理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

雑記:圧と解放の遊び

Permalink:

練習の合間に。

少しの遊びを混ぜて。

互いに並足で肩幅くらいに立ち。

相手に。

こちらの両肩に両手を置いてもらう。

その状態から。

肩は動かさずに。

胸を斜め前方に出して。

引き戻さないように注意しながら。

胸を下方に少し落とし込む。

すると。

相手の腕を通して。

円を描くように。

相手の上方から下方に向けて。

体感し難い圧力が掛かる。

相手は無意識にこの圧力を。

跳ね返す力を出す。

その状態で。

自分の胸の位置を元に戻すと。

バネのように。

相手は自分で詰めた。

圧力に抗する力が解放されて。

まるで。

上階に向かったエレベータが。

停止するときのような。

浮揚感を味わうことができる。

そのときに。

軽く肩で相手の腕を押してあげると。

おっとという感じで。

相手は後退させられてしまう。

作用・反作用のちょっとした遊び。

そんな自然の理のひとつ。

2018年4月14日(土) 練習日誌④ 肚の動きで居着かず重ねて進む

Permalink:

蟷螂拳の小虎燕拳。

馬式左密肘からの登山右衝捶(とざんみぎしょうすい)。

馬歩の状態から。

骨盤を。

肚で引くようにして。

初めの位置と重ねて。

L字になるように。

左方に対して垂直になるようにもっていく。

そこに誘導されるように。

左足は左方に向けて135度開かれて。

胸。

顔が骨盤に追いつく頃には。

重心が左前方に引っ張り出される。

重ねて。

胸郭を前方に出しながら。

後方に倒しこむことで。

体の流れが。

前方に引き出されていく。

そのまま。

前方に落ちるように。

体の引きに合わせながら。

右膝を。

左膝の裏に寄せると。

左右の身体が入れ替わって。

右前の衝捶へと繋がっていく。

足の蹴り込みで移動せず。

あくまで重心の操作で移動する。

そうすることで。

密肘からの追い突きが。

拍を取ることなく。

居着くことなく推移することができる。

そんな練習の一幕でした。

2018年4月14日(土) 練習日誌③ 重心を動かして蹴らずに横に

Permalink:

蟷螂兼の小虎燕拳から。

馬式左密肘(ましきひだりみっちゅう)を抽出。

閉足立ちで。

両手を右に掲げるところから。

肚を左に切る。

その状態で。

跨を後ろに引くと。

左方に流れた重心を追うように。

左足が自然に開かれていく。

その支えの外れに乗じて。

胸が左に切れた後に。

中央に戻ることで。

左の肘が左方に打ち出される。

肘が主体となるので。

肘を伸展させ切らずに。

少し揺り戻るところで止めることで。

勁も前腕で留まって。

相手を広範囲に圧し打つことができる。

右腕も。

肘を先行させて揺り戻すことで。

相手の捶などを。

当て絡める威力を備えることができる。

大事なのは。

初めに右足で蹴って移動しようとしないこと。

閉足から始めることで。

動き始めが緩慢にならないかで。

それを確認することができる。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2018年4月28日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2018年4月28日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年5月12日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年5月26日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

2018年4月14日(土) 練習日誌② 足首から折り畳むように

Permalink:

相手の肩に手を添える。

或いは。

両手を前に出してもらって。

その両手にこちらの掌を合わせる。

その状態から。

相手の質量と場所に合わせて。

接触点を除いた場所を。

運動させることで。

狙った相手の質量部位に。

作用させる。

まずは。

自分の膝で調整して。

相手の足首を後方に倒すように。

続いて。

自分の跨で調整して。

後ろから相手の膝を前方に張り出させるように。

加えて。

自分の胸を中心に調整して。

相手の跨を後方に折るようにする。

すると。

相手の下盤は。

足首から順に折り畳まれるように崩れ。

最後に。

下方に押さえ込まれることで。

その場にぺしゃんと潰される。

建物が。

その場に倒壊するかの如く。

触れられた場所と。

崩され始める場所が離れているため。

掛けられた側も理解しにくい模様。

そんな練習の一幕でした。

2018年4月14日(土) 練習日誌① 腕の重さをふんだんに留まることなく

Permalink:

単純な打撃力を上げるために。

腕の重さを使う練習に取り組む。

右手を蛇のように。

顔の横に掲げる。

肘を少し前方に。

前腕は上腕に近づけて。

手首を曲げて。

蛇が鎌首をもたげたように構える。

相手には。

前方で片方の腕を。

鉤状に出してもらって。

胸前辺りに鉄棒のように差し出してもらう。

そこから。

正中線を左方に撚るようにして。

右肩を前方に推し進める。

腕の力は。

なるべく緩めるようにして。

自分の肘が。

相手の腕の直下に来るくらいまで。

腕の形は崩さない。

されど。

肘が前に動くことで。

脇が締められ。

筋繊維同士の作用によって。

手首が掌を相手にみせるように立ち上がる。

そこから。

肩が引かれ。

肘が引かれることで。

掌が再び倒れ込むときに。

強い打撃が。

相手の腕を通して流れ込む。

それは。

決して掌で叩く作用ではなく。

掌が相手の腕に密着して。

手首が前後に動くことによって成される。

上手くいけば。

相手は腕を構えたまま。

腰から下方へ沈み倒れる。

そんな練習の一幕でした。

雑記:偏りと重心の移ろい

Permalink:

閉足で立って。

自分の身体を崩すことで。

重心がどう移ろうのかを試す。

胸郭を倒すようにすれば。

前方に重心が出ていき。

お尻を突き出すように上体を倒せば。

後方に重心が出る。

片足を真上に上げようとすれば。

上げんとする側に。

重心が横に出ていき。

肚から順に脊椎を中心に捻じれば。

向いた側に重心が出ていく。


重心そのものは。

運動の中心たる仮想の点たるものと。

重力に頼った流れの向きたるものと。

質量に頼った運動の軸たるものと。

様々な要素が絡んでいるとしても。

それらを体感して。

統合して。

自らの動きとして制御していく。

それを理解することで。

自由を得ることができる。

そんな自然の理のひとつ。

練習予定:2018年4月21日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2018年4月21日 土曜日
時間 15:00~17:30
施設 文京区総合体育館(本郷三丁目 or 湯島)
場所 スポーツ多目的室B面

日付 2018年5月19日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

日付 2018年6月23日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

日付 2018年7月21日 土曜日
時間 9:00~11:30
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2018年3月31日(土) 練習日誌④ 上体すべてを振り当てる

Permalink:

太極拳の套路から。

七寸靠(しちすんこう)。

相手の捶を巻き落として。

相手の裏に足を置く。

一旦。

上体をその場に留めながら。

肚の裏をまず相手に寄せる。

肚を戻しながら。

頭を残して。

肩甲骨下を入れ違いに推し出して。

最後に。

胸の戻りと入れ違いに。

首。

頭と。

順に連鎖で振り出していく。

体幹は。

関節の数も多く。

質量も重いので。

その場で耐えることは。

非常に困難となる。

一対一での効果より。

多人数相手の方が効能がある。

それでも。

身体ごと引っくり返される危険もあるので。

まずはゆっくり動きをなぞる。

そんな練習の一幕でした。

2018年3月31日(土) 練習日誌③ 顎を引っかけて首を回せしむ

Permalink:

