理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2016年6月11日(土) 練習日誌① 緩めて繋いで推し進める

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腕の形を支える力を緩める練習から。

久しぶりに参加してくれた女性会員さんもトライ。

腕の重さは小さく。

支える力も強いわけではないけれど。

緩め方が整えば。

男性相手にも響かせることができる。

それでも。

腕の質量だけでさくっと崩し切ることは難しいので。

もう一工夫してみる。


塔手として支え上げた腕を。

相手に握ってもらって。

まずは肩甲骨を動かすための緩めから。

順に腕の支えを解放。

相手に運動が伝わって崩れればお仕舞い。

だけれど。

そうでなくてまだ保てている場合。

肩から先の力は抜いたまんま。

肚を先頭にするように一歩前に進み出る。

膝は突っ張らずに軽くして。

腕は拒絶せずに緩めたまま。

すると。

進もうとする動きが。

緩めた肩腕を伝播して。

相手をふわりと推し出してくれる。


注意するのは。

頭や胸から突っ込まないこと。

相手を押そうとすると。

腕の付け根に近いこともあって。

そこで押したくなってしまうけれど。

その動作は。

反対に重心は後ろに引く動作なので。

相手を押せずに自分が下がる結果になる。


あくまでもう一押しの一工夫。

これに頼って。

腕の緩めをおろそかにすると。

後がよろしくないので。

たまに加える程度に。


互いにおっとっとと繰り返し。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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