理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年11月19日(土) 練習日誌① 異なる動きに変えないように

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体験希望の参加者が遊びに来てくれたので。

身体を解しがてら甩手(すわいしょう)を少々。

でんでん太鼓式に取り組む。

まずは特に何も考えずに。

身体を左右に回して。

軽く腕と手が自分の身体に巻きつくように。

慣れてきたら。

少し鎖骨を意識して。

胸骨と鎖骨の角度がずれるように。

さらに。

腕が身体に巻きつく前に。

身体を正面に戻すことで。

手先の衝撃を増してみたりする。

ここから。

こういった緩みが。

力を伝達するために必要なコトを確かめるために。

振る腕を他の人に掴んでもらう。

何も考えずに。

甩手の動きをそのままやれれば。

相手は動きを止めることができずに。

バランスを崩される。

のだけれど。

やっぱり。

相手に掴まれているという事実が。

その意識を変えてしまう。

身体を回した後に。

腕が振られ始めるのだけれど。

身体を先に戻して。

腕が加速しようとするときに。

相手を動かしたいという欲が出て。

体重を後ろに掛け始めてしまう。

そうすると。

さっきまでは自分の腕が。

背中に当たるように動かしていたはずなのに。

それを途中で放棄して。

自分の方に引っ張る動きに変わってしまう。

これは。

頭のトレーニング。

小さな単純な運動でも。

身体と頭は一緒に育む必要がある。

上手くできると。

自分の腕に手ごたえなく。

相手がぐらりと動く故。

そこにも感覚のずれを覚えて。

それがため。

不思議な体験として味わってもらえたと思う。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年12月3日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2016年12月3日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2016年12月17日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2016年11月12日(土) 練習日誌③ 棒を繋げて回してみる

