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2016年10月29日(土) 練習日誌① 小八極:丁寧に両腕を上げる

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八極拳の套路練習。

小八極を一通りなぞれたので。

二巡目でもう少し実を入れる。

蹲歩雙伸(そんぽそうしん)で腕を上げる箇所。

見た目上は。

弧を描いて腕が振り上がるのだけれど。

肩から先の力だけで。

よいしょと腕を上げても。

ただ軌跡をなぞるだけになってしまう。

腕を上げる源は。

体幹側で生み出される。

肚と胸が動いて後に。

見た目にはわかりにくいが。

少し遅れるように。

腕が上がっていく。

このときも。

腕を棒のようにして。

肩を中心に回るのではなくて。

腕が柔軟に伸び縮みしながら。

弧に近い軌道を描いていく。

最終的には。

斜め上方に跳ね上がる方向。

弧を描くと。

円の接線方向として。

上方だけの力が残るだけ。


相手に両腕の拳あたりを押さえてもらって。

雙伸する。

肩で振り回そうとすると。

反作用で自分が地面方向に跳ね返ってしまう。

身体を使って腕を上げられれば。

足を揃えた蹲歩の状態であっても。

相手を後退せしめて押し出すことができる。

そのためにも。

触れられたところにぶつからない。

身体からの動きを末端に伝える動き方が必要になる。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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