理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年11月5日(土) 練習日誌② 甩手で振り飛ばす

Permalink:

でんでん太鼓式の甩手で肩周りを解したら。

相手に腕を掴んでもらって。

同じ動きをしてみる。

身を翻す動きと。

鎖骨や肩甲骨が確かに稼働していれば。

腕を掴んでいる相手は。

ふと気づくと浮かされて。

ぽいっと振り飛ばされてしまう。

これが身体の連動性。


身体の連動の概念がないと。

例えば。

左を向くように振った場合。

右腕を相手が掴んでいるとすると。

相手は自分の前を通過して。

左前方に飛ばせると思ってしまう。

遠心力の発現だ。

だけれど。

ここでは。

相手は自分の前を通過するとしても。

自分の左後方。

或いは。

自分の前は通過せず。

かつ自分の右後方に飛んでいく。

左か右かは。

自分が素早く動くか。

ゆっくり動くか。

相手の崩れの速さに対する。

相対的な速度で決まってくる。

何にせよ。

自分の近くを通過する。

求心力の発現。


甩手は。

簡単な準備体操のようにも捉えられるのだけれど。

それだけでも。

大事な緩みや連動性を学べるようになっている。

そんな練習の一幕でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.