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雑記:接続と切断と

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相手と自分。

両腕を肩の高さまで上げて。

両の掌同士を合わせる。

腕の力を最小限にすれば。

自分の身体で。

相手の身体を操作できる。

そうした感覚を持つと。

掌が離れないことが当たり前となって。

相手も次第に。

掌が接続された状態が。

自然であると思い出す。

反対に。

どうやって掌を離せばよいか。

わからなくなるくらい。

そこで。

わざと。

自分の上腕筋に。

意識的に力を込めて。

一気に腕を畳むように引くと。

おもむろに掌が剥がれる。

その感覚は。

突然接触を切断されたようで。

切断された方は。

そのことで自分に制御が返ってくるにも関わらず。

突然の別離に心が驚く。

驚いて一瞬放心する。

人は状態に馴染むもの。

そんな自然の理のひとつ。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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