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腕を回転させて使う練習。

イメージは。

関節で棒と棒が繋がっていること。

イメージというより事実だ。

ただ。

関節は。

点で骨を繋いでいるわけではないし。

筋や腱で少しの変化が加えられる。

そして。

回転は。

棒の先端ではなくて。

棒の途中や外に。

その軸があれば。

円錐的な軌道ではなくて。

鼓のように。

互い違いの軌道を描かすことができる。

そのようにして。

鎖骨で肩の軌道を作って。

肘を動かし。

肘の起動で手首を動かし。

手首の起動で拳頭を動かすようにする。

少し複雑ではあるけれど。

そうして。

腕を回し動かせば。

両手で相手に手首を掴んでもらっていても。

留まることなく。

動かすことができる。

例え。

手首そのものは動かなくても。

慣性の連鎖で。

相手の体幹が崩され。

手首を握ったまま崩れていく。

だから。

握り押さえることに固執すると。

受身が取りにくくなって。

危険だ。

拘るのはほどほどに。

そんな練習の一幕でした。

2016年11月12日(土) 練習日誌② 拳を転がして遊んでみる

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引くでも押すでもない。

削るような動きで。

少し遊んでみる。

相手に。

胸倉をちょいと掴んでもらって。

まずは成すがままに。

そこから。

猫の手にして。

にゃーにゃー言わんばかりに。

胸倉を掴んでいる。

相手の前腕から上腕を。

右手左手交互に。

拳から肩に向かって渡るように。

拳を転がしてみる。

指の関節が。

少しだけ相手の皮膚に食い込むように。

スパイクが。

土を咬むように。

ころころ。

ころころと。

頑張って抵抗しようとすると。

跳ね返されてしまうので。

ただストレスを与えないように。

転がしてみる。

それでも。

少しずつ加わる力の積み重ねと。

自分の関節の角度が変わって。

力の流れが変わることで。

相手は上手く姿勢を保てなくなる。


何てことのない。

微力な力で。

地面に崩されてしまうので。

ただただ言葉を失くしてうなだれる。

そんな練習の一幕でした。

2016年11月12日(土) 練習日誌① 伝達のための手首の稼働

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起こした勁力、慣性を。

手先に伝えるための練習として。

手首の緩めに着目する。

分かりやすくするために。

動きを大き目にして。


相手に両手を合わせて前に出してもらって。

掌に自分の拳を横拳にして。

拳頭を宛がう。

そうしたらば。

猫の手のように手首を軽く曲げてみる。

手の握りを軽くしておけば。

掌側に隙間はできても。

拳の先は相手の掌にぴったりくっついている。

そこから。

手首を下に押し下げる。

相手を押すのではなく。

相手から離れるのではなく。

それでも。

拳頭の部分が。

手首と入れ違うように。

ほんの少し。

上に向かうくらいがいい。


梃子が効くのか。

摩擦が走るのか。

この少しの工夫で。

手首の運動が。

慣性が。

触れたところから相手に伝わって。

微動ながらに。

相手の首や腰に。

作用を引き起こす。

相手からは。

自分の手で隠された衝立の向こうの。

見えない動きで作用が起こるので。

不意に何かが通ったような。

不思議な感覚で頭を捻る。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年11月26日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年11月26日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年12月10日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年12月24日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2016年11月5日(土) 練習日誌③ 鎖骨を緩めて慣性を伝える

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体幹の動きを相手に伝えるときに。

上手く行かないときは。

大抵自分の力みが邪魔をしていること。

中でも。

鎖骨。

肩甲骨。

肩。

これらの力みは起こりやすい。

要訣で言えれば。

沈肩墜肘を守るということになるのだけれど。


相手の両肩に。

自分の両手を置いて。

ここから。

自分は下後方に移動することを試す。

劇的な効果を起こすことはひとまず考えず。

鎖骨から手首まで。

各部分を緩めたまま。

身体が単に動くということができれば。

相手は思いの外踏ん張らなくてはいけない羽目に陥る。

だけれど。

引っ張ってやろうとすれば。

肩や指先に力が入るし。

それではと。

相手に圧力を掛けないどこうとすれば。

鎖骨や肩甲骨を。

浮かすように力を込めてしまって。

相手に何も作用させないようにしてしまう。


鎖骨と肩甲骨が。

まさに首飾りのように首に掛かっていて。

動いたら動いただけ。

自然に遅れを持って動くようにする。

そこに任せることが大事だ。


そういった動きの癖を。

みつけては元に戻していく。

そういった活動も身体を練ることにつながる。

そんな練習の一幕でした。

2016年11月5日(土) 練習日誌② 甩手で振り飛ばす

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でんでん太鼓式の甩手で肩周りを解したら。

相手に腕を掴んでもらって。

同じ動きをしてみる。

身を翻す動きと。

鎖骨や肩甲骨が確かに稼働していれば。

腕を掴んでいる相手は。

ふと気づくと浮かされて。

ぽいっと振り飛ばされてしまう。

これが身体の連動性。


身体の連動の概念がないと。

例えば。

左を向くように振った場合。

右腕を相手が掴んでいるとすると。

相手は自分の前を通過して。

左前方に飛ばせると思ってしまう。

遠心力の発現だ。

だけれど。

ここでは。

相手は自分の前を通過するとしても。

自分の左後方。

或いは。

自分の前は通過せず。

かつ自分の右後方に飛んでいく。

左か右かは。

自分が素早く動くか。

ゆっくり動くか。

相手の崩れの速さに対する。

相対的な速度で決まってくる。

何にせよ。

自分の近くを通過する。

求心力の発現。


甩手は。

簡単な準備体操のようにも捉えられるのだけれど。

それだけでも。

大事な緩みや連動性を学べるようになっている。

そんな練習の一幕でした。

2016年11月5日(土) 練習日誌① 甩手で肩周りを柔軟に

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鎖骨や肩甲骨をきちんと使えるように。

まずは。

鎖骨の稼働を確認する。

前後。

上下と。

鎖骨が稼働するか。

上腕だけが動いていることはないか。

自分で触れながら確かめる。

その上で。

甩手(すわいしょう)に取り組む。


でんでん太鼓的な横周り。

水平方向にぶるぶると振るっていく。

このときに。

きちんと鎖骨が動かされるように注意する。

身を固めていると。

上腕から先だけが振り回される。

もしくは。

単に首が回っていて。

視覚的に鎖骨が回っているように錯覚してしまう。


でんでん太鼓でも。

単に一方向に回転させても打てるのだけれど。

反対方向に切換えすことで。

より強くでんでんと打つことができる。

同じように。

腕が身を打つのを待つのではなくて。

腕が振られる前に反対方向に帰りはじめる。

そう動くことで。

より鎖骨の動きを確認することができる。


但し。

鎖骨がきちんと動いて。

身が翻る動きができると。

結構な勢いで。

手が飛んでくるので。

あまり思い切りやらない方がいい。

自分の手で顔面や首筋を殴打することになる。

なるべく緩やかに。

ゆるゆる。

ゆるゆると。

日常生活で固めてしまった。

肩周りの動きを取り戻していく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年11月19日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2016年11月19日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2016年12月3日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2016年12月17日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2016年10月29日(土) 練習日誌③ ながらで次の動作を

