理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年5月22日(日) 練習日誌① ゆるゆると打ち慣れる

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脊椎の前後の搖動の練習から。

肚と胸を順番に前後に揺らす。

そこで起きる動きを使って。

前後に揺れる肩の作用で。

腕を前方に緩み打つ。


力を込めて打つのはわかりやすいのだけれど。

力を緩めて打つのは意識の切替が必要。

力加減も難しい。

緩める加減が。


打つことを慣れるために。

相手の身体を貸してもらう。

身体の胸部と腹部と背中を的にして。

連続して捶を打っていく。

まだ慣れていないところに。

連続でとなると。

さらに難しくなりはするのだけれど。

わざとそうすることで。

感覚の方に動きを落とし込んでいく。

身体のコントロールを。

丁寧にこなすことと。

連続に動こうとすることで。

無意識に動けるようにすること。

それを行ったり来たりすることで自然に返す。


力んで打ち込むと。

反作用が返ってくるので。

連続で打ち込むことが難しくなる。

力を緩めて。

反作用が返って来ないように。

ゆるゆると。

無理なく打ち入れる。

だけれど。

あくまでゆっくりと。

勢いは。

速くて大きい方がやりやすいけれど。

敢えてゆっくりと。

コントロールを重視して練習。

勢いが増すと。

協力してる相手の方も辛くなる。

人を打つことにも慣れが必要。

少しずつ。

打つこと。

打たれること。

そこにも慣れを作っていく。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年6月4日(土)

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愛知の練習予定日です。

日付 2016年6月4日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年6月18日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2016年5月21日(土) 練習日誌③ 小八極:滑り出して馬歩捶まで

