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2016年9月10日(土) 練習日誌② 小八極:採楼勾拌で足を振り出す

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八極拳の套路練習。

小八極から採楼勾拌(さいろうこうはん)。

黒虎偸心掌(こっことうしんしょう)が終わったところから。

肚を左に捻じりはじめる。

右に掛かった荷重を。

左の跨を緩めることで。

左方に移動させながら。

左手がその移動に引き摺られるように。

下向きに弧を描きはじめる。

左足に重心が乗る前に。

肚と跨が右に切られると。

その切り返しで右足が前方に引き寄せられる。

この切り返しで左手が顔前に回転し。

肚を中央に留めることで。

肘を下げるように左手が胸に落とし込まれる。

後は掛搨式(かたしき)で右足の払いと右手のはたきでお仕舞い。


身体中心の切り返しの繰り返しが大事になってくる。

右足を前方に引き寄せる部分を抽出。

左足一本に乗り切らないことと。

右足の脚力を使わないこと。

肚と跨の動きでそれらを実現する。

右足は。

右の跨が切り返されたことで。

膝が出て。

膝が引き戻されることで。

脛が出る。

それらの連鎖で形作る。

そうして振り出された足は。

相手を足元から揺らす分銅となって。

ローキックとはまた違う。

堪え方のわからない作用を生む。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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