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2016年4月9日(土) 練習日誌① 一度張ってから緩め直す

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相手と接しているところは張りを持たせ。

その他のところを緩める練習。

慣れない内はどうしても。

狙った筋肉を緩めるということが難しい。

例えば腕を上方に向かわせたい場合。

前鋸筋(ぜんきょきん)の辺りを緩めたりする。

のだけれど。

腕を挙げているときに。

ここの力をはじめから抜いていることもできて。

そうすると。

緩めることで腕を上方に向かわせることができない。

その状態は。

一見脱力できているようにも思えるのだけれど。

自然な張りすらなくなってしまった状態。

滞った状態と変わりない。


必要な張りを思い出すために。

反対の動作を強制してみる。

それをもって矯正してみる。


腕を上方に向かわせたいのであれば。

掌を自分に向けて。

肘を曲げて横に張り出しておく。

相手がいれば下からその腕を支えてもらって。

相手がいなければ。

手首辺りを反対の手で支え上げてやる。

その状態で。

手が自分の肚につくように。

弧を描きながら回し下げるよう力を入れる。

勿論。

それを妨げる力を出してもらってるので。

腕が下がることはない。

し、下げるほど頑張る必要もない。

兎にも角にも。

そこで出している力が。

ここで緩めたい部分の出している力になる。

それを感じたらば。

それを止めてあげれば。

下に向かおうとしていた力がなくなることで。

腕は自然と上方に向かってくれる。


緊張を解く方法だったりもするけれど。

動くために緩める場所を確認するのにも役立つ。

色んな方向に圧力を掛けてみて。

それに抗しているのはどこなのかを知る。

まずは知るところから始めなければならない。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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