理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

雑記: 今の最大と次への準備

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武術の練習に限ったことではないのだろうけれど。

習い事のようなものは。

練習する日はある区切りになる。

この区切りの日に。

そこだけに焦点を当てて。

そこだけで練習をする人も居ると思う。

それはそれで。

その人の姿勢なのでよいとは思う。

その日に愉しんで。

そこでできる身体の可能性を最大限に拡げる。

次の区切りまでに。

身体が勝手に熟成してくれることに期待して。

或いはちょっと忘れてしまったりもするのだけれど。

区切りごとに少しずつ上達するのを愉しむ。


或いは。

区切りには間があって。

区切りの日ではその材料を手に入れて。

次の区切りへの間に。

その材料を料理することに勤しむ。

次への準備を愉しむ。

区切りの日は材料の仕入れ時だけでなく。

その間の成果の発表会だ。

そんな愉しみ方もある。


それぞれのよさがあって。

それぞれの罠がある。

区切りだけに焦点を当てると。

ただの興味だけで終わってしまう危険性がある。

区切り以外の方が人生を占める割合は大きい。

そこで積み重ねなければ。

本当に上達するということは難しいだろう。

翻って。

区切りの間だけに焦点を当てると。

区切りの日に怖れが沸いてくることがある。

材料の仕入れ時だと割り切って。

その日に全力を投じなくなったりする。

自分の本番はその間の日だと言い訳して。

その日はできなくてもよしと切り捨てる。

或いは。

成果発表だと思っているのに。

ほんとに発表するとできないときに自己嫌悪するので。

やっぱり本気を出すのを避けようとしたりする。


ずっと本気で打ち込み続けるのは。

しんどくなってしまうかもしれない。

ただ。

どうせ取り組むのであれば。

愉しみながら上達を目指すのであれば。

区切りとその間。

どちらかだけに焦点を当てるのは。

得策ではない。

そんな気がする。

どちらも境はなく。

道の上では同じくして等しいもの。

そこに境と区別をつけるのは。

人の成せること。

そんな自然の理のひとつ。

2016年6月18日(土) 練習日誌③ 形意拳:引き手と突き手は諸共に

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形意拳の套路練習。

鶏形から金鶏食米。

焦って進まずにはじめの動きを復習。

身体の動きと腕の動作を合わせる。

そのために。

胸郭の動きに注目。

壱で胸を一度突き出して。

弐で少し引き戻す。

このときに肩が少し前に出て。

参で肩甲骨を寄せ直す。

これを繰り返し。

参で肩が後ろに引かれるのに合わせて。

ぶらりと腕を前方に放る。

もしくは折り畳んでいた腕を。

解放して前に突き出す。

いずれも前に前に向かわせる動き。


前に腕が出ているときは。

弐の動きを契機にして。

後ろに肘を打つかのごとく引き手する。

腕は左右あるので。

弐で引き手し始めながら。

参で突き手をすると。

動きが交錯するように入れ替わる。

弐で相手を掴んで引き崩しながら。

参で交差させて打ち込める。


腕に注目すると。

左右の動きを協調させるために。

頭は混乱し易くなる。

胸に着目すると。

動作は一種類しかない。

そうはいってもなのだけれど。


胸の動きは肚から起こり。

総合するとその動きはやはり。

鶏が米を啄ばむように。

首を前後しながら進むかの如し。


左右に身を振らない鶏行歩は。

その他にも利点があるのだけれど。

それはまたの機会に深めることとして。

まずはその場で両手を出し引き。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年7月2日(土)

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愛知の練習予定日です。

日付 2016年7月2日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月16日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2016年6月18日(土) 練習日誌② 止められずに一礼為し成して