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八極拳の套路練習。

小八極。

大纏崩捶の後から。

拗步捶~右小纏絲~拗歩右抱捶~馬步捶。

拗步捶を肚からの動きで放ったら。

その流れを活かして。

小纏絲を掛ける。

ここからは。

先の重心の滑り出しを使って。

抱捶と馬步捶を連続で放つ。

前に。

前に。

進み出たくても。

身体を前傾することなく。

寧ろ引き気味で。

骨盤を一瞬大腿骨から離して。

その拍子に。

足を引き付けてくる。

この一瞬の落下が作用して。

右小纏絲の絡みが。

相手の自由を奪う一手になる。

抱捶からの馬步捶も。

足の指で掻くというよりは。

前方に滑る重心を。

軽く邪魔して撥ねさせるくらいで。

スキーでこぶを跳ねるが如く。

ちょいと乗り上げて自然に任せて滑り行く。

小気味よく。

でも足での跳躍はせず。

下り坂に抵抗せず転がるように。

相手に一歩一歩詰め寄っていく。


はじめは。

手の細かな作法よりも。

身の確実な振る舞いを。

何度も試して進んで行く。

そんな練習の一幕でした。

2016年5月21日(土) 練習日誌② 骨盤を抜いて足を撥ねる

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身を後ろに引いて前に滑る練習。

後ろ足を交差させながら前に進み出られた。

ここからさらに。

もう一工夫。

身を引いて。

前に滑り出して。

膝が前方に少し曲がり行ったら。

お臍を引いて。

大腿骨の上に乗っていた。

骨盤をちょいと外してやる。

外してやるとは言っても。

大腿骨は繋がっているので。

連なっているので。

シーソーのような運動と。

重さからの解放によって。

ほんの少し。

本当に床を滑ることができる。

見た目的には。

スキップをしているようなものだけれど。

スキップと違うのは。

上には跳び上がっていないこと。

あくまで水平に。

前方に。

滑空している。

ほんの一瞬の。

落下はしているけれど。


そのシーソーを使って。

前足を前方に蹴り出せば。

崩歩の一歩につながる。

閉門脚の一歩につながる。


筋肉の無理矢理な蹴り上げでなく。

漸進の推進と。

脚の純粋な運動を伴って。

その一蹴は。

思いのよらないエネルギーを相手に伝えてくれる。


骨盤を抜いて。

重さを抜いて。

足を操る。

足を撥ねる。

より自由に動けるように。

そんな練習の一幕でした。

2016年5月21日(土) 練習日誌① 反るかの如く前に滑りつつ

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歩法で前に出る練習を少し。

左足を前に立ったところで。

足の拇指と小指の支えを外すことで。

前に出ることは可能だけれど。

そこにひとつ異なる動きを加えてみる。

上体を反るかのように胸郭を後ろに引く動き。

決して。

腰は反らないように。

顎を引いて胸郭を下げる。

このとき。

膝を軽く緩めると。

尾てい骨で膝を押しているかのように。

体がすいと前に滑り出す。


アイスの棒とかを。

机の上に垂直に立てて。

その上端を指で押さえているとき。

下に圧力を掛けながら。

少し後ろに倒しながら。

前方にも押してあげる。

そんな感じ。

アイスの棒は。

机の上を斜めのまま滑り出す。


それと同じように。

地球が引っ張ってくれる力を使いながら。

後ろから前方への力を掛けてあげる。

後は。

床との摩擦を少し減らしてあげれば。

体は斜めになりながら。

前方に滑り出してくれる。

こうして進んだ力は。

慣性を持ちながら。

浮かず。

落ちず。

踏まない。

そんな推進する動きになる。


そのまま。

後ろ足を前足に交差するように追い越せば。

一歩滑り出すことができる。

交差した足を元に戻せば。

二歩滑って相手に近づくことができて。

推進したその身は。

その体重の分だけ止め難い動きになる。


但し。

後ろに倒れるように前に滑るのと。

お腹を突き出して脚を持ち上げるのは。

似ているのだけれど。

違う動作。

前から相手が押さえることができるかで試せたりする。

上手く行けば。

玉突きが如く。

押さえに行った相手の方が。

後ろに弾き出されてしまう。

そんな練習の一幕でした。

雑記: 層を重ねるということ

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技能的なことは大抵そうだと思うのだけれど。

終わりがないということが面白い。

何かひとつのことができるようになったとして。

そのできることにも深さがある。

単にできるだけならば。

少し学べば到達し得る。

それでも。

そこから研鑽を積まなくては。

次の深さを感じることはできない。

勿論。

武術であるからには。

あまり凝りすぎるのは本意ではないと思うけれど。

研磨して。

精度を上げて。

そうすることで。

また違う階段が見つかることがある。

それを繰り返して。

気づいたらどこかに至っている。

でもそのときどきは。

目の前のことに愉しみながら取り組んでいる。

そういった状態であることを望みたい。

完成を望むことと。

常に完成していてそれが変わり続けることを望むこと。

人の趣向に依るのだろうけれど。

変わることを愉しめる人が。

ここでは向いているのかなと思う。

雑記: 日々の姿勢と武術の姿勢

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武術や武道をすると姿勢がよくなる。

だから姿勢がいいのだね。

そんなことを言われることがある。

だけれど。

それは是であって是でない。

確かに。

武術に取り組んでいるから。

という理由はそうなのだけれど。

反対に。

日常生活においても。

その姿勢を保つ。

ということを怠っていれば。

そのような結果は生まれない。

そして。

中国拳法で言えば。

立身中正で守るべき要訣があるのだけれど。

それが。

日常の中で保てる要訣でなければいけないと思う。

武術として。

戦闘時においてだけその姿勢を作る。

というのは。

不自然だ。

自然界の動物たちと同じように。

常にその姿勢があるだけ。

そうでなくては。

武術としては成立しないのだと思う。

闘うときに。

ある特殊な状態を作り出すような。

さあこれからやろう、というときに。

ちょっと待てと。

今身構えと心構えを準備するから。

などという姿勢。

まさに決闘に臨むための姿勢。

それは武術としての在り方ではない気がする。

練習においても。

練習場に入って来て。

そのまま普段との境がなく。

あれこれするのがいいのだろう。

非日常は日常があるから存在して。

非日常は日常に寄り添うように存在する。

