理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年5月21日(土) 練習日誌① 反るかの如く前に滑りつつ

Permalink:

歩法で前に出る練習を少し。

左足を前に立ったところで。

足の拇指と小指の支えを外すことで。

前に出ることは可能だけれど。

そこにひとつ異なる動きを加えてみる。

上体を反るかのように胸郭を後ろに引く動き。

決して。

腰は反らないように。

顎を引いて胸郭を下げる。

このとき。

膝を軽く緩めると。

尾てい骨で膝を押しているかのように。

体がすいと前に滑り出す。


アイスの棒とかを。

机の上に垂直に立てて。

その上端を指で押さえているとき。

下に圧力を掛けながら。

少し後ろに倒しながら。

前方にも押してあげる。

そんな感じ。

アイスの棒は。

机の上を斜めのまま滑り出す。


それと同じように。

地球が引っ張ってくれる力を使いながら。

後ろから前方への力を掛けてあげる。

後は。

床との摩擦を少し減らしてあげれば。

体は斜めになりながら。

前方に滑り出してくれる。

こうして進んだ力は。

慣性を持ちながら。

浮かず。

落ちず。

踏まない。

そんな推進する動きになる。


そのまま。

後ろ足を前足に交差するように追い越せば。

一歩滑り出すことができる。

交差した足を元に戻せば。

二歩滑って相手に近づくことができて。

推進したその身は。

その体重の分だけ止め難い動きになる。


但し。

後ろに倒れるように前に滑るのと。

お腹を突き出して脚を持ち上げるのは。

似ているのだけれど。

違う動作。

前から相手が押さえることができるかで試せたりする。

上手く行けば。

玉突きが如く。

押さえに行った相手の方が。

後ろに弾き出されてしまう。

そんな練習の一幕でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.