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2016年6月18日(土) 練習日誌② 止められずに一礼為し成して

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跨の場所を再認識するために。

かちっと一礼することを練習。

折る場所は一か所だけにして。

その他はぴしりと真っ直ぐにする。

その結果。

折られる場所は大腿骨の付け根になる。

そこが跨として意識する場所。

腰骨を使って丸まらないように注意。

礼をするために。

どの筋肉を抜けばよいのかを確認する。


バランスを取るために。

上体が前に倒れながら。

お尻は後ろに引かれることになる。

大腿骨を支点にしながらも。

その支点もスライドする運動。

そして。

前後のバランスが取れていて。

でも。

頭の位置は低くなっているということは。

重心そのものは。

高きから低きに移動している。

ので。

この礼を止めるのは難しい。


試しに。

横から肩を挟み込んでもらったり。

前から両肩を押さえてもらったり。

そうすることで礼の所作を止めようとしてみる。

相手に触れられることで。

肩や頭や胸から動く。

というように動作が変わらなければ。

跨から折り曲げることが出発点になれば。

運動の方向は下に向かうので。

前や横から前後運動を止めようとしている人では。

その動きを止めることはできない。

部分的には。

前方に回転しているところもあるので。

その動きは少しは邪魔できるのだけれど。

下向きの成分を止めるには。

気を付けの姿勢をみたときには思いつかないので。

その認識のズレも手伝って叶わなかったりする。


両手をL字状に前に出して。

その両手を握ってもらって。

同じように止められないことを確認。

関節が増えると。

伝達が吸収される点が出てくるので。

きちんと固めるか。

きちんと緩めるか。

そのどちらかが必要になってくる。


深く深く礼をすればするほど。

相手は地面に向けてへたり込む。

腰を丸くしないのははじめの注意点だけれど。

空練習を繰り返すと。

腰に負荷が掛かってしまうので。

はじめの姿勢でお臍を引いて。

最初から丸くしておく方がいい。

運動の途中で丸めなればよいというだけ。


そんなこんなに注意しながら。

みんな行儀よく。

礼を繰り返す。

跨からの動きに慣れるために。

練習のはじめに日本式の礼をするのもいいかもしれない。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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