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雑記: バネのもつ位置エネルギー

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留めた力を外して。

勁力を得ることは。

身体の各部位が備えている。

位置エネルギーを。

運動エネルギーに変えることだと伝えることがある。

だけれど。

位置エネルギーというと。

所謂。

質量と高さで定まる。

位置エネルギーだけ思い当りがち。

そっちの方が物理の授業では。

主に取り扱われていた気もするし。

すると。

中国拳法では。

沈墜勁のイメージに誘導されやすくなるけれど。

位置エネルギーは。

重力に依るものだけでなく。

バネのもつエネルギーとしても語られたことを思い出したい。

バネ係数とかいう弾性を表す係数と。

自然な位置から縮んだり伸びたりした幅の二乗。

それらが掛け合わされたのがエネルギー量。

僕らの身体も。

空間に形を留めるためには。

どこかしらが。

縮んだり。

伸びたりしている。

それは主に筋肉や腱の作用だったりするけれど。

そうして保った位置エネルギーを。

抵抗なく発揮することができれば。

弾性を表すバネ係数も高くなるし。

拮抗筋で邪魔すれば。

バネ係数は小さくなってエネルギーも小さくなる。

そして。

エネルギーは転換されて伝わる。

位置エネルギーが運動エネルギーに変わり。

それがどれだけ連鎖して。

整ってまとまったかで。

発揮する総量も変わってくる。

整勁というやつだ。

エネルギーそのものは。

素直にその運用に従うだけ。

そんな自然の理のひとつ。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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