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2016年9月17日(土) 練習日誌② 軸があっても回転でない動き

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黒虎偸心を引き続き題材に。

左方にずれる動きは。

一見すると軸を持って。

回転する動きにみえてしまう。

そして。

本当に回転してしまうと。

仕留めようとしてくる相手には。

容易に軸を突きとめられて。

中心を撃破され易くなる。


試しに。

振る右腕をなくして。

体の動きだけで。

正面からの突きを躱してみる。

身体を板のようにして。

回転を使って横に逃げれば。

その軸を追って。

簡単に突きの軌道を修正されてしまう。

もちろんぎりぎりまで引き付けてから避ければ。

ということもできるのだけれど。

いかんせん。

肩が前に出る部分が捉えられて。

右肩や右胸を打たれる。

という程度が関の山。


切り換えて。

身体の中心の線を崩して動き始めて。

肩口も。

一旦伸びた小胸筋や前鋸筋を緩めて。

潰れるように動くことができれば。

捉える軸は見失われて。

伸びて潰れて伸び直す。

その肩口の動きの捉えに誤差が生じて。

精度高く打ち抜ける人であれば。

そうであるだけ。

自分が目測を誤ってしまったような。

そんな錯覚と共に。

相手の突きは空を切る。

身体は立体で形が変わる。

単なる固体ではない動きができる。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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