理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2017年6月17日(土) 練習日誌③ 緩め転回して後掃腿

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跨の力を緩めて。

膝を緩めて。

身を沈める練習から。

膝を向ける方向を制御することで。

沈みながら後ろを向くように回転していく。

単に力を抜いているわけではないので。

その速さも制御することができて。

力の流れ。

慣性も。

一連の動きの中で繋がっていく。

そのまま。

軽く手をついて。

流れのままに。

足を振り出していけば。

後掃腿(こうそうたい)を放つことができる。

無理に。

しゃがみながら蹴るのではなく。

一挙動で。

足が伸びてくるよう。

勢いで回るわけでもないので。

振り出した足を。

回収して次に移ることも。

前に出た足を引っかけながら。

前掃腿に繋げることもできる。

でもまずは。

身を保ちながら。

身を沈めていくことが大事。

丁寧に動きを感じながら。

ころころと地面に向かってみる。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月17日(土) 練習日誌② 足首からの反作用と腿の負荷

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脚は身体の体重を支えるところだけに。

なるべく。

均一に重さを支える状態にしておきたい。

そのときに。

注意しなくてはいけないのが。

足首の力みと。

腿の力みになる。

それぞれ。

下端に近いところで。

力みを加えると。

そこからの反作用で。

上体側に押し返す力が生じて。

重力による上からの力と。

板挟みに遭う形で。

居着きに繋がったり。

崩れに繋がったりする。

なので。

足首の力を緩めること。

腿に重さを乗せないこと。

これらに注意を払うべき。

反対に。

足首や。

膝の力を。

緩めたり。

固めたりすることで。

拍子のない動きが可能になったりもする。

まずは。

その箇所が緩められることを知り。

意識を掛けてあげるところから。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年7月9日(日)

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愛知の練習予定日です。

日付 2016年7月9日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月29日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年6月17日(土) 練習日誌① 膝を抜かず膝を動かす

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太極拳の起式で腰を落とすとき。

膝の力をただ抜くと。

腿と膝に負荷が掛かるだけで。

大事な体の連動が起こらない。

大腿直筋と。

足首の力を緩めて。

そこに挟まれるように。

膝の力を緩めていく。

そうすることで。

膝は。

上体の重さによって。

運動を起こすことができて。

足の運動に。

勁力を纏うことができる。

試しに。

足を肩幅くらいに開いて。

並行立ちで立ち。

両膝を正面から押さえてもらう。

力で跳ね返そうとしたり。

膝を抜いてただ脱力してみたり。

してみても。

膝から反作用が返って。

すぐに後ろに崩されてしまう。

大腿直筋の力を緩めて。

足首と膝も順に緩めていけば。

正面から両手で押さえられていても。

反対に相手を押し転がすことができる。

その差は一目瞭然。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年7月8日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2017年7月8日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2017年7月22日 土曜日
時間 8:30~11:00
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年6月4日(日) 練習日誌③ 二人掛かり圧し掛かっても

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力を化する練習の中で。

ちょっとした遊びに挑戦。

一人が正座して。

腿の上に掲げた両腕を。

もう一人がそれぞれ掴んで。

上から体重を掛ける。

さらに。

またもう一人が腕を掴んだ一人の。

後ろから体重を重ねて掛ける。

この状態を返したい。

普通に。

頑張ろうとしても。

腕は頑として動かない。

だけれども。

圧し掛かった。

腕の力を利用して。

肘を一旦腿の付け根に下ろしてから。

祈るように両手を顎下に掲げれば。

二人分の力も円環して。

腕を動かすことが可能になる。

腕を掴んだ一人は。

重心を奪われて。

その場から動けなくなって。

後ろから圧し掛かったもう一人は。

間の人で玉突きのように。

突かれた如く後退させられる。

大の男が二人掛かりで。

一人の人間を押さえらなかったことに。

さすがに驚きの感嘆の声を上げる。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月4日(日) 練習日誌② 前後に移動しながら返してみる

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両の掌を合わせて。

相手から押される力を化したら。

互いに足を前後に開いて。

前後に移動する練習も合わせてみる。

相手が推す力を。

そのまま受けながら。

足首の力や。

跨。

大腿直筋の力を緩めることで。

相手の力で後退していく。

適度に退がったらば。

下半身の関節は固定化して。

代わりに。

脊椎を動かせしめて。

運動を循環させて。

相手に返していく。

相手は。

推している感覚が変わらないまま。

あるとき前に進めなくなり。

不意に腰から後退させられる感じ。

それを感じるとすぐに。

その力を受けて。

後退をはじめ。

再びに相手に循環させていく。

まだまだ単純に。

少し動きを足した程度。

それでも。

手番を取り損ねたり。

相手からの運動をもらい損ねたり。

兎にも角にも。

損ねた方がその場から去ることになる。

やっきになって。

力で推そうとしても。

それがそのまま利用されるので。

腕力よりも。

正確さがものをいう。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月4日(日) 練習日誌① 両手を重ねて推手のことはじめ

