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2017年1月21日(土) 練習日誌③ 片腕で生じる一二三手

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身体の作用で腕を操れるようになったら。

だらりと腕を下げたところから。

肚の揺り動き。

揺り戻しを使って。

右腕を回すように使ってみる。

肘が先行して。

自分の顔の前をなぞるような動き。

服の上膊(じょうはく)で。

汗を拭うような形。

身体からの作用に沿えば。

顔前を拭いながら。

そのまま肘が旋回して。

身体の外に落ちていく。

これを使って。

相手に顔面を突き抜いてもらう。

はじめはゆっくり。

その動きに合わせて。

上げた肘に垂れ下がった前腕で。

その突きを逸らす。

そのまま。

外に旋回する肘を。

相手の顔面に向かわせる。

相手が反応できなければお仕舞い。

後ろ手でカバーしてきたら。

肘はそのまま預けながら。

上腕二頭筋の力を緩めて。

流れのままに。

相手の脇下や鳩尾を打つ。

もしくは。

横薙ぎに。

相手の顔面を打つ。

ひとつの挙動で。

一手の防御と。

二手の攻め。

三手の追撃を起こす。


大事なのは。

一手ずつ区切らないこと。

一手ずつ力を供給しないこと。

一手ずつ決めようとしないこと。


段々ふつうの速さに上げながら。

突然上げると。

三手目がふつうに当てられるので。

ちょっと危ないことになりかねない。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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