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蹲歩雙伸の動きを利用して。

相手の捶に触れて軌道を逸らしたら。

軌道を逸らしている最中から。

ながらで次の動作に移ることを試してみる。

単純に。

反作用を受けない動きができていれば。

後は単に動くだけ。


反作用を受ける動きだと。

返ってくる反作用で。

自分の身体のどこかに硬直が生じる。

肩であったり。

背中であったり。

腰であったり。

足の踏ん張りであったり。

これが起こると。

居着きが生じて。

それを解消しないと。

その場から移ることができない。


反作用を受けなくなっていると。

相手の捶と自分の雙伸による腕の動きは。

自分の体幹の動きを制約することはなく。

自由にその場から移ることができる。

相手は。

自分の捶をひとまず完成させようと。

腕が伸びきるまでは。

もしくは。

前に推進しようとした。

重心移動を打ち消すまでは。

その慣性から逃れることはできない。

そのような打ち方をしている前提付きではあるけれど。

その間に。

ひょいと歩んで。

相手の後ろに回ったりする。

もしくは。

単純に間を詰めたりする。

その他にも。

体幹を次の動きのために操作し始めて。

攻撃を御しながら。

自分の攻撃も放つことができる。


すべては。

はじめに腕を上げるときの動き方次第。

その後は。

いかようにも発展させられる。

そのために。

だからこそ。

套路は大事で基本的な動き方から始まる。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月29日(土) 練習日誌② 単純に合成されるに任せる

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小八極の蹲歩雙伸で。

腕を上げる練習を繰り返して。

その動きを使って少し遊んでみる。

相手にひとつ胸辺りを突いてもらって。

套路から抽出した。

腕を上げる動作をしてみる。

軌道だけ合わせて。

相手の捶に振れるように。


動き方が沿っていれば。

両者の腕が触れると共に。

相手の捶はこちらに向かうことなく。

弧を描くように逸れていく。

逸れる方向は。

相手の力の入れ方次第。

外に逸れるか。

内に逸れるか。

そのまま一周するか。

いずれにせよ。

中々的に到達することはない。

こちらは。

捶を逸らすために特別な意識は掛けない。

ただ腕を上げる動作を完遂しようとするだけ。


もしここで。

相手の腕を逸らそうと。

腕に力を込めてしまうと。

そこで衝突が起こって。

自分の身に反作用が返って来てしまう。

相手の腕は到達せずとも。

自分で起こした衝撃が自分に到達すれば。

その後の動きに制限が掛かってしまう。


一対一で。

目の前の相手だけを。

渾身の力で相対せばよいのであれば。

しっかり踏ん張りながら。

防衛するのもアリかもしれないけれど。

それでは状況を限定し過ぎだろう。


相手の捶を逸らそうとするのではなくて。

ただ腕を上げて触れるだけで。

軌道が合成されて。

勝手に動いていくその感覚が。

不思議で面白いらしく。

思わず顔が綻んでしまう。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月29日(土) 練習日誌① 小八極:丁寧に両腕を上げる

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八極拳の套路練習。

小八極を一通りなぞれたので。

二巡目でもう少し実を入れる。

蹲歩雙伸(そんぽそうしん)で腕を上げる箇所。

見た目上は。

弧を描いて腕が振り上がるのだけれど。

肩から先の力だけで。

よいしょと腕を上げても。

ただ軌跡をなぞるだけになってしまう。

腕を上げる源は。

体幹側で生み出される。

肚と胸が動いて後に。

見た目にはわかりにくいが。

少し遅れるように。

腕が上がっていく。

このときも。

腕を棒のようにして。

肩を中心に回るのではなくて。

腕が柔軟に伸び縮みしながら。

弧に近い軌道を描いていく。

最終的には。

斜め上方に跳ね上がる方向。

弧を描くと。

円の接線方向として。

上方だけの力が残るだけ。


相手に両腕の拳あたりを押さえてもらって。

雙伸する。

肩で振り回そうとすると。

反作用で自分が地面方向に跳ね返ってしまう。

身体を使って腕を上げられれば。

足を揃えた蹲歩の状態であっても。

相手を後退せしめて押し出すことができる。

そのためにも。

触れられたところにぶつからない。

身体からの動きを末端に伝える動き方が必要になる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年11月12日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年11月12日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年11月26日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年12月10日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年12月24日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2016年10月22日(土) 練習日誌③ 足を引いて横にスライドする

