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2016年12月3日(土) 練習日誌② 球を転がすようにして動きを奪う

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身体を扱う練習の中の遊びとして。

柔道のように。

相手が自分の襟や袖を掴んだ状態で。

引き崩したり。

押し崩したり。

作用させてきた場合。

基本的に。

入ってきた力に。

身体の各部で力による抵抗をしなければ。

その作用は。

身体の重い場所にやってくる。

胸郭や。

肚とか。

所謂丹田が存在するとされる場所。

そこに作用が入ってきたとき。

まさに。

その場所に球が存在するように。

相手からの力で。

その球が転がされるように部位を操作する。

但し。

球の端を引っ張られるように動かすのではなくて。

例えば。

球の4分の3くらいの場所が。

押されたり。

引かれたりしたように。

表面を滑らすように動かす。

だから。

滑車ではなくて。

球のイメージ。


そうして動いた作用は。

相手の作用と重なって。

自分は丹田の回転運動となるだけで完了し。

相手は増幅された作用をその身に受ける。

その結果。

主に。

遠心力に相当する力が働いて。

その動きは支配され。

奪われた状態に陥る。

後は。

相手の動きを阻害しないように。

付いて行きながら。

好きな作用を足しこめば。

成すすべなく自由にできる。

自由にされた方の体力の消耗は激しいので。

遊びといいながら。

結構疲れたりする…。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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