理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2017年4月22日(土) 練習日誌① 縦の揺れに鎖骨の揺れを阻害させず

Permalink:

身体を解すように胸を動かす。

壇中(だんちゅう)の辺りを意識して。

身体を横からみたときに。

円を描くように身体を操作する。

くるくる。

くるくると。

鎖骨から先が。

肩甲骨。

上腕骨。

橈骨、尺骨。

それぞれが。

その円回転の影響で。

緩やかに揺れる。

その運動を阻害しなければ。

その各部位の動きは。

体幹からの運動を伝達してくれる。

直立している人の横で。

円運動から始まった運動を。

手の甲から伝達してあげる。

動きの阻害がなければ。

力みのない運動でも。

相手に揺れは伝わって。

その場に立っていることができなくなる。

問題は。

胸の円運動に対して。

力を入れることなく鎖骨を揺らせるか。

デスクワークなどで。

力んで肩を上げることに慣れていると。

胸の円運動に反して。

肩を固めてしまいがち。

見た目だけを真似しようして。

自分で肩を回してしまうと。

結局は肩から先の運動になってしまう。

力を緩め続けることが。

慣れないと難しい。

だけれど。

それができれば。

反発を感じることなく。

相手がすっと床に落ちてくれる。

そんな練習の一幕でした。

雑記: 連鎖と全体性を理解する

Permalink:

人の身体の部位同士は鎖の如く。

連なっている。

筋肉は。

繊維の束であり。

関節を通して。

骨同士を結び付けている。

それが故に。

その繊維たちを。

緩やかにさせておけば。

ある部位が動くと。

そこに連結した他の部位は。

その影響を受けて。

連動することになる。

緩やかとは。

固くすることではなく。

緊張させて固くしておくと。

連鎖ではなく。

連結部も含めてひとつの塊となってしまう。

あくまで緩やかに。

そして。

部分が動き。

その他の部分が影響を受ければ。

その連鎖は。

全体に及ぶ。

部分の動きは全体の変化に。

全体としての動きは。

部分の動きを特定する。

そうして連鎖があることを。

認識することが必要になる。

そんな自然の理のひとつ。

2017年4月9日(日) 練習日誌③ 引きに乗るのと乗られるのと

Permalink:

相手の前腕を掴んで引き寄せるとき。

自分の腕力で引っ張ると。

作用反作用が釣り合うことで。

相手はその力を利用して。

引かれる動きに乗りながら。

後ろ手で打撃が放ててしまう。

反対に。

体幹からの力で引けると。

相手は明確な繋がりが得られずに。

引き返そうとしても。

自分が反作用で崩れるばかりになる。

それがため。

その場に踏ん張ろうとすることで精いっぱいになって。

後ろ手での反撃ができなくなる。

その一方で。

こちらは相手が踏ん張ろうとするその力に。

容易に乗ることができて。

相手に近づくための。

推進力として使うことができる。

套路に置いても。

打ち手ではなくて。

引き手にも注意を払って。

よく練る必要がある。

それができてこそ。

相手を封じながら制圧することに繋がっていく。

きちんと引きができると。

相手は進むことも退くこともできず。

近づかれることに抵抗できず。

力なく泳ぐことしかできない。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年5月7日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2016年5月7日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年5月21日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

練習予定:2017年5月6日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年5月6日 土曜日
時間 12:30~15:00
施設 江戸川橋体育館(江戸川橋)
場所 柔道場

日付 2017年5月20日 土曜日
時間 8:30~11:00
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年4月9日(日) 練習日誌② 左右に切り返して崩捶を

Permalink:

