理を愉しむ中国武術を目指して <東京功夫 小桜会> Menu

2017年2月11日(土) 練習日誌① 緩めると伸びるところ

Permalink:

力を緩めることの連鎖は。

はじめは慣れないもので。

似て非なる動きを。

力で作ってしまったりする。

その辺りは。

やっぱり反復で解消するしかなく。

何度も試していくほかない。


それを練習するべく。

胸。

鎖骨。

肩甲骨。

これらの連動を試す。

まず。

胸骨を前に突き出す。

胸骨が。

前に突き出るためには。

背筋が絞れる必要があるので。

背筋を緩めれば。

胸骨は元に戻ってくる。

このとき。

胸骨の突き出に対して。

鎖骨を支える筋肉を合わせて緩めれば。

緩めた筋肉は伸びることになる。

筋肉は。

緩めたはずでも。

慣性が加わることで。

別の角度での緊張を生じて。

改めて緩め直すことができるようになる。

これを使って。

胸骨から鎖骨が稼働して。

その結果。

肩甲骨が脇の方へ回り込む。

腕の形を留めおけば。

肩周りから腕先までの。

重い部分の運動が起こり。

その腕を相手が掴んでいれば。

そのまま慣性が伝わっていく。


これらの緩めは。

別の拮抗筋の緊張でも作られる。

けれども。

そうして作られた運動は。

反作用を生んで。

相手が後退させられるのではなく。

自分が後退させられる結果を招く。

力を入れるという分かりやすい知覚ではなく。

力を緩めるという分かりにくい知覚を育てる。

そんな練習の一幕でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿

~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

Powered by Blogger.