理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年11月19日(土) 練習日誌① 異なる動きに変えないように

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体験希望の参加者が遊びに来てくれたので。

身体を解しがてら甩手(すわいしょう)を少々。

でんでん太鼓式に取り組む。

まずは特に何も考えずに。

身体を左右に回して。

軽く腕と手が自分の身体に巻きつくように。

慣れてきたら。

少し鎖骨を意識して。

胸骨と鎖骨の角度がずれるように。

さらに。

腕が身体に巻きつく前に。

身体を正面に戻すことで。

手先の衝撃を増してみたりする。

ここから。

こういった緩みが。

力を伝達するために必要なコトを確かめるために。

振る腕を他の人に掴んでもらう。

何も考えずに。

甩手の動きをそのままやれれば。

相手は動きを止めることができずに。

バランスを崩される。

のだけれど。

やっぱり。

相手に掴まれているという事実が。

その意識を変えてしまう。

身体を回した後に。

腕が振られ始めるのだけれど。

身体を先に戻して。

腕が加速しようとするときに。

相手を動かしたいという欲が出て。

体重を後ろに掛け始めてしまう。

そうすると。

さっきまでは自分の腕が。

背中に当たるように動かしていたはずなのに。

それを途中で放棄して。

自分の方に引っ張る動きに変わってしまう。

これは。

頭のトレーニング。

小さな単純な運動でも。

身体と頭は一緒に育む必要がある。

上手くできると。

自分の腕に手ごたえなく。

相手がぐらりと動く故。

そこにも感覚のずれを覚えて。

それがため。

不思議な体験として味わってもらえたと思う。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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