理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年8月20日(土) 練習日誌③ 手を貼り付かせて十字手に

Permalink:

反作用を生じない動きは。

末端が貼り付く状態を生み出す。

手が張りついて。

手が貼り付く。

蟷螂手や抅手はそのための手形としても秀でている。

塔手で構えてもらった前手に。

手の甲で触れて。

蟷螂手を作りながら。

横に引く。

横に引いてはいても。

手の甲が突き出ながら折れ行く形で。

手の甲は相手に押しつけられて。

摩擦と相まって相手の手も誘導される。

このときに。

体幹からの勁力が作用していれば。

相手も体幹を崩しながら付いてくるのだけれど。

それはさておいて。

右手で相手の右手を誘導して。

続いて。

左手を相手の顔前に差し込んで。

軽く受けてもらった相手の左手を。

自分の手前側にまた誘導する。

結果。

相手は手が交差した十字手の形に。

伸びきった腕と。

縮んだ腕では。

縮んだ腕の方が単純に強いので。

この形を力づくで返すのは難しい。

諦めて自分を抱きかかえるように。

肘を曲げてしまえば外せるのだけれど。

どうしてもこの不利な体勢が嫌なので。

それを返そうと張った力で。

逆に解けなくなってしまう。

単なる決まり稽古ではあるけれど。

ここから拡がる応用は広い。

そんな練習の一幕でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.