武術の練習に限ったことではないのだろうけれど。
習い事のようなものは。
練習する日はある区切りになる。
この区切りの日に。
そこだけに焦点を当てて。
そこだけで練習をする人も居ると思う。
それはそれで。
その人の姿勢なのでよいとは思う。
その日に愉しんで。
そこでできる身体の可能性を最大限に拡げる。
次の区切りまでに。
身体が勝手に熟成してくれることに期待して。
或いはちょっと忘れてしまったりもするのだけれど。
区切りごとに少しずつ上達するのを愉しむ。
或いは。
区切りには間があって。
区切りの日ではその材料を手に入れて。
次の区切りへの間に。
その材料...
2016年6月18日(土) 練習日誌③ 形意拳:引き手と突き手は諸共に
Share +形意拳の套路練習。
鶏形から金鶏食米。
焦って進まずにはじめの動きを復習。
身体の動きと腕の動作を合わせる。
そのために。
胸郭の動きに注目。
壱で胸を一度突き出して。
弐で少し引き戻す。
このときに肩が少し前に出て。
参で肩甲骨を寄せ直す。
これを繰り返し。
参で肩が後ろに引かれるのに合わせて。
ぶらりと腕を前方に放る。
もしくは折り畳んでいた腕を。
解放して前に突き出す。
いずれも前に前に向かわせる動き。
前に腕が出ているときは。
弐の動きを契機にして。
後ろに肘を打つかのごとく引き手する。
腕は左右あるので。
弐で引き手し始めながら。
参で突...
練習予定:2016年7月2日(土)
Share +愛知の練習予定日です。
日付 2016年7月2日 土曜日時間 10:00~13:00施設 刈谷市内場所 多目的室
日付 2016年7月16日 土曜日時間 10:00~13:00施設 刈谷市内場所 多目的室
※見学・体験OK(費用なし)です。※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。※事前にメール連絡をお願いします。※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたし...
2016年6月18日(土) 練習日誌② 止められずに一礼為し成して
Share +跨の場所を再認識するために。
かちっと一礼することを練習。
折る場所は一か所だけにして。
その他はぴしりと真っ直ぐにする。
その結果。
折られる場所は大腿骨の付け根になる。
そこが跨として意識する場所。
腰骨を使って丸まらないように注意。
礼をするために。
どの筋肉を抜けばよいのかを確認する。
バランスを取るために。
上体が前に倒れながら。
お尻は後ろに引かれることになる。
大腿骨を支点にしながらも。
その支点もスライドする運動。
そして。
前後のバランスが取れていて。
でも。
頭の位置は低くなっているということは。
重心そのものは。
高きから低きに...
2016年6月18日(土) 練習日誌① 小八極:封面掌~捨身下式
Share +八極拳の套路練習。
小八極から封面掌~捨身下式。
左の抱捶(ほうすい)を終えたところから。
前方に打ち込んだ左腕に。
添えて伸ばした右腕。
伸びた状態は新たに支える状態がそこにあるので。
その支えを抜いて。
掌が天井を向くようにひっくり返す。
優雅にそこここを案内するよう。
ひらりと手を向けているようだけれど。
そこには確かな重さがあって。
触れられるとその身が崩される。
封面掌。
続いて捨身下式。
右足が前に出ているところから。
肚を先に右に回す。
右脚も引き摺られて右に展開するけれど。
それは移動する瞬間。
先に足を開いては行かない。
肚に誘導され...
雑記: 教えることは学ぶこと
Share +なんだか至極当たり前かもしれないけれど。
教えることは学ぶことだ。
何かを教えるとき。
言葉や身振りも使ったりして。
手本を示したり。
原理を伝えようとしたり。
色々な手段を使ってみる。
その中で。
実はそれまで曖昧だった事に気付いたり。
当たり前だと思っていたことが。
自分への積み重ねで成り立っている事に気付いたり。
様々な気付きが得られることがある。
そうすることで。
さらに深い原理が浮き出てくることもしばしば。
そこから新たな発展が得られることもある。
それ以外にも。
中々上手く体現できないと悩む会員さんの。
動きや癖を観察したり。
その認識を確かめ...
2016年6月11日(土) 練習日誌③ 単推手のことはじめ
Share +腕の力を緩めつつ。
肚の揺れを元に腕を前に出せるようになったら。
相手と塔手で手を合わせて。
単推手に取り組んでみる。
まずは片方が推すだけ。
肚から動き始めて。
順番に肘まで動かしていく。
前腕から先。
手首はなるべく動かさないように。
慣性が十分伝われば。
それだけで相手は後方にバランスを崩していく。
これを交互に何回か。
自分がきちんと動くことで。
相手に作用することを確認。
確認が取れたら。
受ける方も相手の運動に合わせて。
力を緩めて体幹に慣性が通らないようにする。
細かい注意はあるものの。
それらは後々加えることとして。
まずは緩めて回避...
2016年6月11日(土) 練習日誌② 揺れながら軽やかに腕を出す
Share +力みなく腕を前に出すための準備功。
甩手(すわいしょう)の仲間のような練習。
でんでん太鼓のように回る甩手の変形。
片腕に特化して動いてみる。
中国拳法の腕は。
肩甲骨も含んで。
脊椎から伸びていると考える。
中丹田から腕が出ている感じ。
右腕を意識して。
肚を軽く左に捻じり始め。
少し動いたらゆるゆる止まる。
腹筋を緩めておくと。
少し遅れて。
そして少し先まで。
胸が揺られて引き戻される。
同じように。
背の力を緩めておくと。
胸に引きずられつつ。
でも遅れながら。
肩が揺られて引き戻される。
小胸筋も緩めて。
連続の引き戻しで。
腕がぶら...
