理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2019年4月6日(土) 練習日誌④ 握手を化して跪かす

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握手で握りこまれる力を。

化して相手に作用する練習。

まずは。

相手にがっちり握ってもらって。

その力が。

自分にどのように作用するのかを確かめる。

普段は。

無意識で。

自分の色々な関節を固めることで。

握手が成立するように。

力を込めている。

それらの力を緩めると。

握られている腕を中心に。

自分の身体が崩れていることを。

体感してみる。

それができたら。

握られる手。

手首。

肘に注目して。

それらの力を。

緩やかに緩めていく。

そうしながら。

肘と。

肩の軌道を少しだけ。

逸らしてあげる。

相手は。

成立するはずの力が。

どこかに分散されていくことを。

追うことができずに。

その後に。

前腕を下に落とすような。

運動を加えられると。

為すすべなく。

握手した状態のまま。

跪くことになる。

友好の証の最中にやるのは。

どうなのかと。

倫理的な問題はあるけれど。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年5月11日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年5月11日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年5月25日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年6月8日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年4月6日(土) 練習日誌③ わざとの反作用を化して崩す

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相手はじまりでなく。

こちらから作用を起こしつつ。

相手の力を化して。

御していく練習。

相手に前後立ちして立ってもらって。

どちらかの腕を水平に突き出して。

もう片方の腕で。

水平の腕を支えてもらう。

そこを。

こちらは並行立ちで。

両手で軽く押し始める。

このときわざと。

手先で押すようにすると。

反作用が自分の方に返ってくる。

その跳ね返りを。

一瞬肘の関節を固めて受け止めてから。

その支える力を緩めつつ。

胸郭を。

滑車のように。

後ろに引いて。

下がってから。

また前に戻ってくる。

そうすると。

反作用が化されることで。

相手の力ももらうことができて。

相手は。

踏ん張ろうとする気持ちが沸くことなく。

身を浮かされて。

後方に下がらされてしまう。

こちらから。

行動を起こすことで相手の力を利用する。

そんな練習の一幕でした。

2019年4月6日(土) 練習日誌② 集中しないことで察知されなくなる

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いわゆる。

相手に気取られなくする練習。

右腕を立てて。

相手に両手で掴んでもらう。

その状態で。

腕を横に振ったり。

下に落としたり。

動こうとしても。

大抵止められる。

相当な腕力差があれば。

ものともしないのだろうけれど。

それはさておき。

この状態で。

改めて。

自分の身体は。

掴まれている腕だけではなくて。

その他。

より大きな部位たちで。

構成されていることを思い出す。

例えば。

左腕のこと。

つま先のこと。

お腹のことを。

気に掛けてあげる。

そうして。

全身を気に掛けてあげながら。

右腕を動かしてみる。

すると。

上手く行けば。

相手は動きを察知することが遅れて。

その動きを止めることが。

思うようにいかなくなる。

単なる反射ではなくて。

相手も何かに反応していること。

それが感じられたら。

面白い実験かなと思う。

そんな練習の一幕でした。

2019年4月6日(土) 練習日誌① 神経の圧迫を減らして意を伝える

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意を伝えるために。

肩幅より狭いくらいで立って。

頭の位置。

脊椎の位置。

座骨の位置。

それぞれを整える。

そうすることで。

脳からの指示が。

神経を通って。

素直に。

全身に巡るように。

おかしな。

圧迫がないように解放する。

その上で。

お臍と。

骨盤の上端。

それらを結ぶラインで。

人体を輪切りにすることを考えて。

そこに位置する。

腰椎が。

捻じられるように。

回転するよう。

念じてみる。

果たして。

念じたことで回っているのか。

単に動かそうとして動かしているのか。

この二つの意味が。

異なることを指しているのか。

同じことではないのか。

経験の上で。

分かつことができるか。

ややこしいことにはなるけれど。

まずは。

試してみることが大事。

意を発することで。

イメージと。

感覚と。

運動。

それらを動員すること。

導引すること。

先々を考えると。

取り組んでおく必要がある。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年4月27日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2019年4月27日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

日付 2019年5月18日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

日付 2019年6月15日 土曜日
時間 10:30~13:00
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2019年3月23日(土) 練習日誌④ 単推手で段階的に化勁を織り成す

