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雑記: 推進に対して退くと窮するのこと

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相対したときの単純なこと。

進んでくる相手に対して。

退くことはやはり弱い。

進むということは単純に推進する力を備えていて。

その動きは慣性を纏って。

方向性を生み出してくれる。

勢いが生じる。

だからして。

退けばその勢いに呑まれる。

退けば再び進むのが困難になる。

化勁や捌きや技法は存在するだろうけれど。

基本は押さえるに越したことはない。

進むものは強い。

その基本を受け容れて。

どう進むのかを考える。

重心を左右に振っていたり。

一歩進むごとに落下が激しければ。

推進力は散じる。

だから歩法が大事になる。

相手の捶を捌いたとしても。

腕を逸らせたとしても。

体の勢いが残っていれば。

近づいて御そうとしても。

相手が自らの勢いを殺した動きをしなければ。

制御権は奪わせてはもらえない。

反対に。

自分が勢いを生じた近づき方をしなければ。

同じく制御権を奪うことはできない。

だから。

相手の勢いの方向を把握することが。

自分の勢いの方向を把握することが。

勢いが存在することを知ることが。

慣性が存在することを知ることが。

まずは始まりだとも思う。

そんな自然の理のひとつ。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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