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2016年12月10日(土) 練習日誌② 礼をしながら後方へ突き飛ばす

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跨の力を緩めるための基礎練習。

足を肩幅程度に開いて。

立身中正を保って立つ。

そこから。

腰を後ろから押さえてもらう。

もし。

押さえられている側が。

単に突き飛ばそうとすれば。

開足の垂直方向で弱いこともあって。

簡単に自分が前に飛び出てしまう。


ここでやるのは。

跨を支えている力を緩めて。

軽く礼をしながら。

お尻を突き出していくことだけ。

相手を少しでも押すと。

すぐに自分が崩れてしまうけれど。

跨を緩めて。

押さえている手の下に潜り込むように動くと。

跨から頭までの。

大きな部分が弧を描くことで。

その慣性が後方に伝わって。

その力で相手は後退させられる。

もしくは。

動きを止めようとする反作用で。

自分で後方に突き飛ばされてしまう。


難しいのは。

跨の力だけを緩めること。

もちろん。

連動して。

膝周りの力も緩むけれど。

それ以外の力を緩めたり。

或いは。

力みを入れると上手くいかない。

単純な身体操作だけれど。

その中で。

自分の癖をみつけて変えていくことが必要。


上手くできれば。

体重比率が1.5倍にもなる。

男女であっても。

足を前後に開いて押さえた男性を。

女性が後退せしめることもできた。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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