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塔手で手を合わせて。

平円で行う。

単推手の形。

その中で。

物理的に化勁を施していく練習。

まずは。

塔手から。

相手が推して来るときに。

一端その力を受けながら。

すぐに。

肘を支える力を緩めて。

上腕を滑り逃がして。

相手の正中線に目掛けて。

迂回して攻め入る形をとる。

一番単純な。

その瞬間だけを切り取った作法。

次に。

相手が前進して推して来るとき。

自分が後退しながら。

その間を制御して。

相手が前腕を推せる状態を作って。

同じ作法を施す。

それもできたら。

平円で互いに前後している中で。

間を定めて。

狙って作法に入る。

後は。

一度に崩し切るか。

少しずつ不調にするか。

遊びの領域に入っていくけれど。

段階的に。

化勁の作法が学べるように。

織り成していく。

そんな練習の一幕でした。

2019年3月23日(土) 練習日誌③ 引かれても緩め回して逆小手

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相手の力を利用するには。

相手が出している力の。

流れを完全に断ちはせずに。

ちょっとした隙間を与えて。

その隙間に。

自分のちょっとした力を加えることで。

その流れを変えてやることが。

ひとつの方法になる。

相手が逆手で。

こちらの手首を掴んで。

引っ張ってくるという形。

このとき。

練習のため。

引かれる側の腕は。

肘を曲げた状態にしておく。

相手が引くときに。

肘を曲げている力は。

はじめそのまま維持しておく。

そして。

引かれるときに。

曲げを支えている力を。

徐々に緩めていく。

いきなり抜いてしまうと。

単に前腕が勢いよく持っていかれてしまう。

徐々に緩めながら。

上腕で肘の関節を操作するよう。

意識を向けて。

引かれる方向ではなく。

横に逃げるように。

肘を動かしていく。

すると。

相手は。

その引く力の変化に巻き込まれて。

掴んだ手首を中心に。

地面に崩れ落ちていく。

少林寺拳法の逆小手のような形。

相手の勢をどう利用するか。

そんな練習の一幕でした。

2019年3月23日(土) 練習日誌② 肘の構造と滑り込み

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自分の腕の。

前腕を立てて。

相手にその前腕を両手で掴んで。

押してもらう。

このとき。

肘の構造を理解し直す。

前腕は。

いわゆる肘と呼ばれる。

尖った部分まで及んでいる。

上腕は。

その盾を。

後ろから支えている形になる。

関節では繋がっているけれど。

筋による。

結びつきを断てば。

正面からは。

上腕骨は触れられないことになる。

この。

隙間を利用して。

上腕で。

前腕ならびに肘を操作していく。

相手に押された。

力を支えている力を。

少しだけ緩めて。

自分の前腕が自分側に倒れ始めたら。

その代わりに。

上腕が肘を乗り越えて動くように。

滑り込ませるように動かす。

勿論。

筋でも関節でも繋がっているので。

実際に追い越すということはなくても。

前腕は。

肘側を先頭にした運動を起こして。

相手の押す力を巻き込んで。

推進してくれる。

その結果。

片腕対相手の全身でも。

それに打ち勝ったようにみせて。

相手を押し返すことができる。

そんな練習の一幕でした。

2019年3月23日(土) 練習日誌① 肋を支える力を緩めて巻き返す

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相手の力を利用して。

相手に力を返していく練習。

弓歩のように。

足を前後して。

身体の正面を相手に向ける。

その状態で。

相手に肋(あばら)骨を捉えて押してもらう。

単に耐えて。

押し返そうとすると。

身体が浮き上がってしまう。

ので。

肋を支えている力を。

まずは緩めるようにする。

支えているといっても。

直接。

肋骨を構成している力を。

というわけではなく。

肋骨をその位置に留めている。

その力を緩めるだけ。

相手の。

押す角度にも依るし。

自分が取っている姿勢にも依る。

けれど。

股関節を緩めるのが手っ取り早い。

すると。

相手の肋骨を押す力は。

跨で転回して。

膝の方に流しやすくなるので。

そのまま。

膝を前に出すようにして。

相手の下に潜り込むように。

スライドしていく。

相手は。

その転回とスライドに巻き込まれて。

前に押していたはずなのに。

気づくと。

後方に浮かされて移動させられてしまう。

化勁を理解するための。

大雑把な運動。

そんな練習の一幕でした。

2019年3月16日(土) 練習日誌④ 脛の骨は膝の皿より低く

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膝にある関節の位置を。

改めて確認する。

多くの想像の中では。

膝の関節は。

膝の皿の真裏に位置していると。

考えがち。

だけれど。

骨と関節の位置を観察すると。

膝の皿の真裏というよりは。

膝の皿のすぐ下。

よく脚気の検査とか言って。

コンと叩くと。

脛が跳ね上がる。

その後ろくらいに位置することがわかる。

膝の皿は。

どちらからというと。

大腿骨の。

下端の前面を守っている感じ。

場所が分かったところで。

相手に両手を差し出してもらって。

自分の両手を重ねて。