肩を前に出したところから。

肩甲骨の重さに引かれて。

肘が前方に移動する。

合わせて。

上腕の力を緩めることで。

前腕も開いていって。

腕全体が前方に伸びる。

その動きを使って。

掌底で相手の顎を捉える。

そこから。

掌底で顎を御するというよりも。

掌底は。

顎を削るようにして。

手首の力を緩めながら。

顎を引きずるように。

蟷螂手を作って。

相手の頭の裏に手を突っ込む。

相手は。

顔をあちら側に向けられて。

かつ。

顔から入れられた。

勁力で体のバランスを崩される。

そこに足を引っかければ。

蟷螂拳の愀腿(しゅうたい)で。

一瞬で地面に落とされる。

思っているより効きが強いので。

油断すると危ないので注意。

そんな練習の一幕でした。

2018年3月31日(土) 練習日誌② 身の撚りで腕を旋回させる

Permalink:

纏絲の動きを利用して。

胸郭で。

鎖骨と上腕を操作して。

腕を旋回させる。

旋回させる半径を。

調整すれば。

相手が前に差し出した腕の。

裏から内に。

一瞬で押さえながら入り込むこともできる。

そのまま。

身の撚りを。

連続して掛けることで。

腕を押さえたと思ったら。

続けて。

ロングフックのように。

捶を放つことができる。

大事なのは。

身体の強張りや。

足の踏ん張りを使っていないこと。

浮き身による。

前方への進行を合わせると。

予備動作なく。

一瞬で間合いに入りながら。

気づくと。

拳が目の前に飛んできている。

来るとわかっていても。

届くはずがないと思っている間合いとの。

計算が上手く合わなくて。

驚いてしまって。

躱す動きを取ることもできない。

そんな練習の一幕でした。

2018年3月31日(土) 練習日誌① 正中線の動きで腕を振り回す

Permalink:

肚を左に切って。

胸をずらして。

鎖骨。

肩へと連動して。

右腕を正面からみて時計回りに回す。

同じように。

左腕は。

少し時差を作りながら。

続けて肚を右に切ることで。

水泳のクロールのように。

後ろから前に。

身体の左からみると。

反時計回りに回っていく。

脊椎から手先まで。

力を緩めていれば。

正中線の撚りの動きで。

腕を振り回すことができる。

そこから。

腕の回転に合わせて。

一旦右を向いて。

正面に身体を戻せば。

右腕は二周。

左腕は一周半して。

烏龍盤打(うーろんぱんだ)の伏せる前。

そこまでの動きが。

身じろぎひとつで行える。

腕を振り回すと。

遠心力で自分の身体が振り回される。

身体の中心の動きで。

統一的な動きを学ぶ。

そんな練習の一幕でした。

雑記:捻じりと外し

Permalink:

直立したところから。

肚を左方に思い切り捻じる。

そこから。

捻じりを止めると同時に。

跨を後ろに引いて。

足に掛かる摩擦を減らすと。

捻じりによる摩擦の偏りから。

左足がまず浮いて。

跨の位置関係の移動によって。

自然と。

足が開いていく。

足が適度に開いたところで。

右の跨の引きが合わされば。

足幅を一定にして。

左方に滑り進むことができる。

動くことを。

地面の蹴り出しを使わずに。

捻じりと。

外しで実現する。

そのひとつの方法論。

摩擦。

重力。

弾力。

どれが釣り合っているのか。

そんな自然の理のひとつ。

2018年3月24日(土) 練習日誌④ 転換は焦らず中心から

Permalink:

一歩踏み出そうとするときに。

足が地面に着地する前くらいに。

相手が横にずれる。

それを。

足はそのままに。

身体だけで向いてしまうと。

身体の中に。

拗れがおきて。

弱い状態になってしまう。

かといって。

焦って。

後ろ足や前足で。

地面を蹴り出して。

方向転換をしてしまうと。

重力方向の慣性が入ってしまって。

これまた弱い状態になってしまう。

なので。

ひとつの手段として。

身体の中心から。

相手方向への少しの撚れを使って。

体幹からの連鎖で。

跨から下を転換させる。

歩くことと同じように。

転換することも。

地味に慣れておいた方がいい。

常に。

身体を保ち続けるために。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2018年4月14日(土)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2018年4月14日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年4月28日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年5月12日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2018年5月26日 土曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.