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2017年1月8日(日) 練習日誌① 手を四つに組んでも争わない

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力の伝達は。

何かの作用をもらった場合。

大抵力みによって自分で連鎖させていることが多い。

両手を。

正面で相手と絡ませるように掴み合う。

手を四つに組むという状態。

相手は。

手に力を込めて。

上から下に押し潰そうとしてもらう。

これに反発して。

同じように潰し返そうとすれば。

各関節が固定されて。

それが作用と反作用を生み出し。

結果力の弱い方が潰れることになる。


手を四つに組むとき。

手の握り込みを。

手首を前に押し出すことによって。

力を込めず。

むしろ力を緩めることで握り込むようにする。

肘や肩は。

自分の肩甲骨と。

持ってくれている相手の間で。

ただ吊り下がるだけ。

そうとだけしている間は。

相手が込めた力は素直に作用することはなく。

素直に相手に反作用として返る。

相手は自分の反作用を押さえ込むために。

身体を固めなくてはいけないくらい。

そうして。

胸を張りながら跨を引けば。

直下する運動が伝わって。

相手はその場に膝を着くことになる。

あまりにもあっけない幕切れに。

掛けてる方も掛けられている方も。

化かされたような顔をする。

そんな練習の一幕でした。

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~神秘と自然への道のりを悠々自適に共に歩こう~ 日本に伝わって、日本で育った中国拳法をベースにして、中国拳法の套路や概念を頼りに道を探求する会です。あくまでも楽しむこと。人生を豊かにする活動でありたい。本質を求めながらもたどり着くことに拘らない。求める過程を楽しんでいきたい。それを目指して、中国拳法の神秘性と実践性、道としての在り様に則って活動します。東京と愛知を中心に練習会を開催しています。

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