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跨の場所を再認識するために。

かちっと一礼することを練習。

折る場所は一か所だけにして。

その他はぴしりと真っ直ぐにする。

その結果。

折られる場所は大腿骨の付け根になる。

そこが跨として意識する場所。

腰骨を使って丸まらないように注意。

礼をするために。

どの筋肉を抜けばよいのかを確認する。


バランスを取るために。

上体が前に倒れながら。

お尻は後ろに引かれることになる。

大腿骨を支点にしながらも。

その支点もスライドする運動。

そして。

前後のバランスが取れていて。

でも。

頭の位置は低くなっているということは。

重心そのものは。

高きから低きに移動している。

ので。

この礼を止めるのは難しい。


試しに。

横から肩を挟み込んでもらったり。

前から両肩を押さえてもらったり。

そうすることで礼の所作を止めようとしてみる。

相手に触れられることで。

肩や頭や胸から動く。

というように動作が変わらなければ。

跨から折り曲げることが出発点になれば。

運動の方向は下に向かうので。

前や横から前後運動を止めようとしている人では。

その動きを止めることはできない。

部分的には。

前方に回転しているところもあるので。

その動きは少しは邪魔できるのだけれど。

下向きの成分を止めるには。

気を付けの姿勢をみたときには思いつかないので。

その認識のズレも手伝って叶わなかったりする。


両手をL字状に前に出して。

その両手を握ってもらって。

同じように止められないことを確認。

関節が増えると。

伝達が吸収される点が出てくるので。

きちんと固めるか。

きちんと緩めるか。

そのどちらかが必要になってくる。


深く深く礼をすればするほど。

相手は地面に向けてへたり込む。

腰を丸くしないのははじめの注意点だけれど。

空練習を繰り返すと。

腰に負荷が掛かってしまうので。

はじめの姿勢でお臍を引いて。

最初から丸くしておく方がいい。

運動の途中で丸めなればよいというだけ。


そんなこんなに注意しながら。

みんな行儀よく。

礼を繰り返す。

跨からの動きに慣れるために。

練習のはじめに日本式の礼をするのもいいかもしれない。

そんな練習の一幕でした。

2016年6月18日(土) 練習日誌① 小八極:封面掌~捨身下式

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八極拳の套路練習。

小八極から封面掌~捨身下式。

左の抱捶(ほうすい)を終えたところから。

前方に打ち込んだ左腕に。

添えて伸ばした右腕。

伸びた状態は新たに支える状態がそこにあるので。

その支えを抜いて。

掌が天井を向くようにひっくり返す。

優雅にそこここを案内するよう。

ひらりと手を向けているようだけれど。

そこには確かな重さがあって。

触れられるとその身が崩される。

封面掌。


続いて捨身下式。

右足が前に出ているところから。

肚を先に右に回す。

右脚も引き摺られて右に展開するけれど。

それは移動する瞬間。

先に足を開いては行かない。

肚に誘導されて少し前に出た左腰。

その跨をすぐに後ろに引き折って。

左足を伸ばして僕歩(ぼくほ)の形を取る。

この足遣いは揪腿に通じるところがある。

はじめの肚の回転で右腕は引かれて。

跨の動きで上体と左腕が前方に振り出される。


套路の後半に出てきているだけあって。

様々な身遣いが内包されている。

ただの形を覚えるのも大変だけれど。

どちらかというと。

その身体の中心をどう動かすか。

手足はそこに追従して。

あるべき形を取っているだけ。

そちらからのアプローチの方がいい。

とはいえども。

まずは真似しようとすることで精いっぱい。

上体はひとまずさておいて。

跨の動きで足を出すことを繰り返し。


簡単な効果確認で。

低空の蹴り出しで。

相手が崩れることを確かめてみる。

筋肉で蹴れば簡単に弾き返される。

跨の動きを伝えられれば。

ゆっくりでも。

そこに触れられるだけで。

身のバランスを保っていられなくなる。

そんな練習の一幕でした。

雑記: 教えることは学ぶこと

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なんだか至極当たり前かもしれないけれど。

教えることは学ぶことだ。

何かを教えるとき。

言葉や身振りも使ったりして。

手本を示したり。

原理を伝えようとしたり。

色々な手段を使ってみる。

その中で。

実はそれまで曖昧だった事に気付いたり。

当たり前だと思っていたことが。

自分への積み重ねで成り立っている事に気付いたり。

様々な気付きが得られることがある。

そうすることで。

さらに深い原理が浮き出てくることもしばしば。

そこから新たな発展が得られることもある。

それ以外にも。

中々上手く体現できないと悩む会員さんの。

動きや癖を観察したり。

その認識を確かめたり。

素朴な疑問に答えようとしたり。

その期待に応えようとしたり。

そんなことをする中で。

やっぱり新たな気付きが生まれる。

意図と違った動きの中でも。

反対に目を見張るような発見が得られる。

自分が完成していない証明かもしれないけれど。

