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2016年5月22日(日) 練習日誌③ 形意拳:ついと前を突く

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形意拳の套路練習。

十二形拳から鶏形。

金鶏食米の復習から。

下方に打って金的を狙ったり。

振り出した手で相手の腕を掴んで。

引き込みながら橋を渡って捶を打ちこんだり。

使用法を少し練習してみる。


前に出した手が引かれるときに。

そこを入れ替えるように。

後ろでが交錯して捶を打つ。

形意拳では割とみられる動作。

相手のどこかに手が引っ掛かりさえすれば。

そこを取っ掛かりに打ち込むことができる。


単に。

相手の打撃を受けてとかだけではなくて。

能動的に。

相手の末端を攻めて。

そこから侵入していくことになる。


套路を進めて。

一歩踏み出した崩拳へ。

両足揃って左の捶を出したところから。

左足を前に出して。

左手で軽く打ち払う動作に続いて。

右崩(ぽん)を打つ。

肚を起点として。

前後に搖動する動きと。

前方に重心を滑り出させる動き。

それらを併せて統合させる。

前方への推進力が加わって。

短くて小さい動きながら。

大きな衝撃を与えることができる。


形意拳の五行拳に含まれる動きで。

代表的な捶法になる。

まずは套路の中で馴染ませることに努めて。

また別で切り出して練習することにする。


ここまでの套路の流れを。

後ろ足で蹴らないように。

重心が滑り出していくように繰り返す。

鶏の散歩のように。

舟が漕ぎ揺られるように。

練習場をあっちへこっちへ。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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