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2016年5月8日(日) 練習日誌① 脊椎を前後に波打たせ

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八極拳の雙抱肘にもつながる練習として。

脊椎の動きを切り出してみる。

腰を少し反らすようにして。

胸郭を前に突き出し。

そこから胸郭を後ろに引いて。

最後に腰椎を元に戻す。

脊椎を前後に波打たせるような動き。

身体が固まっていて。

椎骨の動きが滑らかでないと。

思うように波立たずにぎこちなくなってしまう。

みんな最後の腰椎を元に戻すところで苦戦。

文字にすると。

腰椎を元に戻す。

と簡単な字面になってしまうのだけれど。

実際は。

胸椎の上から順に後ろに引き戻っていて。

そのなだらか加減が出せないというところ。

試しに。

背中の胸椎と腰椎の。

それぞれ中ごろに掌を当ててもらって。

この動きをやってみる。

感想は。

気持ち悪いの一点につきる。

まあいいのだけれど。


はじめは。

いくつかの椎骨が固まった形でしか。

動くことができないけれど。

少しずつばらしていくことができるので。

焦らず忘れず練習していく。


この脊椎の前後の波に。

腕の緩めを足し合わせると。

両腕が頭の高さまで跳ね上がって。

髪を梳き上げるような軌道を辿らせることができる。

胸の高さで肘打ちに移行すれば。

雙抱肘に。

そのまま髪を梳いて。

腕を畳み回せば。

システマの基本動作のひとつに。

応用していくことができる。

これも。

反作用をもらわずに体を動かす方法のひとつ。

試しに。

それぞれに捶を打ってもらって。

軽く腕を跳ね上げて触れてみる。

何の抵抗も感じないのに。

何故か捶の軌道が逸らされてしまう。

あれ?といった表情が印象的。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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