元々完成そのものに疑いもあるから。

有り難く教えることで得られる学びを享受させてもらっている。

教授と享受。

その循環で互いに得られることがある。

だからして。

教えることにも勇気をもって取り組むのがいい。

一方的に何かコトが起こるということはない。

それも自然の理のひとつ。

2016年6月11日(土) 練習日誌③ 単推手のことはじめ

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腕の力を緩めつつ。

肚の揺れを元に腕を前に出せるようになったら。

相手と塔手で手を合わせて。

単推手に取り組んでみる。

まずは片方が推すだけ。

肚から動き始めて。

順番に肘まで動かしていく。

前腕から先。

手首はなるべく動かさないように。


慣性が十分伝われば。

それだけで相手は後方にバランスを崩していく。

これを交互に何回か。

自分がきちんと動くことで。

相手に作用することを確認。


確認が取れたら。

受ける方も相手の運動に合わせて。

力を緩めて体幹に慣性が通らないようにする。

細かい注意はあるものの。

それらは後々加えることとして。

まずは緩めて回避することだけに集中。

回避したら交代。

今度は自分が慣性を与えていく。

進んで行けば。

この攻守交代がその意味すら変えていくけれど。

まずは。

はっきりと切替を作って。

行ったり来たりする。

徐々に積み重ねるのが大切なので。


攻めも守りも。

結局は緩めることなれど。

攻めた後の守り。

どうしても抵抗しようという気持ちが強くなって。

腕のどこかで。

止めようとする力を働かせてしまう。

そのときが守りきれないとき。

相手の巧緻の前に。

自分の在り様で均衡が崩れる。

そのことからはじめる。

一度崩れ始めると。

その流れは取戻し難く。

動きが交換されればされるほど。

崩れは大きくなって続けられなくなる。

それも学ぶべきこと。

単推手のことはじめ。

そんな練習の一幕でした。

2016年6月11日(土) 練習日誌② 揺れながら軽やかに腕を出す

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力みなく腕を前に出すための準備功。

甩手(すわいしょう)の仲間のような練習。

でんでん太鼓のように回る甩手の変形。

片腕に特化して動いてみる。

中国拳法の腕は。

肩甲骨も含んで。

脊椎から伸びていると考える。

中丹田から腕が出ている感じ。


右腕を意識して。

肚を軽く左に捻じり始め。

少し動いたらゆるゆる止まる。

腹筋を緩めておくと。

少し遅れて。

そして少し先まで。

胸が揺られて引き戻される。

同じように。

背の力を緩めておくと。

胸に引きずられつつ。

でも遅れながら。

肩が揺られて引き戻される。

小胸筋も緩めて。


連続の引き戻しで。

腕がぶらんと振られる感じを味わう。

左右連続でやれば。

回転する甩手のままだけれど。

はじめは意識が保てないので。

片腕ずつじっくりと。

力を緩めたときの。

身体と腕のつながりを学びつつ。


肩の振りから。

腕の伸ばしに繋げていく。

ただだらりとしていれば。

腕は体幹で作られた慣性と。

その関節に合わせた動きになるだけ。

手を伸ばすために。

折り畳んで構えれば。

折り畳むために支える力が必要になって。

その支えの緩め方にも依存するようになる。


人の筋肉はゴムのように。

慣性を弾性に蓄えながら。

また抵抗になりながら。

速さをコントロールすることができる。

はじめは勢いに任せて。

後には小さくもロス少なく。

自分の体と対話を繰り返す。

そんな練習の一幕でした。

2016年6月11日(土) 練習日誌① 緩めて繋いで推し進める

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腕の形を支える力を緩める練習から。

久しぶりに参加してくれた女性会員さんもトライ。

腕の重さは小さく。

支える力も強いわけではないけれど。

緩め方が整えば。

男性相手にも響かせることができる。

それでも。

腕の質量だけでさくっと崩し切ることは難しいので。

もう一工夫してみる。


塔手として支え上げた腕を。

相手に握ってもらって。

まずは肩甲骨を動かすための緩めから。

順に腕の支えを解放。

相手に運動が伝わって崩れればお仕舞い。

だけれど。

そうでなくてまだ保てている場合。

肩から先の力は抜いたまんま。

肚を先頭にするように一歩前に進み出る。

膝は突っ張らずに軽くして。

腕は拒絶せずに緩めたまま。

すると。

進もうとする動きが。

緩めた肩腕を伝播して。

相手をふわりと推し出してくれる。


注意するのは。

頭や胸から突っ込まないこと。

相手を押そうとすると。

腕の付け根に近いこともあって。

そこで押したくなってしまうけれど。

その動作は。

反対に重心は後ろに引く動作なので。

相手を押せずに自分が下がる結果になる。


あくまでもう一押しの一工夫。

これに頼って。

腕の緩めをおろそかにすると。

後がよろしくないので。

たまに加える程度に。


互いにおっとっとと繰り返し。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年6月18日(土)

