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2016年10月22日(土) 練習日誌③ 足を引いて横にスライドする

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肩幅程度に開いた並歩同士で。

相手と向かい合って立つ。

一歩出して捶を打ってもらって。

それをついと躱す練習。

動きが見えたら。

追って来てもよい条件。

単純に。

足を後ろに引いて逃げようとすると。

反対側の足で地面を蹴ろうとしてしまって。

その間に打たれるか。

逃げる動作が検知されて。

逃げる方に追われて打たれてしまう。


足を後ろ引くときに。

地面を蹴るのではなく。

腰を引いて。

脚の上から重さを逃がして。

その瞬間に。

足を引くようにする。

力を緩めての。

体の変更しかしていなくて。

力の流れが感じられないので。

相手は打つところを変える契機を失う。

重さから自由になるのは。

片足ではなくて両足。


例えば。

右足を後ろに引いたら。

左足を右に動かしてみる。

両足が初めの位置よりも。

右にずれていることになるので。

体の位置そのものは。

右横にスライドすることになる。

動きに慣れれば。

相手の片足一歩に対して。

こちらは両足一歩で動くことができて。

拍の有利を得ることができる。

提籠換歩(ていろうかんぽ)の一歩目。

一歩は一歩にあらず。

三拍ではなく一拍で実現するための。

そのための一歩。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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