八極拳から崩捶(ぽんすい)を練習。

千斤墜などで。

両足揃えて身を屈めたところから。

肚を右脇の下に滑らすように。

右に切る。

顔を右に向けて。

重心を右方に滑らせて。

右足を一歩進める。

そこから。

切った肚を。

緩めるようにして。

反対に左に切り返す。

合わせて。

上腕を留める力を緩めると。

右の肘が上方に跳ね上がる。

そのまま肚を左に切りきると。

前腕が外旋して。

上腕の力を緩めることで伸ばされる。

基本的には。

体幹の。

下丹田の操作で事を成す。

身体から動いていることを確かめるために。

屈んだところで。

相手に上腕や前腕を横から両手で押さえてもらう。

足が揃っていることもあって。

腕力では到底返せるべくもないけれど。

身の切り返しで力を起こせれば。

相手の身体ごと後退せしむることができる。

あまりにあっさり。

腕を跳ね上げられるので。

逆にきょとんとしてしまう。

そんな練習の一幕でした。

2017年4月9日(日) 練習日誌① 弱き力で崩れに気付けず

Permalink:

体幹の動きで腕を操作する練習にて。

右前腕を地面と平行に。

身体の正面に置いて。

相手に前腕に両手で触れてもらう。

そこから。

身を右に切ることで。

腕に作用が伝わって。

前腕が緩やかに回転する。

その力そのものは。

とても弱いものだけれど。

前腕に添えた両手を伝わって。

確かに相手の基盤を崩している。

右に切った力を緩めると。

継続して加わった力は緩まって。

前腕は反対の回転を伴いながら。

元の状態に戻ろうとする。

その弱き力の。

変化に追従できず。

相手は理解できない内に。

腰元の支えを失ったかのように。

後方に崩れていく。

ただ。

自分がどうして揺らいだのか。

力が弱すぎて気づかないので。

何かの間違いで。

よろけてしまったのだと錯覚するほど。

仕掛ける側に回っても。

反作用があるわけでもないので。

不思議と相手が崩れていくように感じる。

そんな練習の一幕でした。

雑記: 似た動きでも表出するところは異なりて

Permalink:

兩の腕を前に差し出して。

身を右に切る動きで。

例えば。

右腕の。

手先が上に向くか。

下に向くか。

それは。

身を切るという言葉と。

見た目においては。

任意に上下選べるようにみえる。

のだけれど。

実際のところ。

適した動き方。

適した力の緩め方は存在して。

鳩尾辺りを右に切り。

鎖骨を留めおいたならば。

右腕の手先は下に向き。

胸骨辺りを右に切り。

鎖骨ごと肩甲骨を押し下げたならば。

右腕の手先は上に向く。

大事なのは。

それらの動きを。

如何に力の入力なく行えて。

体幹からの連動で実現できるか。

人の筋肉は器用なもので。

体幹と関係なく力で動かせてしまうけれど。

部分部分が協調した方が。

発揮できる力はより自然に大きくなる。

そんな自然の理のひとつ。

2017年4月8日(土) 練習日誌③ 抱虎歸山は手先を振り回さず

Permalink:

太極拳の套路練習。

抱虎歸山(ほうこきざん)。

身体を遣って。

腕を身体の前で旋回させるのだけれど。

手先までは振り回さないように注意する。

あくまでも。

体幹から末端に向けて。

順に動かしていきたいので。

手首の動きが留まるまでは。

指先側は。

手首よりも先行しないようにする。

特に。

相手に作用させるときに。

この注意点が崩れやすい。

相手の捶などを。

絡め取って。

最後に返してあげるとき。

手首より先が。

相手に触れると。

どうしてもそこで作用させたくなって。

指先を回転させたくなってしまう。

すると。

そこで生じた反作用によって。

途端に体幹からの勁力を止めてしまうことになる。

相手に触れたとしても。

むしろ触れたからこそ。

肘。

手首と。

体幹に近い方を先行させるよう。

指先が振り回されないよう。

自分を制御する必要がある。

套路と対人。

双方で確認しながら詰めていく。

そんな練習の一幕でした。

2017年4月8日(土) 練習日誌② 落砸を身で振り落とす

Permalink:

八趙拳から蠍子脚落砸(さそりきゃくらくざぁー)の落砸の練習。

崩捶(ぽんすい)が終わったところから。

身を右に切りつつ。

腕を交差させて。

後ろ足を伸ばすときには。

身が左に切られて。

腕を旋回させる。

再び身を右に切りつつ。

独立歩になりながら。

左腕は頭の上を通して。

右腕は下から。

再び体の前で交差させて。

その体勢を維持して前進。

前足が着地するところから。

大きく左に身を切って身体を展開する。

左右の身の切りを。

大きく使って。

腕は従属するように動かしていく。

鎖骨や肩甲骨が。

脊椎と一体化してしまうと。

ただの回転運動になってしまうため。

よくよく分離して。

体幹の動きが。

腕まで伝わっていくことが大事。

まずは。

躍動的に。

動きを大きくして。

砸としての打撃も重要ではあるけれど。

それ以外の左の腕の動きでも。

相手を十分に押さえられるよう。

左右共に威力が乗っているかを確かめる。

そんな練習の一幕でした。

2017年4月8日(土) 練習日誌① 身と腕の連動で攻守をとる

Permalink:

鎖骨の可動を高める運動をしてから。

鎖骨を留めつつ。

身を左右に翻して。

筋骨の関係で。

自動で起こる動きを確認する。

右足を前に。

両腕を前に立てて差し出して。

左右の鎖骨はその場を保つようにして。

身を右に向けようとしてみる。

すると。

体幹の中心側から。

連動性によって。

末端方向の腕は。

右腕は肘が上がり前腕が下がる方へ。

左腕は肘が下がり前腕が上がる方へ。

支える力を緩めることで。

自然に展開する。

勿論。

力の緩め方によっては。

逆の動き方もできるのだけれど。

まずは一方向で連動性を覚える。

これを使って。

相手に胸の辺りを突いてもらって。

身を右に切りながら。

右腕の前腕で攻撃を逸らす。

すぐに身を左に切りながら。

左腕の前腕で相手の肘をカバーして。

右の裏手で相手の顔面を打つ。

モノの距離の関係で。

衝撃としては。

一・二・三と聞こえるけれど。

動作としては。

二拍の動きとなる。

後は。

身の切る大きさと速さに従って。

細かく切って。

胴体の復元力を遣えば。

一拍で攻守を成立させることもできる。

相手は。

ひとつ手を出す間に。

三手で返されるので。

対応を考える間ももらえない。

そんな練習の一幕でした。

練習予定:2017年4月23日(日)

Permalink:

愛知の練習予定日です。

日付 2017年4月23日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年5月7日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

日付 2016年5月21日 日曜日
時間 10:00~13:00
施設 刈谷市内
場所 多目的室

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好と室内シューズを用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。
※施設の場所はメールをいただいた後に別途連絡いたします。

練習予定:2017年4月22日(土)

Permalink:

東京の練習予定日です。

日付 2017年4月22日 土曜日
時間 9:30~12:00
場所 -

日付 2017年5月6日 土曜日
時間 12:30~15:00
施設 江戸川橋体育館(江戸川橋)
場所 柔道場

日付 2017年5月20日 土曜日
時間 8:30~11:00
場所 -

※見学・体験OK(費用なし)です。
※体験されたい方は運動できる恰好を用意ください。
※事前にメール連絡をお願いします。

2017年3月25日(土) 練習日誌③ 枠の中で身を翻すように

Permalink:

鎖骨を留めて。

体幹を捻ると。

腕は自ずと形を変える。

相手と正対し。

両手を肚前くらいで合わせる。

そこから。

相手の捶に対して。

体幹を天井からみて。

反時計回りに捻じり込む。

そうすると。

右腕は指先が天に向き。

前腕が立てられるように形を変え。

左腕は掌が地面を向き。

前腕が寝かされるように腰元に動く。

足の動きも相まって。

相手の捶の射線から身を翻しつつ。

捶に右前腕が触れると。

その運動が相手に伝わる。

そのまま。

身を腕の枠内で翻すように。

今度は時計回りに切換えすと。

相手の腕を絡み捉えながら。

左の穿掌(せんしょう)が脇下から潜り込む。

身体を分割して動ければ。

さらに威力も増すことができるけれど。

単純な動きでも。

十分な脅威になり得る。

そんな練習の一幕でした。

2017年3月25日(土) 練習日誌② 酔っ払いが肩組むように

Permalink:

体幹の動きで腕を操る練習で。

筋肉や腱の働きから。

体幹の動きで。

形成しやすい腕の形がある。

例えば。

右腕を右側に。

肩に水平に挙げているところで。

鎖骨を動かさないように。

体幹を右に回せば。

上腕は前転して。

肘は曲がり。

前腕が地面の方に垂れ下がる。

自然に動き易い形。

これは。

体幹から連環した動きであって。

相手の横に並んで立ち。

相手の向こうの首元に。

手を掛けながら。

相手の方を向くようにする。

運動として起こった手の移動は。

相手に作用して。

それに抗しようとする反作用で。

相手の身体は崩れる。

その結果。

そのまま引き寄せられる動きには。

抗することができず。

簡単に連れられてしまう。

さながら。

酔っ払いが肩を組んできたように。

力が出ないはずなのに。

上手く引きはがせない感じ。

逆に。

相手を引っ張ろうと。

身体を開いてしまうと。

腕の運動は。

個別のものになってしまって。

反対に自分に反作用が返ってくる。

上手く引き寄せられるときは。

相手は抵抗する瞬間が掴めないので。

気付いたら移動が始まっていたような。

錯覚さえ感じてしまう。

そんな練習の一幕でした。

2017年3月25日(土) 練習日誌① 足を使わず連続で前進する

Permalink:

頂心中でスライドして前に出る練習を経て。

小八極の套路でさらに発展。

右小纏絲(みぎしょうてんし)。

拗歩右抱捶(ようほみぎほうすい)。

馬步捶(まほすい)

それぞれ。

拗步捶が終わったところから。

連続して前進していく。

このときに。

足の工夫で前に次ぐのではなく。

肚を起点にして。

足は追い付かせるに留めて。

水平方向。

左右に切換えすことで。

スライドし続ける。

そうすると。

身体が蹴り上がることがなく。

滑り続けることができるので。

一歩一歩の拍が捉えにくくなり。

相手の引き退がりが遅れることになる。

たん・たん・たん。

と来ると思っていると。

たん・た・たん。

のように。

馬歩捶が放たれて。

遠間から演じてみせるだけでも。

感覚のズレで身動きがとれなくなる。

皆一様に驚いて。

そんな練習の一幕でした。

2017年3月18日(土) 練習日誌③ 頂肘で滑り込む

Permalink:

八極拳の套路から。

頂心肘を抜き出して。

上げた右足と。

右に捻る肚を拮抗させて。

それを緩めることで。

肚。

胸。

肩。

肘と。

慣性を伝播させていく。

一見。

身体を開いたような。

後退するような動きにみえるけれど。

身体全体の慣性は。

前方に向かっている。

その推進力と。

馬歩に展開する沈身で。

摩擦から解放された身体は。

前方へスライドして滑り出す。

後ろ足で蹴ってしまうと。

身体は浮いてしまうけれど。

跨を折り畳むと。

沈みながら進行できる。

はじめは。

その場でゆっくりと。

身体の展開を確認して。

前に置いた足の前足底に。

負荷が掛からないことを確認する。

徐々に力の緩みで。

充分な速さが得られれば。

自然と滑る推進力が生まれていく。

肘を当てずとも。

靠を宛がうだけで。

後方に弾き飛ばされてしまう。

そんな練習の一幕でした。

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.