2016年6月11日(土) 練習日誌① 緩めて繋いで推し進める
Share +腕の形を支える力を緩める練習から。
久しぶりに参加してくれた女性会員さんもトライ。
腕の重さは小さく。
支える力も強いわけではないけれど。
緩め方が整えば。
男性相手にも響かせることができる。
それでも。
腕の質量だけでさくっと崩し切ることは難しいので。
もう一工夫してみる。
塔手として支え上げた腕を。
相手に握ってもらって。
まずは肩甲骨を動かすための緩めから。
順に腕の支えを解放。
相手に運動が伝わって崩れればお仕舞い。
だけれど。
そうでなくてまだ保てている場合。
肩から先の力は抜いたまんま。
肚を先頭にするように一歩前に進み出る。
膝は突っ張らず...
練習予定:2016年6月18日(土)
Share +愛知の練習予定日です。
日付 2016年6月18日 土曜日時間 10:00~13:00施設 刈谷市内場所 多目的室
日付 2016年7月2日 土曜日時間 10:00~13:00施設 刈谷市内場所 多目的室
日付 2016年7月16日 土曜日時間 10:00~13:00施設 刈谷市内場所 多目的室
※見学・体験OK(費用なし)です。※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。※事前にメール連絡をお願いします。※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたし...
2016年6月5日(土) 練習日誌③ 形意拳:崩拳の跟歩を結果として得
Share +形意拳の套路練習。
鶏形から崩拳。
崩拳は五行拳として形意拳を代表する捶法。
単品で切り出して練習。
始めから完成に向かうと要素が多いので。
身体の動きと捶を合わせることに限定。
鶏形として。
両足が揃って左手を前方に突き出したところから。
左足を一歩踏み出して。
その足に乗るのではなく。
反対に肚を引きながら。
鳩尾の少し上辺りから前進するように。
すぐさま胸を引いて肩甲骨を緩め。
続いて肩甲骨の間を締める直すと。
肩の揺れに導かれて。
右腕が前方に振り出される。
肘を一旦畳んだ後に。
力こぶの力を緩めれば。
肩甲骨の寄せと緩みの結果。
拳は縦に回り...
2016年6月5日(土) 練習日誌② 肩甲骨を動かして
Share +力を緩めて動く練習。
肩甲骨に着目して切り出してみる。
肩甲骨は腕の付け根にて。
鎖骨と協調して腕を支えている。
重さもそれなりなので。
腕の動き出しとして。
肩甲骨を意識することに挑戦してみる。
形は。
塔手(とうしゅ)を取って。
なるべく。
脇は締めて。
肩は後ろに引いた状態。
肩甲骨は背中側で平らになる。
ここから。
肩甲骨を。
外側にスライド。
胸骨に沿って前に滑らせる。
胸骨に沿って下に滑らせる。
それぞれの動きを。
肩甲骨を支える筋肉を緩めることで実現する。
支えていることをはっきりさせるための塔手。
練習相手に。
塔手に手を添えても...
2016年6月5日(土) 練習日誌① 小八極:振り向きざまの撩捶
Share +八極拳の套路練習。
小八極の轉身撩捶(てんしんりょうすい)。
馬歩捶を打ったところから。
単純に言えば。
振り返りざまに腕を肩の高さに振り上げる。
その過程で。
金的。
鳩尾。
顎。
どこかに当てていくという形。
けれども。
ただ手を振り回しても。
大した威力はなくて。
如何に振り子状の運動を。
効率よく相手に伝えられるかに依る。
振り返るときも。
馬歩捶の前足で蹴り出すことなく。
後ろ足に滑り乗るように動き出して。
すぐに急停止。
その慣性と肩の揺れをもって。
左腕の振り子運動が加速される。
後は。
衝突するときの力みを抜いて。
腕の各処が。...
2016年5月22日(日) 練習日誌③ 形意拳:ついと前を突く
Share +形意拳の套路練習。
十二形拳から鶏形。
金鶏食米の復習から。
下方に打って金的を狙ったり。
振り出した手で相手の腕を掴んで。
引き込みながら橋を渡って捶を打ちこんだり。
使用法を少し練習してみる。
前に出した手が引かれるときに。
そこを入れ替えるように。
後ろでが交錯して捶を打つ。
形意拳では割とみられる動作。
相手のどこかに手が引っ掛かりさえすれば。
そこを取っ掛かりに打ち込むことができる。
単に。
相手の打撃を受けてとかだけではなくて。
能動的に。
相手の末端を攻めて。
そこから侵入していくことになる。
套路を進めて。
一歩踏み出した崩拳へ。
...
2016年5月22日(日) 練習日誌② 打たれることで打ち返す
Share +一組になって。
捶を打つ練習から。
捶を打つ側は。
身体の中で起こした動きの連鎖を使って。
腕の力を緩ませて相手を打つ。
打つ場所は胸や肚の好きなところを。
打たれる側も。
はじめはただ打たれるだけなのだけれど。
少しずつ工夫を入れていく。
打たれた場所は。
あまり意識せずに。
打たれた場所と違う部位の。
力を緩めるようにして動かす。
動かすといっても。
何か意図をもって動かすわけではなくて。
そこを支えている力を緩めることで。
結果的に動くと言った方が正しい。
力んでいると。
引き攣れて負荷が掛かるところを。
緩めて。
運動するエネルギーに変えてし...
~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。
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