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愛知の練習予定日です。

日付 2016年6月18日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月2日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年7月16日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2016年6月5日(土) 練習日誌③ 形意拳:崩拳の跟歩を結果として得

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形意拳の套路練習。

鶏形から崩拳。

崩拳は五行拳として形意拳を代表する捶法。

単品で切り出して練習。

始めから完成に向かうと要素が多いので。

身体の動きと捶を合わせることに限定。

鶏形として。

両足が揃って左手を前方に突き出したところから。

左足を一歩踏み出して。

その足に乗るのではなく。

反対に肚を引きながら。

鳩尾の少し上辺りから前進するように。

すぐさま胸を引いて肩甲骨を緩め。

続いて肩甲骨の間を締める直すと。

肩の揺れに導かれて。

右腕が前方に振り出される。


肘を一旦畳んだ後に。

力こぶの力を緩めれば。

肩甲骨の寄せと緩みの結果。

拳は縦に回り込んで。

短い距離の崩拳となる。


当てるときには。

できるだけこの力こぶの力を抜く。

当たったときに反作用を押さえ込むのではなくて。

そのまま力を抜ききるくらいがいい。

浸透する力は。

相手の捶を迎撃するのにも役立つ。

相手の前方に出た腕を打つこともできる。

それらをいくつか試しながら。

ふと気づいてみれば。

崩拳を打つために身体と腕しか意識していないのに。

自然と跟歩(こんぽ)していることに気づく。


いきなりその全体を再現しようとしなくても。

身体を動かす理に沿えば。

理が全体を再現してくれることがある。

練習している当の本人は無意識で。

そうなっているよと指摘されてはじめて。

あれほんとだときょとんとする。

微笑ましい場面。

そんな練習の一幕でした。

2016年6月5日(土) 練習日誌② 肩甲骨を動かして

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力を緩めて動く練習。

肩甲骨に着目して切り出してみる。

肩甲骨は腕の付け根にて。

鎖骨と協調して腕を支えている。

重さもそれなりなので。

腕の動き出しとして。

肩甲骨を意識することに挑戦してみる。

形は。

塔手(とうしゅ)を取って。

なるべく。

脇は締めて。

肩は後ろに引いた状態。

肩甲骨は背中側で平らになる。

ここから。

肩甲骨を。

外側にスライド。

胸骨に沿って前に滑らせる。

胸骨に沿って下に滑らせる。

それぞれの動きを。

肩甲骨を支える筋肉を緩めることで実現する。

支えていることをはっきりさせるための塔手。


練習相手に。

塔手に手を添えてもらったり。

腕を掴んでもらったりして。

肩甲骨が滑り出すことの効果を確認する。

塔手を取った手の形はなるべく変えず。

ただただ肩甲骨を滑らすことに集中。

上手くいけば。

相手は思いがけない運動の侵入で。

立っているバランスを崩してくれる。

重心の配分がおかしくなったりする。

そんな相手の状態も観察しながら。

また。

身体の部分に思いを馳せることも少ないので。

意外と新鮮な練習になる。

自分の体と対話しながら。

ただただ自律するだけではなくて。

相手の干渉があっても。

その自律を妨げられない。

そんな意志の醸成が必要。


この緩みにもう一工夫、二工夫足すことで。

手で押された感じを得ることもなく。

がくんと腰や膝を折らされたりする。

でもまずは少しずつ。

一歩一歩足しこみ足しこみ。

そんな練習の一幕でした。

2016年6月5日(土) 練習日誌① 小八極:振り向きざまの撩捶

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八極拳の套路練習。

小八極の轉身撩捶(てんしんりょうすい)。

馬歩捶を打ったところから。

単純に言えば。

振り返りざまに腕を肩の高さに振り上げる。

その過程で。

金的。

鳩尾。

顎。

どこかに当てていくという形。

けれども。

ただ手を振り回しても。

大した威力はなくて。

如何に振り子状の運動を。

効率よく相手に伝えられるかに依る。


振り返るときも。

馬歩捶の前足で蹴り出すことなく。

後ろ足に滑り乗るように動き出して。

すぐに急停止。

その慣性と肩の揺れをもって。

左腕の振り子運動が加速される。

後は。

衝突するときの力みを抜いて。

腕の各処が。

順に緩むと尚よい感じ。

ぴんと腕を張るよりも。

軽く撓むように。

