

止める方も。

止められる方も。

その感覚のなさに驚く。

そんな練習の一幕でした。

2017年8月6日(日) 練習日誌① 小胸筋を緩めて腕を拡げる

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腕を動かす練習。

塔手の状態から。

腕を外に拡げる動作をする。

このとき。

塔手をその位置に固定するには。

いくつかの筋肉が協調していて。

そのバランスを崩すことで動きを作る。

その方法として。

腕を内側に引き寄せている。

小胸筋を意識。

この筋肉を緩めると。

肩甲骨が背中側に落ち込み。

鎖骨の肩口の端が後ろに移動する。

その結果。

腕は塔手の形のまま。

身体の外側に開かれていき。

腕を拡げる形になる。

相手に腕を握ってもらって。

広背筋の締めではなく。

小胸筋の緩めで腕を起動できれば。

相手はその運動によって。

外に揺り動かされる。

ただし。

腕を拡げる過程で。

掴まれたところを意識して。

そこを引っ張ろうとすると。

とたんに反作用が返ってきて。

反対に自分が崩れてしまう。

力を緩める感覚ははっきり得にくいものなので。

繰り返し地道に挑んでみる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年8月19日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2017年8月19日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

日付 2017年9月2日 土曜日
時間 12:00~14:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室A面

日付 2017年9月23日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年7月29日(土) 練習日誌③ 次第に細かな関節動作に分解する

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纏絲勁のための。

身体の遣い方の練習。

まずは。

足で作った力を利用して。

脊椎の上端までを。

斜め後方にずらしていく。

はじめは。

大雑把に。

なるべくはっきり大きく動かすように。

そうしたら。

次に。

鳩尾の辺りで分解して。

少し動きは小さくなるけれど。

2回に分けるようにして。

互い違いになるように。

時間差を設けて。

斜め後方の動きを作っていく。

最終的には。

脊椎の。

関節の数だけ細かく。

周りの筋肉の。

緩めと引き戻しを活用して。

加速的に。

勁力を加算して引き継いでいく。

見た目には小さい動きだけれど。

存外大きな力の発揮。

そこに至るために。

焦らず。

まずは丁寧に。

大きな動作で練習していく。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月29日(土) 練習日誌② 重心を外に向かわせて

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重心を外に向かわせて動く練習。

上半身の遣い方に気を付けてみる。

バスケットボールなどで。

相手に身体を押し付けるようなシーン。

頭を相手側に傾けて。

寄りかかるようにすると。

実は重心は相手方には寄らず。

自分の足で蹴りこむことで。

相手と押し合うことになる。

体格の大きな相手の方が。

圧倒的に有利。

ここで。

頭ではなく。

胸郭をなるべく垂直に保って。

寧ろ。

気持ち胸郭の下端が。

相手側を少しでも向くように。

スライドさせるように。

相手に近づける。

こうすると。

上半身の多くが。

自分の足の支えから出て行って。

相手は。

その重さを支えなくてはいけなくなる。

自分は足で全く蹴る必要がなく。

居着くところがない。

それは。

この後に。

相手を支えとしながら。

自由に動いていけるかどうかで確認できる。

蹴って押し付けていると。

動くためにその圧力を緩める必要があって。

重さを使っていると。

圧力を変えることなく動いていける。

互いに重さを使えば。

局面はまた変わってくるのだけれど。

それはまた次の機会に。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月29日(土) 練習日誌① 丁寧に真っすぐ下がることを

