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2016年10月22日(土) 練習日誌① 腰を引いて弦を引く

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保つところと動かすところ。

身体は繋がっているので。

留めるところがあれば。

そこから離れたところと。

その間には。

伸びが生まれて。

復元する作用が生まれる。


相手に腕を一本。

差し出してもらって。

その腕に平行に。

足を前後にして立つ。

両の腕を相手の腕の上に添えて。

腰を後ろに引いてみる。

腕が動かないように。

胸の位置を動かさないように。

絶対的な形は変わらないけれど。

相対的には。

胸は反りながら脇が伸びる。

したらば。

伸びた脇を緩めて。

上腕の力も幾分緩めると。

縮んでいく腕に引き摺られて。

相手は下方に崩れていく。

腕が引かれるのではなくて。

腰が崩れた結果。


相手の腕の上から。

自分の指先が天井を向くように維持すれば。

相手は下方に崩れて。

相手の腕の下から。

おばけだぞーと言うように肘と手首を曲げれば。

相手は上方に引き上げられながら。

前に引き出されてくる。


保留と引きは。

弓の弦を引くようなもの。

弾かれるときは一瞬で。

不意に身体が崩れることで。

危うく膝を打ちつけそうになるので。

その辺りは注意が必要。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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