少し肘が曲げ伸ばしされるくらいがいい。


試しに。

振り向きざまの撩捶を止めに掛かって。

軽く止める程度では。

思わぬ揺れに崩れることを確認。

しかと受け止めてみれば。

その後の左小纏絲が効かせやすく。

別の痛い目に見事合うことに。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2016年6月11日(土)

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東京の練習予定日です。

日付 2016年6月11日 土曜日
時間 12:00~14:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 多目的室B面

日付 2016年6月25日 土曜日
時間 9:00~12:00
施設 文京区スポーツセンター(茗荷谷)
場所 多目的室B面
※都合により日程を延期しました。

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2016年5月22日(日) 練習日誌③ 形意拳:ついと前を突く

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形意拳の套路練習。

十二形拳から鶏形。

金鶏食米の復習から。

下方に打って金的を狙ったり。

振り出した手で相手の腕を掴んで。

引き込みながら橋を渡って捶を打ちこんだり。

使用法を少し練習してみる。


前に出した手が引かれるときに。

そこを入れ替えるように。

後ろでが交錯して捶を打つ。

形意拳では割とみられる動作。

相手のどこかに手が引っ掛かりさえすれば。

そこを取っ掛かりに打ち込むことができる。


単に。

相手の打撃を受けてとかだけではなくて。

能動的に。

相手の末端を攻めて。

そこから侵入していくことになる。


套路を進めて。

一歩踏み出した崩拳へ。

両足揃って左の捶を出したところから。

左足を前に出して。

左手で軽く打ち払う動作に続いて。

右崩(ぽん)を打つ。

肚を起点として。

前後に搖動する動きと。

前方に重心を滑り出させる動き。

それらを併せて統合させる。

前方への推進力が加わって。

短くて小さい動きながら。

大きな衝撃を与えることができる。


形意拳の五行拳に含まれる動きで。

代表的な捶法になる。

まずは套路の中で馴染ませることに努めて。

また別で切り出して練習することにする。


ここまでの套路の流れを。

後ろ足で蹴らないように。

重心が滑り出していくように繰り返す。

鶏の散歩のように。

舟が漕ぎ揺られるように。

練習場をあっちへこっちへ。

そんな練習の一幕でした。

2016年5月22日(日) 練習日誌② 打たれることで打ち返す

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一組になって。

捶を打つ練習から。

捶を打つ側は。

身体の中で起こした動きの連鎖を使って。

腕の力を緩ませて相手を打つ。

打つ場所は胸や肚の好きなところを。


打たれる側も。

はじめはただ打たれるだけなのだけれど。

少しずつ工夫を入れていく。

打たれた場所は。

あまり意識せずに。

打たれた場所と違う部位の。

力を緩めるようにして動かす。

動かすといっても。

何か意図をもって動かすわけではなくて。

そこを支えている力を緩めることで。

結果的に動くと言った方が正しい。

力んでいると。

引き攣れて負荷が掛かるところを。

緩めて。

運動するエネルギーに変えてしまう。

そうすることで。

多少の打撃であれば。

その身が自然にもつ作用で。

分散させてしまうことができる。


続きまして。

相手に起こしてもらった運動を元に。

自分が捶を放つ運動につなげる。

自分で起こしているのではない分。

その流れを大事にする。

揺らされた体の部分を。

コントロールして。

その揺り戻しを使いながら。

最終的には。

単に捶を放つのと同じように。

腕を支える力を順番に緩めていく。

ひとまずは。

あまり相手のどこそこを狙うことは考えず。

動きの流れで自然に取れる動きにして。

狙おうとすると。

自分の動きが優先されて。

相手の打撃を受け容れることができなくなる。


上手くいくと。

相手に打撃は返り。

相手もその打撃を元に捶を打つことで。

はじめに起こした動きを元に。

その運動が自分と相手を行ったり来たりすることになる。

動きの起こりは様々で。

打撃の移ろいも様々。

言葉を交わすように。

拳を交わす。

ちょっと調子に乗ると。

打撃が強く強くなっていってしまうので。

そこだけ注意しながら。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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