どちらも揃えて日々とする。

そんな自然の理のひとつ。

2016年5月8日(日) 練習日誌③ 歩んで打つことを繰り返して

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歩法と捶法の組み合わせ練習。

まずは歩法から。

足を前後に開いて身体は正面に。

両腕を前に出して相手に掴んでもらう。

前足の足の拇指と小指のアーチを外して。

踵の支持を強めながら後ろ足を一歩踏み出す。

身体を前傾させたりすると。

重心は逆に後ろに下がるので。

簡単に押さえられてしまう。

姿勢はなるべく立身中正を保って。


続いて。

両腕を拳にして。

相手は掴まずに掌を拳に当ててもらう。

前に進み出ながら。

相手の身体の重さにぶつかりそうなところで。

肘と肩の力を緩める。

推進力が上手に伝われば。

あまり抵抗なく相手は後退して。

後ろ足が前に出て着地したところで。

拇指球で制動を掛けながら。

推進力を腕に伝えるようにする。

同じ肩→肘を支えている力を抜くと。

今度は腕が前に伸びて。

下がりゆく相手をさらに後押ししてくれる。

腕の伸び縮みに。

力みが入っていると。

反作用で自分が退がってしまうので。

それを確認しながら前に進み続ける。


慣れてきたら。

掌を離してもらって。

前進して着地したところで腕を伸ばしながら。

相手が構えた掌に軽く捶を放つ。


地味ながらも。

歩みながら捶を打ち続けることに。

まずは慣れていくことが大事。


練習場をあっちへこっちへ。

各組行ったり来たりを繰り返す。

そんな練習の一幕でした。

2016年5月8日(日) 練習日誌② 小八極:大纏崩捶で縫い留める

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八極拳の套路練習。

小八極から大纏崩捶(だいてんほうすい)。

今回は崩捶を中心に練習。

大纏で姿勢を低くしたところから。

左足を前に出して四六歩の形へ。

肚を左に振るようにして顔を向き直す。

肚を右に戻すようにして。

代わりに肘⇒拳が出ていく。

右に戻った肚が元の位置に戻るときに。

右手が顔前から腰辺りへの押さえに振り下ろされる。


崩捶は低いところからの打撃として。

内腿や金的を狙うのが地味だけど効果的。

割と嫌らしい攻撃になる。


右手の振り下ろしも大事にしたい。

大纏で相手の右捶を制しているとき。

左拳での崩捶を相手は左手で止めることになる。

その間に右捶を右手で振り下ろすと。

相手の身体は前後に伸びるようにして縫い留められることになる。

左と右の両方に勁力が出ていないと。

この開きは実現できない。

ここで動きを止めて。

拗步捶(ようほすい)で右脇を打ったりする。


身体の肚の動きから。

左右の別々の動きの制御は。

慣れるまでは少し混乱するけれど。

形として覚えられれば。

後は習慣的な動作になってくれるので。

ほんの少しの我慢。

そうなるように繰り返し繰り返し。

動作を確かめる。

そんな練習の一幕でした。

2016年5月8日(日) 練習日誌① 脊椎を前後に波打たせ

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八極拳の雙抱肘にもつながる練習として。

脊椎の動きを切り出してみる。

腰を少し反らすようにして。

胸郭を前に突き出し。

そこから胸郭を後ろに引いて。

最後に腰椎を元に戻す。

脊椎を前後に波打たせるような動き。

身体が固まっていて。

椎骨の動きが滑らかでないと。

思うように波立たずにぎこちなくなってしまう。

みんな最後の腰椎を元に戻すところで苦戦。

文字にすると。

腰椎を元に戻す。

と簡単な字面になってしまうのだけれど。

実際は。

胸椎の上から順に後ろに引き戻っていて。

そのなだらか加減が出せないというところ。

試しに。

背中の胸椎と腰椎の。

それぞれ中ごろに掌を当ててもらって。

この動きをやってみる。

感想は。

気持ち悪いの一点につきる。

まあいいのだけれど。


はじめは。

いくつかの椎骨が固まった形でしか。

動くことができないけれど。

少しずつばらしていくことができるので。

焦らず忘れず練習していく。


この脊椎の前後の波に。

腕の緩めを足し合わせると。

両腕が頭の高さまで跳ね上がって。

髪を梳き上げるような軌道を辿らせることができる。

胸の高さで肘打ちに移行すれば。

雙抱肘に。

そのまま髪を梳いて。

腕を畳み回せば。

システマの基本動作のひとつに。

応用していくことができる。

これも。

反作用をもらわずに体を動かす方法のひとつ。

試しに。

それぞれに捶を打ってもらって。

軽く腕を跳ね上げて触れてみる。

何の抵抗も感じないのに。

何故か捶の軌道が逸らされてしまう。

あれ?といった表情が印象的。

そんな練習の一幕でした。

雑記: 推進に対して退くと窮するのこと

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相対したときの単純なこと。

進んでくる相手に対して。

退くことはやはり弱い。

進むということは単純に推進する力を備えていて。

その動きは慣性を纏って。

方向性を生み出してくれる。

勢いが生じる。

だからして。

退けばその勢いに呑まれる。

退けば再び進むのが困難になる。

化勁や捌きや技法は存在するだろうけれど。

基本は押さえるに越したことはない。

進むものは強い。

その基本を受け容れて。

どう進むのかを考える。

重心を左右に振っていたり。

一歩進むごとに落下が激しければ。

推進力は散じる。

だから歩法が大事になる。

相手の捶を捌いたとしても。

腕を逸らせたとしても。

体の勢いが残っていれば。

近づいて御そうとしても。

相手が自らの勢いを殺した動きをしなければ。

制御権は奪わせてはもらえない。

反対に。

自分が勢いを生じた近づき方をしなければ。

同じく制御権を奪うことはできない。

だから。

相手の勢いの方向を把握することが。

自分の勢いの方向を把握することが。

勢いが存在することを知ることが。

慣性が存在することを知ることが。

まずは始まりだとも思う。

そんな自然の理のひとつ。

練習予定:2016年5月22日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年5月22日 日曜日 ※曜日に注意
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 卓球場

日付 2016年6月4日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年6月18日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