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化勁を学ぶために。

推手に取り組む。

単推手からはじめたいところだけれど。

単とはいいながらも。

いきなり動に入ると。

それだけで難しくなるので。

両の掌を合わせて。

相手と並行立ちで向かい合ったところからはじめる。

まずは。

ただ片方が。

同じように掌を合わせて。

正面から押してあげるところから。

両手で押されたら。

その力は。

両腕を通って。

自分の脊椎に到達する。

肘を曲げたり。

肩を捻ったりしないで。

まずは。

胸の後ろの脊椎を。

さらに後ろに凹ましてみる。

そうすると。

関節の構造上。

肩が上方へ押し上げられて。

そこにつられて。

肘が緩やかに曲がっていく。

上がった肩を。

力を緩ませながら戻しつつ。

肘回りの力も抜き直すと。

相手が推した力が。

運動で変換されて返っていく。

まずは。

制約が大きい中で。

単純化して化する練習。

自分が並行立ちで。

相手が前後に足を開いていても。

手順を踏めば。

後退させられるのは相手の方。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月3日(土) 練習日誌③ 撓ませて緩めて率いる

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自分が動いたことによって。

発生する力を使う練習。

相手の右腕を。

自分の右手で掴んだところから。

右肩を引くように。

身体を回転させてみる。

ただ単に。

右手に力を込めて引こうとすると。

反作用で引き返されてしまう。

ただ単に。

腕までの力を抜いて。

紐のようにして引っ張ろうとしても。

相手には何も伝わらない。

だけれど。

肩甲骨や。

上腕骨。

橈骨。

尺骨が。

それぞれの接合部から離れようとしたら。

伸びて撓んだ筋肉を。

すぐに緩ませるようにすると。

体幹から順に動きが連鎖して。

反作用を生じることなく。

相手を引き動かしてくれる。

緩みっぱなしでもなく。

力みっぱなしでもない。

撓んだものが緩む。

それが大事。

そのままくるりと回転しながら。

身を低くしてあげれば。

相手の腕が捻じり上げられて。

その場にふっと落とされる。

あまり勢いよく動くと危険なので。

緩やかに試す。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年6月18日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年6月18日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月9日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月29日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2017年6月3日(土) 練習日誌② 人を伴い左右に順纏絲を繰り返し

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太極拳の基本動作。

左右の手で順纏絲を繰り返す。

はじめは。

片手ずつ。

右に肚を切りつつ。

肚の戻りに合わせて肘を張り出して。

肘の戻りで手刀を出す。

反対に。

左に肚を切りつつ。

肚の戻りに合わせて手を巻き込んで。

肘の戻りで顔の正面に手鏡す。

常に。

肚の動きは手の動きに先んじて。

時間差があるように。

上腕や前腕。

手先へと連鎖させていく。

片手ずつの動作に慣れたら。

両手の動作に移行して。

身体の振る舞いは変えることなく。

両手を左右に振りだしていく。

動きができているかを試すために。

両の腕を。

二人の人に握ってもらって。

人二人分を伴いながら。

同じ動作を始めてみる。

きちんと。

肚の動きから動けて入れば。

両腕を握られていても。

ほとんど関係なく。

左右に動きながら手を振ることができる。

握っている人は。

左右の動きに追従させられて。

二三回往復すると。

その加速に耐え切れず。

手を放して飛ばされてしまう。

動きの仕組みが理解できれば。

二三回と言わず。

一動作で。

掴んでいる二人の人間を。

ほいと投げ飛ばせてしまう。

飛ばした先にガラスや窓がないようにだけ注意…。

そんな練習の一幕でした。

2017年6月3日(土) 練習日誌① 円襠で重さを逃がす

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太極拳の基本練習として。

起式のように。

腕を上下に上げ下ろしする。

屈んだり。

立ち上がったりの動作。

このときの。

身を低くするときに。

円襠(えんとう)の意識を強くしてもらう。

足首と大腿直筋を緩ませたとき。

単に膝を緩めると。

膝は内に絞られ気味になる。

そうすると。

上半身の重さは。

腿に乗り。

膝に負荷が掛かるようになる。

そこで。

膝は単に緩めるのではなくて。

開くようにして。

両の足の上に来るぐらいにする。

そうすると。

上半身の重さは。

直接腿や膝に掛かることはない。

し。

身を低くするのに阻害することもなくなる。

また。

膝を滑車にしたように。

足から跨に掛けて。

自然な張力が得られるようになる。

それらを試すために。

腰の高さを低く保って立ち。

後ろから肩に手を掛けて体重を掛けてもらう。

円襠を意識していないと。

腿で踏ん張って我慢しなくてはならず。

そこから立ち上がろうとしても。

さらに体重を掛けられると。

非常に困難。

円襠を意識して立てば。

体重を掛けられてもあまり感じることはなくて。

そこから立ち上がるのも。

すっと立ち上がれてしまう。

この張りは。

そこからの展開にも大事な要素。

ゆっくり上下動しながら。

きつく張りすぎないようにも注意する。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月21日(日) 練習日誌③ 赤ん坊から獣として飛び掛かる