その膝の位置を探って。

慣性を伝えてみる。

関節の位置を間違えると。

膝の皿に当たって跳ね返る感じで効果がなく。

場所が当たれば。

膝の関節を折って。

相手を跪かせることができる。

イメージと実際を合わせていくことが大事。

自分が立つにせよ。

相手を崩すにせよ。

そんな練習の一幕でした。

2019年3月16日(土) 練習日誌③ 進むも衝くも一拍の中に

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身体の立ち姿勢を。

なるべく中立に整えたら。

胸郭を後ろに倒すことで。

捶を打てることを確認する。

そして。

跨を引くことで。

任意の足の。

大腿骨の上端が下がって。

膝が前に進むことを確認する。

その2つの動きは。

正中線を出すときの動きと。

合わせることができて。

一拍の動きの中で。

前方に進むことと。

前方を衝くこと。

二つの動作を織り交ぜられる。

前に出て。

衝く。

のではなく。

前に出ると。

衝いている。

その。

一拍かつ前方への推進力のある。

衝捶は。

躱すこともまた難しい。

受けるとしても。

相応の勁力を作っていないと。

単に後手に回ることになる。

単純ではあれど。

先手を取る上で強力な作法。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2019年4月20日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2019年4月20日 土曜日
時間 12:00~15:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年5月11日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

日付 2019年5月25日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 安城市内
場所 拳法場

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2019年3月16日(土) 練習日誌② 骨で支えて変形で運動を起こす

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互いに足を前後にして。

両手を互いに合わせて。

押し合った状態。

足で蹴り上げようとすると。

単に筋力に勝る方が。

相手を押し下げることになるし。

体重が重くないと。

自らの蹴り上げに負けて。

自分から浮いてしまう。

そこで。

相手から押される力は。

自分の骨組みに支えてもらって。

後ろ足の。

踵の前面くらいに圧力が来るようにする。

その上で。

その圧力の位置が変わらないように。

脛を前に倒し。

腰を低くして。

肚を前に倒し。

胸郭の下端を前に出しながら。

後ろに倒して。

相手との衝突を避ける。

入ってくる力の。

流れは保ちながら。

骨組みを変形させて。

重さの総和は少しだけでも。

前方に傾くようにする。

そこで生じた運動が。

相手に伝わっていって。

自分は浮くことなく。

相手は彼自身の反作用を支えられなくなって。

浮き下がることになる。

そんな練習の一幕でした。

2019年3月16日(土) 練習日誌① 左右に弾いて羽ばたき打つ

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相手に。

上段を三本ほど連続で衝いてもらって。

鶏形の。

振り返るところ。

肚を振りながら。

両腕の前腕で。

振り通す部分を使って。

相手の捶を弾く。

単に腕の運動にするのではなく。

肚の振りを。

鎖骨。

肩甲骨へと繋げて。

前腕で。

相手の捶を弾いていく。

そして。

三本目を弾くとき。

その前腕に。

隠れるようにしながら。

受けではない腕を。

脇の下に差し込んで。

受け手で相手の腕を絡めとりながら。

交差するように。

残った手の。

裏手で相手の顔面を。

羽ばたき打つ。

形としては。

同時に。

受け手と同じ側の足で。

相手の脛や膝を。

蹴り上げる。

相手の。

捶が打ち終わらない内に。

拍を空けずに。

羽ばたき打てると。

効果が大きい。

そんな練習の一幕でした。

2019年3月2日(土) 練習日誌④ 前手を乗り越えるように劈拳

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鶏形の套路の練習。

鑚から劈に接続。

前手の肘の辺りに位置する後ろ手が。

その前手を内側から通って。

上から乗り超えるように。

切り替わっていく。

切り替わりは。

体幹で音頭を取るようにして。

身体の半分が。

後ろに引かれ。

もう半分が。

前方に出ることで。

自然と切り替わるようにする。

身体が。

前方に出た後に。

身を起こして。

正中線を出すことで。

肩が引き戻され。

劈が切り落とされながら。

前方に射出される。

鶏形のその他の打撃と同じように。

掌で叩くのではなく。

掌底に衝撃を伝えて。

掌は濡れ雑巾のように。

打撃面に纏わりつく程度にしておく。

後ろに引かれた手で。

相手の防御の手を制して。

相手の手も乗り越えることで。

最短距離で。

相手の顔面を捉える。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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