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2016年6月5日(土) 練習日誌② 肩甲骨を動かして

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力を緩めて動く練習。

肩甲骨に着目して切り出してみる。

肩甲骨は腕の付け根にて。

鎖骨と協調して腕を支えている。

重さもそれなりなので。

腕の動き出しとして。

肩甲骨を意識することに挑戦してみる。

形は。

塔手(とうしゅ)を取って。

なるべく。

脇は締めて。

肩は後ろに引いた状態。

肩甲骨は背中側で平らになる。

ここから。

肩甲骨を。

外側にスライド。

胸骨に沿って前に滑らせる。

胸骨に沿って下に滑らせる。

それぞれの動きを。

肩甲骨を支える筋肉を緩めることで実現する。

支えていることをはっきりさせるための塔手。


練習相手に。

塔手に手を添えてもらったり。

腕を掴んでもらったりして。

肩甲骨が滑り出すことの効果を確認する。

塔手を取った手の形はなるべく変えず。

ただただ肩甲骨を滑らすことに集中。

上手くいけば。

相手は思いがけない運動の侵入で。

立っているバランスを崩してくれる。

重心の配分がおかしくなったりする。

そんな相手の状態も観察しながら。

また。

身体の部分に思いを馳せることも少ないので。

意外と新鮮な練習になる。

自分の体と対話しながら。

ただただ自律するだけではなくて。

相手の干渉があっても。

その自律を妨げられない。

そんな意志の醸成が必要。


この緩みにもう一工夫、二工夫足すことで。

手で押された感じを得ることもなく。

がくんと腰や膝を折らされたりする。

でもまずは少しずつ。

一歩一歩足しこみ足しこみ。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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