理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2017年4月9日(日) 練習日誌③ 引きに乗るのと乗られるのと

Permalink:

相手の前腕を掴んで引き寄せるとき。

自分の腕力で引っ張ると。

作用反作用が釣り合うことで。

相手はその力を利用して。

引かれる動きに乗りながら。

後ろ手で打撃が放ててしまう。

反対に。

体幹からの力で引けると。

相手は明確な繋がりが得られずに。

引き返そうとしても。

自分が反作用で崩れるばかりになる。

それがため。

その場に踏ん張ろうとすることで精いっぱいになって。

後ろ手での反撃ができなくなる。

その一方で。

こちらは相手が踏ん張ろうとするその力に。

容易に乗ることができて。

相手に近づくための。

推進力として使うことができる。

套路に置いても。

打ち手ではなくて。

引き手にも注意を払って。

よく練る必要がある。

それができてこそ。

相手を封じながら制圧することに繋がっていく。

きちんと引きができると。

相手は進むことも退くこともできず。

近づかれることに抵抗できず。

力なく泳ぐことしかできない。

そんな練習の一幕でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.