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赤ん坊の這い這いの練習から。

一転して。

四足獣が襲い掛かる動きを真似てみる。

まずは。

ついた手首の力を緩めて。

前方に倒れるように重心を滑らせる。

出ていく重心を追うように。

後ろ肢(膝)が。

前に引きずられるように。

軽く踏み出す。

その流れを止めないよう。

背中を逸らせるように。

上体を思い切り伸ばしていく。

下から弧を描くように。

顎が引かれながら。

伸び上がっていく。

ここまで。

地面に着いた掌は。

一度も地面を離れることはない。

伸び上がった。

身体に引っ張られるようにして。

両の腕は。

縮んだまま宙に引き上げられる。

後は。

目標に向かって。

覆い被さっていく。

飛び掛かると言っても。

実際に跳躍することはなく。

ひたすら重心が前方に進められる感じ。

さすがに床間での練習は厳しいので。

マットを引いて。

バランスボールを相手に。

みんなでダイブ。

ちょっと。

嫌、大分。

奇妙な光景ではあったけれど。

楽しそうだったからまぁいいかなと。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月21日(日) 練習日誌② 胸で細かく速く移動していく

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肚を使って重心を動かすのと同じように。

胸を使って重心を動かしてみる。

壇中辺りを。

進みたい方向に。

瞬発的に突き出す。

すると。

そこを起点として。

身体全体が。

敏速にその方向に動き出す。

咄嗟に。

相手の打撃を避けたり。

素早く相手の中や裏に潜り込めたり。

足を使わないので。

居着かずに動くことができる。

右手を前に構えた相手に対して。

一度相手の内に入るように。

胸を細かく動かして。

すぐに反対に胸を翻す。

ジグザグに素早く動く動きに。

相手は反応することができず。

内への侵入を止めようとした状態で。

容易に裏への侵攻を許してしまう。

おまけに。

胸の動きから起こる。

両腕への慣性の力で。

弾き出す腕の突進は。

触れた相手をさらに制していく。

内だと思ったら裏。

押さえられた腕で振られる身体。

相手の姿をみることもできず。

背を向けられてしまい。

どうしようもできない状態になる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年6月17日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年6月17日 土曜日
時間 8:30~11:00
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2017年7月8日 土曜日
時間 8:30~11:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2017年7月22日 土曜日
時間 8:30~11:00
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年5月21日(日) 練習日誌① 撫ぜるように手を下す

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体幹の力を使いながら。

身体を右方に切って。

元の位置に戻すことで。

右腕の肘から先を旋回させる。

その掌を。

構えてもらった相手の手に引っ掛ける。

この腕は。

勁力を伴っているけれど。

相手に触れたときに。

先端を振るように。

指先を垂れさすと。

途端に反作用をもらうようになってしまう。

なので。

相手に触れたら。

そこから見えない直立の壁を。

撫ぜるように。

手首から下に落とすように。

指先は垂れないように。

そっと下していく。

そうすれば。

末端の振りに化けることなく。

勁力を伝えながら。

相手を下方に崩すことができる。

劈のように振り下ろすときに。

共通の注意点となる。

こうした。

勁力を伝えられた相手は。

腕を引き落とされるのではなくて。

腰から崩れるように。

へたり込んでしまう。

そんな練習の一幕でした。

2017年5月20日(土) 練習日誌③ 幼児のように楽しそうに跳ねてみる

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赤ん坊のように這い這いをして。

次は幼児のように飛び跳ねてみる。

足で踏ん張って。

跳躍しようとするのではなくて。

身体を逸らすように。

両腕も使って。

上方向に。

精一杯伸びようとしてみる。

上下に引かれて。

且つ。

重心が上方に向かった結果。

ほんの少しだけ。

身体は地面から離れ。

跳ねることができる。

大きく飛ぶことができない代わりに。

重心の移動は。

外からはわかりにくい。

それでも。

確かに上下の運動を伴っているので。

相手と軽く組んだ状態で。

足は一切使わず。

上体を跳ねるように瞬発的に伸ばす。

見た目には。

ただ組んだ状態で変わらないけれど。

相手は。

跳んだ後の落下に巻き込まれて。

一人だけ下方に落とされる。

不意に訪れる物理現象に。

構える暇もない。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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