練習予定:2016年5月21日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2016年5月21日 土曜日
時間 15:00~17:30
施設 文京区スポーツセンター(茗荷谷)
場所 多目的室A面

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2016年4月23日(土) 練習日誌③ 雙抱肘と馬形・虎形の手法と(三)

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雙抱肘から虎形拳の手法に繋げてみて。

さらに歩法を混ぜ合わせてみる。

ポイントになるのは。

はじめに相手からの捶を避けるときの。

足を「踏み出さず」というところ。

足を踏み出してしまうと。

爪先側に荷重が掛かってしまって。

次の一歩のための居着きが生じてしまう。

なので。

避けるための一歩は。

踏み出さない。

踏まない。

逆説的に。

爪先、前足底に体重を掛けない。

踵から軽く着いたら。

身を転じて。

次の一歩を始めてしまう。

そのままジグザグに。

相手の懐に進入していく。

侵入していく。


二歩目は。

一歩目と同じく。

前足底まで体重は向かわせないけれど。

前足底。

拇指球で停止を掛ける。

膝を柔らかくしてその衝撃を吸収。

したりしない。

衝撃を吸収すると。

膝にも悪い。

そのまま膝も緩やかだけれど曲げもせず。

全身が止まるようにして。

代わりに劈の勢いに繋げる。


見た目には。

スケートで加速しようとしているような。

ピンボールがバネに連続で跳ねられるような。

そんな感じで。

足の内股から続くエッジに当たるように。

ジグザグに侵攻する。


雙抱肘の身遣いから始まって。

いくつかの変化応用を繰り返し。

外見に現れる腕の動きは別として。

身遣いは割と共通だったりする。

逆にそうでないと咄嗟のときに動けるものではないとも思う。

そんな練習の一幕でした。

2016年4月23日(土) 練習日誌② 雙抱肘と馬形・虎形の手法と(二)

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雙抱肘から雙栽捶の連絡は。

肩甲骨の寄せから。

脊椎の落とし。

肩甲骨の引き込みへ。

という3つの動きで繋げている。

はじめの肩甲骨の寄せの前に。

肩甲骨の開きと寄せの組み合わせを一回余分に入れてみる。

脊椎の前後。

胸の開合。

心の開合を挟む。

並行に目の前で閉じた門としての腕が。

一度左右に交錯して再び開かれる。

そこから雙栽捶への動きに繋げ直せば。

形意拳の馬形拳の手法に繋がる。

素早い腕の交差は。

素早い腕の動きで成すのではなくて。

小さい胸椎の前後搖動で成す。

間に動きを入れ込むことで。

相手が二連捶のようにワンツーで打ってきた場合などでも。

その変化に応じることができる。


もう一つ加えて。

腕が並行に上方に来ているところから。

肘を開かずに。

そのまま前面に両腕で劈(へき・ぴー)拳を放つ。

身遣いは雙栽捶と同じくして。

肘が開いているか墜肘しているかの違いだけ。

その角度が異なることで。

趣の異なる打法となる。

こちらは形意拳の虎形拳の手法として。

そして形意拳として。

前方への推進力も併せたいので。

歩法も少し加えていく。

というわけで(三)へ続いたりする。

2016年4月23日(土) 練習日誌① 雙抱肘と馬形・虎形の手法と(一)

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八極拳の雙抱肘を応用した練習。

脊椎の搖動によって両腕を身体の前面に通す。

肘の開きは置いておいて。

まずは下からダブルアッパーをする感じ。

応用なので。

深い姿勢ではなく。

軽く腰を落とす程度の高さ。

パートナーに一本突きを打ってもらう。

胸か顔を狙ってもらって。


軽く横に足を踏まず出ししながら。

(「踏み」出さないように)

両腕を擦り上げる。

まずはこれだけ。

相手に合わせて自分の動きをすることに慣れる。

システマでも同じような動きがあったような気がする。

割とこれだけでも咄嗟の防衛はできたりする。


続いて。

肩甲骨の間を緩めて。

肘を左右に開く。

相手の腕に触れたところで開ければ。

相手への作用が入って体勢を崩すことができる。

前腕に触れたところなら上方に。

上腕に触れたところならやや下方の横に。


さらに。

肘を左右に展開しながら。

相手が打った腕に身体を沿わせる。

相手の腕を目で捉えられる方向に身体を開く。

そうすれば。

受けた腕とは反対の肘で。

相手の顔面もしくは脇を捉えることができる。


入り方も相手の表と裏どちらも試して。


愛知でも練習してみた雙抱肘から雙栽捶への連絡も。

この連絡にも慣れてきたら。

ちょっと脱線しながら形意拳にも展開してみる。

その辺りは(二)へ続きます。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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