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跨を緩やかにしながら。

真っすぐに下がることを試みる。

人の身体は。

多関節構造であるが故に。

単に。

重さが真下に動くように。

下がっていこうとすることは。

逆に工夫が必要になる。

小八極の起式から。

真下に降りていく動作でも。

それは同じくして。


真下に降りようとするとき。

必然的に。

膝は曲がり。

骨盤は前傾する。

これらしか意識しないと。

上半身そのものは。

骨盤に伴って前傾してしまう。

その場合。

重心は前方に煽るように出ていこうとして。

重さは真っすぐ下に向かわない。

ので。

脊椎のどこかで。

その前傾を打ち消すように。

弓なりに後傾させる必要がある。

見た目としては。

胸が真っすぐ維持されたままなので。

後傾させていることはわからないけれど。

この後傾の動作が。

肩甲骨の可動を起こし。

その後に腕が振り上げられる。

布石になっている。


弓なりの動きに合わせて。

盆の窪辺りの力を緩めて。

自然と顎が引かれるようにすることで。

頭の振り子動作も止めておくことも肝心。

ただ下がるという動作に。

丁寧な体の制御が求められる。

それができれば。

起式で肚前に添えた両手を。

下から支えて止めようとしても。

身体ごと地面に圧し潰されてしまう。

そんな練習の一幕でした。

雑記:拘りの心を解くように

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対人で相手を御すときに。

邪魔になるのは。

自分の心持ち。

相手を制して御したいという気持ちが強いと。

自分の成すべき形を崩し。

異なる振る舞いを起こしてしまう。

それを已めるのは。

気持ちの切り替え。

執着しない心。

拘りをなくす。

とはいえ。

いざという時だけ。

気持ちを切り替えるということはできず。

普段から。

そうなるように練習しておく。

よりよいのは。

そもそも拘らないことだけれども。

まずは。

拘りに気づき。

拘りを解くこと。

実は。

いわゆる拳法の練習の中ではなく。

日常の方がその機会に恵まれやすい。

仕事や。

家庭など。

自分の考えと衝突するような出来事があって。

膠着してしまうことがあったら。

そのときこそ。

自分の拘りに気づき。

それを解く絶好の機会。

あるときだけ拘りを解こうとかではなく。

日常と非日常の堺なく。

常にそう在ろうとすることが大事。

そんな自然の理のひとつ。

2017年7月22日(土) 練習日誌③ 一礼しながら足を退く

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足の付け根の股関節を。

支えている力を緩めて。

一礼をするような動作。

膝も緩やかに。

されどしゃがみ込まないほどで。

力強くなく。

すっと力を緩めながら礼をはじめ。

そのまま続けていくと。

骨盤から上の棒状の運動で。

その運動の先は。

自分のお尻から後方に向かったところに落ちる。

その過程では。

身体全体は。

後方に引っ張られるようになって。

その内重心が足から出ていくことで。

足を継がなくては尻餅をつくほどになる。

このとき。

足は身体の重さを支える責務から。

ほんのひとときだけ解放されているので。

その間に。

地面を蹴ることなく。

どちらかの足に偏ることなく。

体は左右に傾かず。

足を一歩。

好きな方を退げることができる。

この動きは。

どこにも蹴るところを作らなければ。

純粋に。

斜め下方後方に移動する力。

相手が触れていたりすると。

その運動に巻き込まれて。

地面に圧し潰されてしまう。

ちなみに。

下げる足は好きな方だけれど。

なんなら。

両足とも下げてもいい。

臀部周りの筋肉をどう緩めるか。

それらを試すのもまた面白い。

そんな練習の一幕でした。

2017年7月22日(土) 練習日誌② 肩の付け根から解いて下ろしていく

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太極拳の起式にて。

両の腕を肩の高さに挙げたところから。

挙げた腕を静かに下ろしていく。

挙げたところからとはいえ。

実際は。

上がる頃には下がり始めていて。

その境目は捉えにくい。

だけれど。

それは最終の目指す形として。

敢えて分割して練習していく。

まずは。

腕の挙上を支えている。

三角筋などの首から肩に掛けての力。

腕全体が下方に向かいだす。

そして。

上腕三頭筋。

掌の位置をなるべく維持しながら。

腕が自然と屈曲していく。

加えて。

橈骨と尺骨を平行に留めている筋肉。

それを抜いて。

二つの骨が交差するよう仕向ける。

挙げる行為の後だから。

これらの緩めによって。

腕が下がる運動が成立する。

動作を確認するために。

挙げた腕を両手で掴んでもらって。

順番に力を緩めて腕を下げる。

力を込めるところがあれば。

その瞬間に。

相手は下がる腕を引き留めることができる。

上手くできると。

何故か相手が不意にしゃがみ込んでしまい。

かつ。

自分には何の力感もなく。

自分で仕掛けたはずなのに。

何かの間違いではないかと疑ってしまう。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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