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2016年6月11日(土) 練習日誌③ 単推手のことはじめ

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腕の力を緩めつつ。

肚の揺れを元に腕を前に出せるようになったら。

相手と塔手で手を合わせて。

単推手に取り組んでみる。

まずは片方が推すだけ。

肚から動き始めて。

順番に肘まで動かしていく。

前腕から先。

手首はなるべく動かさないように。


慣性が十分伝われば。

それだけで相手は後方にバランスを崩していく。

これを交互に何回か。

自分がきちんと動くことで。

相手に作用することを確認。


確認が取れたら。

受ける方も相手の運動に合わせて。

力を緩めて体幹に慣性が通らないようにする。

細かい注意はあるものの。

それらは後々加えることとして。

まずは緩めて回避することだけに集中。

回避したら交代。

今度は自分が慣性を与えていく。

進んで行けば。

この攻守交代がその意味すら変えていくけれど。

まずは。

はっきりと切替を作って。

行ったり来たりする。

徐々に積み重ねるのが大切なので。


攻めも守りも。

結局は緩めることなれど。

攻めた後の守り。

どうしても抵抗しようという気持ちが強くなって。

腕のどこかで。

止めようとする力を働かせてしまう。

そのときが守りきれないとき。

相手の巧緻の前に。

自分の在り様で均衡が崩れる。

そのことからはじめる。

一度崩れ始めると。

その流れは取戻し難く。

動きが交換されればされるほど。

崩れは大きくなって続けられなくなる。

それも学ぶべきこと。

単推手のことはじめ。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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