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肩幅程度に開いた並歩同士で。

相手と向かい合って立つ。

一歩出して捶を打ってもらって。

それをついと躱す練習。

動きが見えたら。

追って来てもよい条件。

単純に。

足を後ろに引いて逃げようとすると。

反対側の足で地面を蹴ろうとしてしまって。

その間に打たれるか。

逃げる動作が検知されて。

逃げる方に追われて打たれてしまう。


足を後ろ引くときに。

地面を蹴るのではなく。

腰を引いて。

脚の上から重さを逃がして。

その瞬間に。

足を引くようにする。

力を緩めての。

体の変更しかしていなくて。

力の流れが感じられないので。

相手は打つところを変える契機を失う。

重さから自由になるのは。

片足ではなくて両足。


例えば。

右足を後ろに引いたら。

左足を右に動かしてみる。

両足が初めの位置よりも。

右にずれていることになるので。

体の位置そのものは。

右横にスライドすることになる。

動きに慣れれば。

相手の片足一歩に対して。

こちらは両足一歩で動くことができて。

拍の有利を得ることができる。

提籠換歩(ていろうかんぽ)の一歩目。

一歩は一歩にあらず。

三拍ではなく一拍で実現するための。

そのための一歩。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月22日(土) 練習日誌② 端を押さえて線を張る

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立身中正を整えながら。

腕を操作するときの。

ひとつの要点を気にしてみる。

それは。

手首の調整。


体幹を動かすことで。

腕には連鎖した動きが伝わるのだけれど。

指を除く。

末端の最終関節である。

手首の保ち方がひとつ大事になる。

力を緩めるのも大事だけれど。

早い段階で手首を緩めてしまうと。

腕を通る線に張りがなくなってしまう。

線を通して。

張りがあることで。

弦楽器が奏でられるように。

振動や。

捻じり捻りが伝わるもの。

それは。

端を押さえて留めること。

その役割を。

手首が担ってくれる。

そのつながりを考えると。

体幹が動いて。

腕が動くときの。

手の形はある程度決まってくる。

反対に。

手の形に着目すると。

どういった経路を狙った動きなのかも。

みえることがある。


腕を一本前に差し出して。

内でも外でも。

横から少し押さえてもらう。

弦張り。

弦を爪弾くように。

身体と腕が操れたなら。

押さえた腕はそのままに。

相手の腰から崩すことができる。

そんな練習の一幕でした。

2016年10月22日(土) 練習日誌① 腰を引いて弦を引く

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保つところと動かすところ。

身体は繋がっているので。

留めるところがあれば。

そこから離れたところと。

その間には。

伸びが生まれて。

復元する作用が生まれる。


相手に腕を一本。

差し出してもらって。

その腕に平行に。

足を前後にして立つ。

両の腕を相手の腕の上に添えて。

腰を後ろに引いてみる。

腕が動かないように。

胸の位置を動かさないように。

絶対的な形は変わらないけれど。

相対的には。

胸は反りながら脇が伸びる。

したらば。

伸びた脇を緩めて。

上腕の力も幾分緩めると。

縮んでいく腕に引き摺られて。

相手は下方に崩れていく。

腕が引かれるのではなくて。

腰が崩れた結果。


相手の腕の上から。

自分の指先が天井を向くように維持すれば。

相手は下方に崩れて。

相手の腕の下から。

おばけだぞーと言うように肘と手首を曲げれば。

相手は上方に引き上げられながら。

前に引き出されてくる。


保留と引きは。

弓の弦を引くようなもの。

弾かれるときは一瞬で。

不意に身体が崩れることで。

危うく膝を打ちつけそうになるので。

その辺りは注意が必要。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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