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2016年11月19日(土) 練習日誌② 節々を一つ手前から動かしていく

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腕を操る練習として。

骨と節。

2つの要素で捉えるようにする。

鎖骨と肩。

上腕と肘。

前腕と手首。

手首から先。

体幹に近い部位から。

順に節を動かしていく。

なるべく。

先端、末端については。

過敏に動かさずに。

鈍感に動くのが望ましい。


手前の骨で節を動かす意識は。

節の固定化を防いでくれる。

節が固定してしまうと。

そこで慣性や力の伝達が止まってしまう。

勁が滞る。

ということになってしまう。

代わりに。

節が動かされていれば。

時間的に連続していなくても。

勁の伝達は止まらない。


鎖骨から手先まで。

順にカタカタと動かしていく。

昔そんな蛇のおもちゃがあったようにも思う。

そうして。

腕が若干縮んだ形をつくると。

蟷螂拳の捕蝉式における手法の形になったりする。

そうすることで。

構えが。

すでに勁力を内包した状態であることがわかる。


体験として。

腕を一本前に出してもらって。

捕蝉式を象った状態で。

腕の上に両手を持っていく。

手首を支えている力を緩めて。

ふわりと腕の上に乗せてあげると。

不意に下方につんのめさせられる。

引っ張り引き攣れるような感覚がなく。

突然身が落とされることに。

慌てふためく。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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