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2016年11月12日(土) 練習日誌① 伝達のための手首の稼働

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起こした勁力、慣性を。

手先に伝えるための練習として。

手首の緩めに着目する。

分かりやすくするために。

動きを大き目にして。


相手に両手を合わせて前に出してもらって。

掌に自分の拳を横拳にして。

拳頭を宛がう。

そうしたらば。

猫の手のように手首を軽く曲げてみる。

手の握りを軽くしておけば。

掌側に隙間はできても。

拳の先は相手の掌にぴったりくっついている。

そこから。

手首を下に押し下げる。

相手を押すのではなく。

相手から離れるのではなく。

それでも。

拳頭の部分が。

手首と入れ違うように。

ほんの少し。

上に向かうくらいがいい。


梃子が効くのか。

摩擦が走るのか。

この少しの工夫で。

手首の運動が。

慣性が。

触れたところから相手に伝わって。

微動ながらに。

相手の首や腰に。

作用を引き起こす。

相手からは。

自分の手で隠された衝立の向こうの。

見えない動きで作用が起こるので。

不意に何かが通ったような。

不思議な感覚で頭を捻る。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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